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歴史あるカルティエの腕時計たち

こんにちは!

 今回は魅力に溢れるカルティエの歴史についてお話しさせていただいた前回に続いて、これまで数々の名作を生み出してきたカルティエの腕時計たちについてお話しさせていただきたいと思います! 

 登場から現在まで長年愛される代表モデルから、ヴィンテージウォッチとしても歴史あるブランド
ならではのカルティエの今は残念ながら廃盤になってしまっている名作モデルまで一挙お話しさせていただきます!

それではいってみましょう!

・タンクシリーズ

 1917年に誕生したカルティエウォッチの代表格「タンク」は、長い歴史の中でベースとなる角型ケースにアレンジを加えた派生モデルが数多く発表されてきて、長年人々から愛されるまさに不朽の名作です。 そんなタンクシリーズの様々な魅力的な モデルを紹介します!

・タンクルイカルティエ

 1922年に発表された初期タンクの後継モデルで、シンプルな角型ケースでクラシックなこの形にリューズに取り付けられたサファイアカボション
(リューズに付けられた飾り)がジュエラーらしい
こだわりが光る伝統的なカルティエの腕時計です。
 このモデルはイエローゴールド製のケースが使用され、少し丸みを帯びた形をしています。 ゴールドならではの上品さと曲線の要素が加えられた美しさのあるこのモデルはタンクの完成形と言えるモデルだと思います!

・マストタンク

 1970年代から「美を愛する人は必ず持つべきもの」というコンセプトから発表されたタンクの普及モデルです。 利便性と時間の正確さが利点の
クォーツムーブメントを使う事で価格を抑えて、
シルバー製のケースの上に金箔のような薄く伸ばした金を貼り付ける「ヴェルメイユ製法」で作られた腕時計です。 低価格ながら使いやすさと上品さ、ジュエラーとしての技術が詰まったカルティエの
エントリーモデルです!

・タンクフランセーズ

 1997年に登場した現在のカルティエレディース
ウォッチの代表作です。 伝統的なタンクの形を受け継ぎながら、四角いケースの角をスパッとカットしたようなシャープな形が特徴的なモデルです。 
 ケースとブレスレットが一体化したようなデザインで、留め具の継ぎ目がない連続的なジュエリーのようなカルティエのブレスレットと相まって、時計のようなジュエリーとして着用していただけるジュエラーであるカルティエのこだわりが感じられる腕時計です!


・サントス

 1911年に商品として発表されて以降「元祖メンズウォッチ」として愛されてきた名作腕時計です。 角型のケースにネジを留めたようなデザインは無骨な印象と機能美が絶妙に合わさった普遍の美くしさが感じられます!

 初期型の形を受け継ぐ「サントス・デュモン」や、ケースに曲線美のある湾曲を加えた「サントス・ガルベ」、薄型が基本のサントスに厚みを持たせた重厚感のある「サントス100」、八角形のケースの「サントス・オクタゴン」などなど、基本の サントスの形をベースに、様々な細かなアレンジを加えたモデルが多数発表されていて、現行品はもちろんヴィンテージ品から自分に合ったモデルを探すのもサントスの醍醐味だと思います!


・パンテール

 1930年代末頃に当時デザイナーだったジャンヌ・トゥーサンが、機能美を追求するアールデコの次に自然的モチーフが流行る!と予見して動物や植物などからモチーフを得たジュエリーを発表しました。
 そして「ラ・パンテール(豹)」の愛称で親しまれた彼女の代表作が、豹をモチーフにしたジュエリーコレクション「パンテール」です。 
 優雅で野生的な魅力にあふれたこのジュエリーは、カルティエを象徴するアイコン的なコレクションになっています! 1983年に腕時計としても発表されて、角形のケースからサントスのようにも見えますが、パンテールのケースの側面には腕を伸ばした豹のような美しい曲線が施されていて、より女性的な印象のある腕時計です。 
 豹の足跡から発想を得たフラットなコマで繋ぎ合わされたブレスレットは、しなやかで腕馴染みが良いのも魅力で、全体を通して上品ながら何処か動物的で美しいカルティエのレディースウォッチの最高峰と呼べる腕時計です!


・ヴァンドーム

 パリの中心地ヴァンドーム広場から来た名前のこの腕時計は、パリの街を巡っていたルイ・カルティエが馬車のシャフト(車輪同士を繋ぐバー)から発想を得て、ケースとブレスレットの接合部分にシャフトをモチーフにしたデザインを取り入れた独創的な腕時計です。 
 初期モデルは四角型のケースでしたが、70年代には楕円のような形のケース、80年代には丸型ケースとその時代に合った形で発表されていました。 中でも丸型のヴァンドームのケースに、パンテールのブレスレットを組み合わせた「パンテール・ヴァンドーム」は、美しく丸い曲線を描いたヴァンドームのケースに、気高さを感じさせるパンテールのブレスレットを組み合わせる事で両方の良さを合わせ持つ傑作だと思います!(筆者が大好きなモデルです!)


・サンチュール

 シャープな八角形にデザインされたケースのベゼル(時計の枠)には、イエローゴールドとホワイトゴールド2色のラインで構成された上品な腕時計です。 タンクとサントスの良さを合わせたようなデザインで、直線の美学を追求したカルティエの隠れた名作です!
 シンプルな機能美的な外観にリューズをベゼル内に収める事で、故障や誤動作を防ぐ作りになっていて機能として作りも秀逸なのもカルティエの美しさへの美学が詰まった腕時計だと思います! この格納リューズの作りは、後のカルティエウォッチにも受け継がれて現在の「バロン・ドゥ・カルティエ」に同じ作りが採用されています。
 また、派生モデルにはカルティエの代表ジュエリーの一つ「トリニティ」の要素が加えられたイエローゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールドの3色が組み合わさった「サンチュール・トリニティ」は、まさしくカルティエというブランドを表現したような素晴らしいデザインの腕時計で筆者がカルティエの腕時計の中で最も好きなデザインの腕時計です!


・まとめ

 長い歴史の中で生み出されて来たカルティエの腕時計の数々、みなさんは気になるモデルありましたか?

 数多くの顧客のニーズに応えて来たことによって磨かれた芸術センスや、時代の流れを読む先見性、シンプルかつ上品の中にもジュエラーらしい遊び心がある。 そんな素晴らしいデザインがカルティエのすべてのモデルから感じることができます!

 カルティエや腕時計お好きな方はもちろん、デザインを見るのが好き!、という方にも楽しんでもらえるのもカルティエの魅力かなと思います!

 文章でのご紹介になりましたが、気になるモデルがありましたら、ぜひ!調べてみてくださいね!!


 ここまで読んでいただきありがとうございました!
 私個人としてカルティエのファンでもあって
個人的な見方も交えた執筆となりましたが、とても楽しく書かせていただきました!!
 これからも知識だけではなく、さまざまな見解も含めた執筆をさせていただきますので皆様よろしくお願いいたします🙇

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#ヴィンテージウォッチ

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