国会議員の報酬の比較について

よく日本と海外の議員の報酬を比較して「日本は高い」という論調が目立つが、報酬の中に含まれる内容が違うことが多い。
このNoteでは、日本の国会議員報酬を基準に、他国の議員報酬を比較できるよう、なるべく明細を記載した。

日本の国会議員の場合(総額:約74,300千円/年)

歳費:1,294千円/月
経費(調査研究広報滞在費):1,000千円/月
経費(立法事務費):650千円/月
(出典:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC1000000080_21171231_505AC1000000070

手当(3.25か月):4,206千円/年
特殊乗車券※:1,961千円/年
公設秘書経費:32,804千円/年
(出典:https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/osirase/kaikei-kettei4.pdf/$File/kaikei-kettei4.pdf
※予算総額を議員定数で除算

参考)私設秘書に対する支出:14,500千円/年 <=歳費・経費から捻出
(出典:朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASP4K5QJMP3SUTIL017.html

海外の国会議員について

参考)https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11456945_po_1090.pdf?contentNo=1

アメリカ連邦議員の場合(約156,000千円、2019年時点、ドル120円計算)

参考)https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_999993_po_062702.pdf?contentNo=1

報酬:$174,000/年
秘書雇用手当:$944,671/年(これで20名近く雇う)
公務用郵送手当※:$176,715/年(平均)

※速達料金の 3 倍に選出選挙区の 住居住所数を乗じた額の 45%
参考・速達料金)
※住戸がわからないので人口を5で割った(≒14万)


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