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求めていたものはこれだったんだ!

お引越しを決めました

子どもたちが巣立って、月に2~3度週末に帰ってくるという単身赴任の夫と、いわゆる週末婚の夫婦で二重生活を送っていました。
子育て支援ボランティア、ホームスタートはそんな生活の中で見つけた貴重な経験でした。そんな折、また新たな赴任先へ夫の異動が決まり、いろいろ考えた末、一緒にくらしたいと、夫の借家に引っ越すことにしました。
今私が暮らしている家は家族4人で暮らした家…。4LDKの2階建ての借家です。引っ越す夫の赴任先の家は2DK!!たくさんの「持っていけない物」があり、どう処分しようか頭を悩ませる日々です。
子どもたちが中学に上がる年に越してきて12年…。中学から大学卒業までの子どもたちの成長をそのまま感じられるモノばかり。。思い出がたくさんありすぎて、「捨てらんないよ~~( ;;)」と毎晩泣いていました。
こんな思いまでして本当に引っ越すべき??子供たちが帰ってくる場所として二重生活は続けるべきではないか!?何度も心の中で葛藤がありました。体が二つほしい。。心も二つほしい。。
心も体も、しばらく病んでいたように思います。更年期?みたいな感じもあり。。
でも今回の引っ越しは、いつかはしないといけないと思っていたこと。。いろいろ苦しくて大変だけど、考えようによっては体力がある今がそのタイミングだったのかもしれないと思います。そのくらい大変な断捨離です。

いってらっしゃい!おかえり~!が言える幸せ

そんな中、夫の家に1週間滞在し、平日の朝、出勤する夫に「行ってらっしゃい!」と久しぶりに見送りました。なんだかとても新鮮で、不思議と安心感がありました。
洗濯、掃除、買い物、炊事…普通に家事をこなし、昼間は近所を散歩して、新たな土地の空気を吸いながら、ここで暮らすんだな~と、越してからの生活を想像しながら心も少しずつ前を向くようになりました。
夫の仕事は毎晩遅く、かなり疲れて帰ってきます。ほんとに大変で、お互いに支え合う必要を感じます。
「おかえり~!」そう言って迎えられることも、心が喜んでいました。

土手を歩く


一緒に食事をする人がいる幸せ

こんなに朝早くから夜遅くまで働いて家のことも全部ひとりで…そして週末は片道100km超えの道のりを往復しての繰り返しをもう2年も続けてきた夫。更に、これを数年前に3年やっていたわけですが「みんなやってるから!」と当たり前のように口にする。。だから私も「そっか!みんなやってるならうちもそうよね。」と割り切っていましたが、子どもたちが家を出て一人になってからの二重生活は私自身の心と体にも負担が大きいものでした。一人で食事するのって寂しい。。作るのがめんどくさくなり、食欲もなくなっていきました。
でも久しぶりに1週間、夫と二人で食事をして「美味しいね~!」って言い合えたことで心も体も少しずつ元気になっていったように思います。

眠る時、一人ではない幸せ

規則正しい生活と、一人ではない安心感で、睡眠もよくとれたように思います。体調も改善し、不安な気持ちも多少減ってきました。
子育て期間が終わり、年齢とともに環境の変化に心と体がついていけなくなるものですが、やはり、家族と一緒に暮らすことで乗り越えていけるものなのだなと感じます。

ありきたりの夫婦の生活

夫の家で過ごした1週間で取り戻した体力を維持しつつ、お引越しの作業は進みます。
はっきりわかったことは、私は普通の夫婦がしている生活がしたかったんだということ…。毎日を健康的に過ごすこと!そのことに気がつきました。経済的にも考えて、夫婦二人での二重生活は私達には合わないように思います。
子どもたちには懐かしい家に帰れず、申し訳ない気持ちもありますが、親が暮らす地域と家が変わるだけ。声が聞きたくなったら電話でもズームでも、いくらでも繋がれる時代。会いたくなったらどこにいたって会えるよね。引っ越し先の家にも、子どもたちが泊まれるスペースはあるよ。。狭いけど。。母さんだって会いに行くし、大丈夫!!ずっと親子だからね!

これからは夫婦二人で、引っ越しの生活が繰り返されるわけだけど、そこも、やり方を覚えて、スムーズに動ける工夫を身につけなくちゃ!と思っています。モノを増やさず身軽に、経験を楽しむ生活に切り替えていきます。
夫の仕事の都合もあり、引っ越しはもう少し先ですが、こちらでお世話になった方々とのお別れもしっかり行いつつ、荷物の整理を続けます。
ホームスタートは引っ越し先にスキームがなく活動できないようで…残念ですが、またどこかで活動できたらいいな~!
そんなこんなで、こちらの記事は内容が少し異なりそうですが、子育てや、家族についてなど、綴っていきたいと思います。


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