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SNMPの拡張MIBを定義してみる

ASN.1、SMI、MIBモジュールについて知ったら拡張MIBを定義できます。実際に定義した例の説明です。
「実践SNMP教科書」を書いた時には、ベランダに設置した気象観測装置のデータをSNMPでモニタできるようにしていました。

拡張MIBのデータをSNMP化

気象観測装置は20年以上前にアメリカから6万円ぐらいで輸入したものを使っていたと思います。WifiやBuletoothではない無線+RS-232Cだったと思います。10年ぐらいはベランダにあって、かみさんに「邪魔だ」と言われ続けたものです。
今では

のようなスマホで取得できるものがあるようです。買いたい気もしますが、また邪魔だと言われるので止めておきます。

最近はBluetoothのセンサー

や OpenWeather

でモニタできるので大きな機材は必要ないです。

さて、本題です。
気象観測システムで取得できる情報は、

気象観測システムのデータ

気象感想システムのデータ

のような感じでFLASHの画面で表示していました。このデータをSNMPの拡張MIBで定義して対応するエージェントを作る方法を「実践SNMP教科書」に書ました。

拡張MIBの定義の流れ

拡張MIB定義の流れ

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SNMPの仕様について解説した本やサイトは、沢山あると思います。 独自の拡張MIBを自分で設計してMIBファイルやエージェントを作る方法を解説した教科書はないと思います。

20年近く前に書いた「実践SNMP教科書」を現在でも通用する部分だけ書き直して復刻するマガジンです。最近MIBの設計で困っている人に遭遇し…

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