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第α駐輪場のナイスなおじさんたち

家の最寄り駅は利用者が多いため、周辺にたくさん駐輪場がある。
私は第α駐輪場を利用している。
 
第α駐輪場のおじさんたちは素敵な方々で、気持ちのいい挨拶で送り出してくれる。

おじさん「おはようございます」
茶ぶどう「おはようございまーす」
(自転車に鍵をかける)
茶ぶどう「お願いしまーす」
おじさん「はい、いってらっしゃい!」
茶ぶどう「いってきまーす!」
……くらいの感じ。
ときには「寒いですねえ」「風が強くて」などのやり取りもする。
利用者の中にはもっとしっかり会話していかれる方もいらっしゃるようだ。
 
以前、駐輪場内に野良猫が出没していた時期があった。そのころは猫の話で「最近来てますか」「ときどき見るよ~」など会話していた。
 
第α駐輪場のおじさんたちはたいへん細やかである。
例えば雨の日、自転車を降りて鍵をかけている間に傘をさしかけてくださるなど。
そんなこと、職務に指定されているはずがない。
 
対して、道路を挟んで向かい側の第β駐輪場ではこういったやり取りは行われていない。挨拶も返ってこなかったりする。利用していたことがあるのでわかる。
もちろん、それは少しも悪いことではない。自転車を整理整頓するのが仕事なのだから。
しかし私は第一希望に「第α駐輪場」とずっと書き続けている。
第β駐輪場の方が、50~70メートルくらい駅に近いのだが。
 

この2つの駐輪場における気風の違いはスタッフの待機小屋と利用者の通路の構造に起因するかもしれないが、図解は面倒なので諦める。
やはり結局は「人」だな、という平凡な結論で終えておく。
 

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