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いつか習いたいのはチェンバロ

古いものが好き、という傾向がnoteを書きながらよりはっきり自覚できたのですが、憧れている習い事はチェンバロです。
 
ピアノを習っていたとき、あるソナチネを弾いたら先生が「あなたの弾き方はチェンバロっぽい」と言ったんですね。それが初めて耳にした「チェンバロ」という言葉だった気がします。
まあカタカタパタパタ弾いてて下手だったわけですが、それは誉め言葉っぽかった(少なくともその場では)。
その曲は元々チェンバロの時代のものだったそう。

(↓↓ピアノの先生に習ったこと(違)↓↓)

 
チェンバロはピアノよりも古い楽器で、見た目はピアノっぽく鍵盤が並んでいますが音の出るシステムは全然違うらしい。ハープシコードとかクラヴサンとも呼ばれます。
 
私が弾いてみたいのはクープランの「波」。「神秘の障壁」もいいなあ。
あと、ゴルトベルク、最初だけでいいから(笑)
 
クープラン、という名前との出会いはラヴェルでした。
「クープランの墓」っていう組曲があって。誤訳?らしい(「クープランを偲んで」くらいが適当らしい)けど、いい訳ですよね。
「クープランの墓」。いいじゃないですか。もの寂しい美があって。
 
「波」は、「ひねもすのたりのたりかな」って感じがする。
岸辺でのんびり、パラソルを広げて、波打ち際を眺めている。
晴れ渡ってはいない気がする。薄曇り。
海は穏やか……むしろこれ、湖のさざ波かもしれないな。

 
「神秘の障壁」は謎タイトルということもあり一部で有名(笑)
なんとなく物憂げで、でも暗いわけでもなく。
これはお部屋の中ですね。窓辺のカーテンが微風に揺れている。
秋の午後、3時か4時。まだ明るいけど、夕方の気配が忍び寄るくらいの時間。やることがありそうで、ない。けだるい、手持無沙汰な時間。
ちょっとぜいたくな時間。
「メロウな」という滅多に使わない語が下りてきた。そんな感じ。

(しかしなんて美しい楽器 これは楽器なのか)
 
ギターで弾いてるバージョンも素敵。

まさかのマリンババージョンまで!

 
チェンバロは一回調べてみたら、自宅から割と近いところでお教室があって驚きました。でも長い坂を登らないといけなくて、自転車(非電動)で通うのつらいなって……むしろ都内の方が行きやすいかも。

そもそもピアノも最高にがんばったときですら大したレベルに到達せず、最近は全然弾いてなくて指が動く気がしないのですが。
でも鳴らしてみたいなあ。チェンバロ。

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