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天風哲学で学ぶ社長のあるべき姿 4-1

正しい経営とは何か!(4-1)
経営とは一般的に複数の人が協力して、その会社の目的・役割を果たすためにある。その目的や役割は何かというと、当社が扱う製品や商品そしてサービスなどを通して、これらを必要とする人たちに適正価格でスムーズに提供することにある。その結果は満足を伴うものでなければならない。
 
こう考えると、あらゆる会社は、その会社の提供するモノやサービスによって社会全体、あるいは個々の人たちに役立つことを行ない、強いてはこの行為が社会全体の進化と向上をもたらしているものである。社会に貢献できない会社は必要なく、結果的にはこの社会に存在することは難しくなる。したがって、会社を経営する社長の考え方や言動が社会に受けられるかどうかにかかっている。
 
では社長たる人間の持つ考え方や心構えとは何なのか。それは、われわれが生活している社会はもちろん、もっと大きく宇宙全体の「進化と向上」に他ならない。経営を通し、今日より明日、明日より明後日、そして自分以外の人たちに幸せと利便性などを向上させることが必要なのである。
 
社長である経営者は、まず経営の前に人間としてどうあるべきかという、人間の本質的な点が確立・形成されてなければ経営はできない。所詮、経営は人がやることであり、トップに立つ社長の考え方や手腕がその企業の体質や社風となって現れることは間違いない。
 
また、企業は単独では成り立たなく、社会に認知され、社会から認められ、社会になくてはならない機能や役割を発揮するからこそ存在価値があるのである。
したがって企業が存在していくためには、社会に貢献していくこと、わかりやすく言えば必要とされ、役立つことを行うことである。
つづく

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