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社会の縮図を列車で表現仏の社会風刺と韓のガッツで手に汗握る「スノーピアサー」見た

Pe설국열차/Snowpiercer(2013年製作の映画)
鑑賞:2022.1.30、記事公開:2022.4. 2
監督・脚本:ポン・ジュノ

ポンジュノだしティルダスゥイントンも出ててるし、ちゃんと見ようと思ってたらいつまでもかかりそうなので、エイヤと。

映画は思ってたよりも面白かった。さすがポンジュノと言う感想。
バンドデシネらしい。

舞台は列車の中で、そこに至る設定も独創的で面白いなと思っていたら、列車に斧を持った男がギッシリいるシーンで、SFでは無いとようやく気づいた(限られた列車内であんな人達を養えるはず無い)。どちらかと言えば社会風刺。ずっと戯曲っぽいなと感じていたけど風刺的なアプローチ。

なるほど、これはこれで面白い。けどフランス人て本当に民衆が権力者に立ち向かう話が好きなんだなあ。

映画はテンポも良く見せ方もサスペンスフルで良い。世界観も列車内の雰囲気もいい。特に萎えるところもなく楽しめた。(しいて言えば悪人が日本語を喋るのは気になったかも。キャストはアジア人だから悪い奴は日本人にしてしまえと言うことなのか?もしくは悪いアジア人は日本人に決まっているということだろうか)

お楽しみのティルダスィントンはじめ、チームグエムル、よく見ればクリスエヴァンス、贅沢なお年寄りキャスト2人ともどもみんな良かった。特にティルダスィントンは楽しそうだった。メガネとか歯とか誰のアイデアなんだろう。原作のビジュアルなのかな?

モチーフは新規性のあるモノでも無いので、見所はやはり最下層から成り上がろうとするの様だろうか。主要っぽい人も容赦無くて過酷で良かった。

プロテイン製造機のところもキツくて良かった。

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