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ドント・ウォーリー

Don't Worry, He Won't Get Far on Foot(2018年製作の映画)
鑑賞:2019/05/03、記事公開:2020/06/14
監督:ガス・ヴァン・サント、脚本:ガス・ヴァン・サント

ガスヴァンサントとホアキンフェニックスの名前で見ないわけにはいかない。
タイミングがあったので早速。

面白かった。よく確認して無かったけど、お得なキャストが目白押しで得した気分。
ヤケに味のある人と思っていた禁酒会のリーダーが、後で見るとジョナヒルでびっくり。見た目が今までと印象違うけど流石の存在感。

この作家の魅力は、人間に対する責任とか、自分の表現に対する覚悟みたいなものがしっかりしている事のように考えた。例にして申し訳無いが、イーストウッドが浮かんだ。イーストウッドが作品に反映しているのは社会が規定するだろう人間性。けれどガスヴァンサントは自身が考える人間性に基づいているという違い。イーストウッドにどうもノレない理由がわかった気がした。

もう一つはホアキンフェニックスの引く感じ。あんまり前に出てこない存在。だからこちらがついつい歩み寄り引き込まれてしまう。そんな魅力を感じた。きっと過去に組んだ監督たちもそんな感じで引き込まれていったのでは無いだろうか。

キャストも良し画面も良しでとっても良い作品でした。

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