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安く旅行するなら何かを犠牲にせよ!その3


さて、その2でいくつか飛行機の料金体系を紹介しました。
むっちゃ高くなる事もあれば色んな条件を満たした中でむっちゃ安くなることもあると理解していただければ幸いです。詳しい事は後に2.5出しますのでそれで見てください。

それでは続いて
格安航空
もといLCCを見ていきましょう。
※以下LCCで統一します。

とにかく安い

価格崩壊その1
成田空港発です
価格崩壊その2

おそらく東京から九州、沖縄、北海道については(LCCの設定が少ないですが四国も)

安さと速さを兼ね備えた交通機関として
1番コストパフォーマンスに優れていると考えます。

ちなみにタイトルの

安く旅行するなら何かを犠牲にせよ!

をつけたきっかけはLCCのメリットデメリットを考えていた時にそう思ったからです。

それ程の犠牲とは何なのでしょうか?
私が考える犠牲(デメリット)は

  • 東京は成田空港に離着陸を行う

  • 快適性

  • 若年齢層による多少のマナーの悪さ※個人的な感想な為省略

  • 保安検査等の時間の厳しさ


大前提として羽田空港と成田空港を混合しないようにしましょう。

LCC国内線は基本成田発着です!

1番上の部分は住んでる場所によりますがきちんと考えなければ詰む要素を含みます。


特に埼玉県にお住みの方々にとってこれは

致命傷


と言えるでしょう。



よし
このpeachの片道航空券買っておこう
えーとこの1万円ぐらいの奴にしておこう

シンプルピーチは旅行慣れしてないと厳しい為真ん中のバリューピーチを使います。


よし。これで11000円位で沖縄行けるぞ!やったぜ

ちゃんと調べ尽くしましたか?


自宅最寄り駅から成田空港間の運賃きちんと見ましたか?

例として川越~成田空港の運賃を見ておきましょう。

意外と高いね……



よく見てみるとスカイライナーの特急券で1300円の追加料金がかかっていますね。この部分は節約可能なので、無しで考えましょう。

半額位か?結構良い値段ではないでしょうか?
川越等の中核市は大体空港迄の高速バスがあります。
多分。
始発だとこんな感じ


よく分からないな

比較の為に羽田空港までの運賃も確認してみましょう。

比較して見ると色々と違いますね

  • 料金差

  • 時間

  • 徒歩の有無


これがこの画像数枚の比較でわかるわけです。
当然実際に行動に移してみたらもっと羽田空港と成田空港で勝手が違っても仕方ないわけで。
航空券単体で見るのではなく、1で似たような事言ってますが

移動費全てで見てください。


快適性


つまるところのんびりできるかってことです。
見るべき所は移動の所要時間、飛行機のサービスでしょうか。あと座席前のモニターとかかな?
またフルキャリアでは大抵はあるドリンクサービスはLCCでは有料となります。

安くなる料金と増加する時間を吟味し
コストパフォーマンスで見るか
ひたすら安さを目指すか
をきちんと考えていきましょう。

座席の狭さ

3cm~5cm程短いです。
え?3cmぐらいだったら行けるやろって?
どうなんやろおそらく普段からフルキャリアでなれてるかたは違和感は感じると思います。

まあそれでも国内線であれば成田空港基準で鹿児島以北であれば大抵の人は我慢できると思います。

沖縄は偏西風の動きによりますが、
成田⇒沖縄は2時間強を飛行機で過ごす事になります。それを耐えれるかどうかでしょう。


ちなみに、沖縄⇒成田では追い風に変わるのでもっとはやく移動できるかも?


ただ、旅行終了の疲れてる最中で乗ることを踏まえると、やはり人によるのかなぁと感じます。  

30分程度フライト時間に差がある事が確認できます


時間の厳しさ(定時運行率等)


お金をかけない旅行において犠牲にしがちですがこれかなり大事です。

安く行く方法というのは前の記事の通り様々なものが犠牲になります。行動方法に制限がかかるだけでなく、時間帯にも制限がかかる事を周知しておく必要があります。

そしてその時間帯に間に合うように都合よくスケジュールを組むわけですが、

LCCだと都合上タイトな航空ダイヤを組んでいる為遅れが発生した場合、遅れが後々に響きやすいです。

その遅れに引っかかってしまった場合、最悪だと旅程の崩壊が考えられます。崩壊がなかったとしても、旅費の増大が発生し、普通に行った方が安いしよかったやん!ってことにもなりかねません。余裕をもてる飛行機かどうかを前後の旅程を見て判断をしましょう。

ピーチもこれぐらいの定時運行率です。 JALANAとかは90%前後です

※ちなみにタイトなスケジュールだからこそあの安い航空運賃が実現できたりするのです。だからダイヤが遅れてもイラつかないでじっとまちましょう。

ということでやっと本題です。

こうして安くお客様を運ぶ為タイトなスケジュールを組んでいるわけです。
当然私達もそれらの餌食となります。
具体的には
搭乗時間の締切
遅延、異常時の対応
が厳しい物になります。



搭乗時間は当然ですが守らないと乗ることができません。
20分前に保安検査を通過しておく必要があります。この20分はとても大事で
航空機のバランス調整などの細かいですがフライトにとって
極めて大切な作業が存在するので
鉄道みたいにギリギリまで乗るか乗らないか選ぶということは実質不可能です。

これがLCCだとどうなるか
30分前となります。
あれ?意外とどうにかなりそう?
見えないサービスが削られている点を忘れては行けません。

とにかくLCCの保安検査場が混みやすいです。
フルキャリアのそれらと違い、荷物関係にかなり厳しい検査を行う為、時間がかかります。そのためかなり余裕を持った行動を求められます。
※2時間ぐらいはもっておくべき

あと飛行機に乗った事ある一部の方は経験あるかもですがもし間に合わないかも!ってなった時
キャビンクルーの方々が特別に優先的に保安検査を受けさせてくれたり。
乗る飛行機を振り替えたりしてくれたり。
と万が一が起こった時のサービスがかなり手厚いです。
そんなサービスをしなくても約款的には大丈夫であっても場合によって行ってくれたりするので本当に頭が上がらないです。だからこそ高い満足度を誇るのでしょうか?最高です。

LCCはそういったものはないとみて良いでしょう。サービスを限りなく切り捨てて安さを提供してるためある程度は仕方の無いことです。
そういった万が一が起きても対処ができるよう、
時間の余裕を持つか、振替できる飛行機プランをとってみるなどの備えをしておくべきです。

時間に間に合って感激して1枚写真をパシャリ
本来であれば間に合わない時間に着いてしまったものの、奇跡的に遅延してくれたおかげで間に合いました。


払い戻しをする際も注意が必要です。多分殆どが現金、キャッシュ額の返却ではなく、航空会社独自のポイントでの払い戻しとなります。
お金は引かれてしまうのでその点も気をつけましょう。


これらのデメリットをきちんと理解して上手く利用できれば遠距離では間違いなくLCCを使う事がコストパフォーマンスでは頭一つ抜くかと思います。
ぜひこれらを踏まえて旅をしてみて下さい。

次回も続きます

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