まほステ祝祭Part1サイコ~~!!

埋め込みできるからふせったーから這い出てきた。
私はチレッタの周りの皆さんに掻き乱されつつ、フィガロにしっちゃかめっちゃかにされているオタクです。(自己紹介)


はじめに

まほステって、最高。
キャストの魅力、NPCの存在感、POW-ersの皆さんが支える世界観、演出づけ、脚本の翻案……いろんな最高がある作品だけど、個人的には楽曲の最高さが自分の中で燦然と輝いている。
特に、リプライズを活かした構成。これが本当にたまらない。音楽を使った文脈が作品が増えるごとに増して……。

ということで、楽曲シーン中心に感想を残しておこうと思います。過去曲はありがたいことにYoutubeに上がっているのでそれを引っ張ってきながら……。
メインスト1部の方もいつかまとめたいね。オタクの備忘録。



M1奇妙な異変を鎮める方法

2章3章に続いて晶によるあらすじソングからスタート。
メインストの方はそれなりにあらすじパートが長かったですが、祝祭は独立した話なので簡潔な世界観説明で終えてますね。
わかってもわからなくてもいい。3時間後にはみんな「西と南って最高……」になってるから。

3章のM1見てみ? 関係性まで説明してくれているので8分あります。
3章M1、完全に本の本文始まる前の登場人物紹介ページで最高。

2章3章M1とは多分、調とかが違って、曲の雰囲気としてもしっとりめになっていました。ちょっと意外だった。ちょっと不安というか焦りを感じるアレンジ。
マッピングで今までの映像が流れるのがめっちゃいい。3章は写真でしたね。
「僕は信じないぞ」の瞬間があってたははになった。「夢見る明日」のオタクなので。はい。

「近づきすぎた 大いなる厄災」の晶の歌声、好きだな……になる。はやい。


M2聖なる祝祭

先生が3人しかいないのでちょっと原作と違う感じで話が進んでる。台詞の振り分けとかね、テンション上がる。
いないのが双子とオズなので、結構フィガロに振られてる感じがして興奮しました。そう、北師弟も好きだし都合を押し付けられがちなフィガロも好きだから……。
北が最後ってセリフが無くなってたので、北がトリじゃないのかもなあ。どうなるんだ、Part2……。カタルシスで終わるようにしてくれるのか、しかし、あるかな、カタルシス……。

イントロのこの楽器ってなんなんですかね。チェンバロでいいのか?
喋りと歌が混ざってるのがめっちゃいい~~!!
ファウストが歌った瞬間、「私はいま、まほステを観にきたんだ……」と全身が実感した。ファウストの「はあ?」を聞いたときも同じ。生を実感する。
シャイロックのパート、休符が色っぽくて最高。
フィガロは本当によく喋る。私はよく喋るフィガロが大好き。ありがとう。でもなんで晶の手を取ってお辞儀してるんですか? いつの間に「Shall we Dance?」から距離を縮めて……。
なんか喋りの裏が5拍子と6拍子の繰り返しですか? 変拍子が多いんだまほステ。

開幕前からずっと「同じ曲を各国アレンジで聴きたい!!!! 少なくとも西はジャズで南はケルトだから作りやすいはず!!」と駄々を捏ねていたけど、この曲のリプライズをやってくれて大満足。

この曲のサビはアニメでいうアイキャッチ的に使われていて、西は1幕の終わりに、南は2幕始まりにリプライズしてくれます。CM前とCM明け。
Part2でも先生組パートあるんだろうか~~! あらすじ的な感じでやってほしいな。観たいだけです。ファウストがなんか かわいそうなメンツですけど……。


M3出発の序曲(プレリュード)

さ、最高~~~~~~!!!!!! 大好き!!!

「始まりの合図」、使われるのかな、どうかな、と思ってましたが2クール目のOPだった(?)
でも使ってる楽器とかスタッカートが利いたピアノの音とかサビの入りとか締めのピアノの和音とか、かなり「始まりの合図」と交差する部分があり、嬉しかった。
サビの入り方が近すぎて「始まりの合図」聴いてても「出発の序曲」になるし、「出発の序曲」歌ってるとサビで「始まりの合図」になっちゃったりする。

サビ前でみなさんがお辞儀するところ(ラスティカのお辞儀見ました? 右手くるくるが美しすぎる……)とかも含めて、まほステシリーズとしての踏襲もあって開幕10分でテンション上がりまくった。

そう、10分ですでに3曲目が始まるんです。まほステってすげえ~~。

ふたりずつパートって嬉しいね! クロエとラスティカが素敵な握手してるのたまらない~~!!!! Part2はどうなるんですか?!(そればっか言ってる)

幸せの天秤はどちらに傾くのか?
触れなければ知らなかった温もり
正しさの在り処はいつか見つかるだろうか?
隠れていた傷ほど疼く

舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1 「出発の序曲」より

国ごとのシナリオをぎゅっと詰め込んだ歌詞。最高。
東がPart2でも同じ歌詞歌うんだろうな~~!! というのがワクワクですね。
Part2は4つあるからどうなるんだろう 「隠れていた傷ほど疼く」の部分が北か中央になるのか、前半のメロディを繰り返すのか。あ、サポートだけの南が抜ける可能性もあるか。
どうなろうと最高が約束されているので、どうなるのか楽しみ。
しかし、「隠れていた傷ほど疼く」がどこに対応しているのかがちょっとまだわかっていない。歌ってる皆様が紋章のあたりを押さえているから……。よ、読み返すべきなんだろうな。
そしてなんでフィガロは晶の手を取る役をまたやっているんだ……立候補制?

アントニオと家なし魔女も出てきてくれるんですが、みんなサビを踊ってるなか、クロエとラスティカが背を向けてずっと家なし魔女を気にしていて……胸が痛くなった。クロエは転んだところでも手を差し伸べていたし……。
アントニオとムルの絡みもヒリついててよい。
まじで「OP」の演出だなあ……。たまらない。

明るくて楽しみでちょっと切ない曲調のOPですごく好きでした。ちょっとポップス的な馴染みやすさもある? ね? リズム隊?
なんかめっちゃ転調してるということがリコーダーで吹いてみてわかった。
あとフルートが最高の動きをしている。
出会いと別れを前向きに捉えつつ、寂しさや悲しさのこともしっかり抱きしめるような、そんな曲。心を揺さぶる物語、「魔法使いの約束」によく似合う。
忘れられる存在である賢者だから、「憶えておくから」と言ってくれるの泣いちゃうね 忘れられるとしても……。


M4欲望の街

に、西~~~~~!!!!

西曲っていえば「月に焦がれて」「風の行方」ですけど、もっともっとムーディーなやつを初っ端からお出しされて最高になった。
ウッドベース、最高。私はウッドベースが好きです。あとでかいサックスの音ですか? これは。
サビからストリングスが入ってくるの嬉しい。私はストリングスが好きなので。しかしメインは管楽器。良い。
休符を生かしたメロディって西曲って感じがしますね。3章あたりから感じてきた。

街でわちゃわちゃしてるときの劇伴も「風の行方」なのわかる。西の生き方紹介パートだもんね。
西まほたちが行商人に声かけたりしてるところ、目が足りないよ。酒の行商を断ったファウスト、シャイロックが買って差し出された酒は受け取ってて、東の魔法使いってカワイ‼︎ となるね。西まほたちの慣れてる感がたまらない。

ムーディーに踊る西の皆さんも、振り回される東の魔法使いも最高。
ファウスト先生見てくださいよ。フレーズのキメで律儀にポーズを取ってくださってて……本当に、かわいい……。
シノとヒースは真ん中の方まで連れてこられちゃって……魔法で踊らされてる感じなんだろうな。
ほんとうに一幕、「東の魔法使いって、かわい~~!!」を見せてくれる。一日に、何度もね。(うるせえ) 一幕のマスコットポジって東なのかも。
個人的には晶のダンスもすごく好き
「嘘でも」で🙅やってるし狐のハンドサインやったりする振り付け かわいいね
ラスティカがセンターで踊ってるのもたまらんですよ。いつもあんなに優雅なのに楽曲の表現としては膝をガッと開くのとかね、最高。
カスの使い方しちゃったけど「一日に何度もね」は本当に好き。に、西~~(擬態語)


M5祝福と波乱のパーティー

たまらんね。西~~!!(擬態語)

感覚的に「宮廷音楽」を感じる!!!!!!!! 室内楽団が見える。音楽って、理論を知らなくても”わかる"のめっちゃいいですよね。お得(?)
このダンスみたいなリズム、なんていうんでしょうか。たまらん。
これM5てことは間もカットなしで聴け……なさそうだな……。カットされてムルの台詞から繋ぐ感じになるのだろうか。
ムルのパートの裏の低めのストリングスめっちゃいい。前半と後半でアレンジが違うのも最高。前半は宮廷音楽、後半の始まりは前半のメンバーがやりつつ、「おめでとう!」からドラムとかのジャズメンバーも加わって宮廷音楽の皆様と一緒にセッションになってるのがたまらん。そう、西は融合の街……。

西の国って、人間も西の国なんだな……という気持ちになる。
魔法科学を使ってるのって基本人間だから……人間の欲深い話が、好きです!

それはそれとして、前半の歌の間、横の階段で魔法使いの皆さんが「え?」「あれって……」「さあ……?」「老人……え?」「ふふ……」ってなってるのが面白くて好き。オモロ。西はウケてて東はげんなりしている。

全然関係ないんですが、ファウストが魔道具を出すと照明を反射して客席を照らすのがすごく面白かったです。
劇伴が「潜む声」なのいいですよね。人間と魔法使いの深い溝……。

後半のムルが入ってからのパート、東の魔法使いたちがいいように使われててとてもいい。そして口上の前にムルがファウストを邪魔しながらセンターに向かってたんだな。
西パーティに強制参加。シノが鎌を振り回す度に星が舞うようなSEが流れていたのが面白くて。西の魔法使いって、最高。
アントニオも、東の皆さんが暴れてたときは手すりの影に隠れたりしていたのが、西の魔法使いが暴れ始めてからはフロアに出てくるもんなあ。西の魔法使いって、最高。間奏も「月に焦がれて」ですし……。いつか歌込みのリプライズ、来てくれ……。


「西ってやっぱすげえな」ほんとそれね

アントニオが投げた袋いっぱいの銀貨を召使いがめっちゃ物欲しそうにチラチラ見た上で、賢者一行が受け取らないと見るとさっと拾ってナフキンに隠すのめっちゃ好きだった。私でも拾うと思う。欲深い人間なので……。

銀貨を投げられて捌けるときのシャイロック~~!! 怒っとる……


M6きみの幸せ/Short ver.

これねえ~~!! 先にオルゴールアレンジ劇伴で登場するから2回目以降お、となる。イントロがめちゃめちゃ好きなんだよな……。
ここから続けて家なし魔女のハミングになるのすごく すごく好き。消え入るような歌声……。
短い曲だと思って聴いていると、あとでリプライズが来ますよ(来ます)。

シノに対してこの話をするのがね、ね…………。
クロエが歌い終えて「くそっ」って感じで捌けていくシノ……。


「最悪」「最悪」「最悪」からのシーンも大好き まあみんな、好きですよね。
「もっと怒れよ!」にスッと段差を降りてシノの目の前に移動するシャイロックがすごく好き。普段は階段使う筆頭なのに……。
ムルのファウストへの絡みがどんどんしつこくなってて萌 かわいい……東の魔法使いって……。
晶の「がちゃがちゃ」がモノローグじゃなくて、台詞になってたのとてもよかったです。雰囲気を変える晶……。

ネロからクロエの「仕立て屋くん」、当初は「仕立て屋さん」だったけど原作準拠に変えてくれたんだなあ~。ありがとう……。


M7空っぽで一杯

大曲その1。そしてPart1の一幕と二幕を繋げる重要な曲でもありました。

まずイントロ!!!!!!
「『傷痕』のイントロだあ~~~~!!!!!」になる。

このメロディは「厄災」のテーマなので、彼女たちの異変が厄災の影響であることをめっちゃめっちゃわかりやすく教えてくれるんだなあ。
欠片ムルの曲「小さなピース」、ファウストの漏れ出た夢の曲「夢の迷宮」にもうっすら入ってる? よね? 傷なので……

厄災の影響(ファゴルタ)がうごめいている感じが曲からしてきてとてもいい。

そして歌詞が全編にわたって対比していて最高。
この「空っぽのグラス」「一杯のグラス」の概念ってステの翻案の中で生まれたものなんだと思いますけど、曲としてもかっこいいしストーリーもわかりやすくなるし最高。

家なし魔女パートは、「ひとりぼっち」を「孤独」と「自由」を乗せる言葉として使っていたのが印象的でした。
裏の楽器も最初はうら寂しい印象のアレンジから、3フレーズ目から横の流れのある心地よささえ感じられる。
「風の行方」でも「ひとりぼっち」を多面的な意味で使っている(と感じた)ので、西の魔法使いだなあ~となるよね。

アントニオパートでチェンバロいるのはラスティカ関係あるのだろうか。
口の端を上げて歌ってらっしゃるのが高貴て不遜でたまらない。
登場シーンのグラスよりもワインの量が多いの、細やか。

2人パートの掛け合いもめちゃめちゃいいですよね。
最後「私の人生の楽しみすべて」「私の人生なんて……」でアントニオ様の暴力的なまでの美声が家なし魔女の歌声を食っている演出、たまらんね。
家なし魔女の幸運・幸福をアントニオが食っているので……。


欠片ムル出てきてから愛憎の強制給餌でビビり上がってしまった。ヒリついていた……。劇伴が「月に焦がれて」だしさあ……。

ムルを制止したシャイロックの手を剥がすときの手の あの 色っぽさ な、な、何を見てしまったんだ……しかも客席側ではない方の手で……。
ムルに欠片を飲ませる前の欠片ムルの表情はシャイロックと晶にしか見えない立ち位置になっていて、だから晶は止めたんだな……というのが、わかった。晶、めっちゃ(ど、ど、どうしよう……)って感じになっていたし……。

髪の毛におリボン使ってるのがお揃いなんですよ!
本当に可愛い。

いきなりイラストすみません。せっかく各種貼り付けられる媒体なので、、、
めっちゃ久しぶりにクリスタ起動して描いたイラスト。対称定規を初めて使いました(初心者)。


M8幸運の天秤

へ、変拍子~~!!!!!!! やった~~~~!!!!!!!
どこから変拍子と言っていいのかわからんけどさすがにこの曲は変拍子でいいでしょう。
そう 私は2章月蝕の館での欠片ムルの曲、「小さなピース」にめちゃめちゃ魅せられた人間。5拍子て。足りなくて多い、最高だね。
まほステは3拍子が多いのも大好きポイントなんですが、今となってはわざわざ書くほどでもないくらい3拍子は当たり前に出てくるので……。

天空離宮の欠片ムルの話が出てきた時、「小さなピース」の劇伴が流れるんですけど、「あれ、5拍子じゃない!? (数える)……な、7拍子だーー!!!!」と気づいたとき もう マスクの下で笑ってしまった 最高すぎる
劇伴の方はレコードノイズのような加工が超良くて……まほステのノイズ音すげ~好き

この曲の5拍子の後ろに2拍足されてる感じの7拍子でした。
違う欠片ムルだからね、そりゃ拍子も変わりますわ(?)

3拍子とか6/8とかは当たり前に使ってきますが、5拍子とか7拍子はさすがに欠片ムルしかない。そういう使い分けもたまらない。


劇伴に話が逸れてしまったところで本題(?)

この曲の最高なところは、イントロが5拍子(5/8)と7拍子(7/8)が交互になっていて、「幸運の均衡が崩れている(偏っている)」ことを示しているとこだと思っています。音楽を使った演出、最高……。
ムルも、はじめの5拍子で右手を、7拍子で左手を掲げて天秤のような振りをね、していらっしゃるので。

そして、さらなる最高なんですけど、西と晶で歌う最後のサビは(多分)6/8拍子になっているのでは?
5と7で偏っていた天秤が、間を取って6になっている、という表現であると私は読み取りました。ただの深読みだったら恥ずかしいな。
で!(で?)、それなら「3拍子と5拍子でも良かったじゃん」と思いませんか?
間をとったら4拍子で聞きやすいし。
これは完全に私の妄想なのですが、6/8拍子って2拍子の仲間なので、曲としては「振り子」のリズムのように感じる事が多いんですよね。(タタタ/タタタ、で一往復するイメージ。「ゆめみ/るあし たー」です)
そこで、「天秤の均衡が保たれて均等に振れているさま」を表現するのに6/8拍子を選んだのではないかなあ、と思うんです。
なんか、小学校の理科でやったよね。「つりあった天秤は均等に揺れる」。それを思い出した。

いやしかし、1曲のなかでも変拍子のパート歌うのは欠片ムルのソロパートだけなの徹底している。(小さなピースもそう)
そしてこれをさらりと歌ってのける橋本ムル、かっこいい。

一応拍取ってみたんですけど、楽譜読めないし書けないしの人間のものなので「フレーズ全体としての拍数は合ってる」くらいの感じで……。
5は3と2だったり、7は3と4だったりするんだと 思いますが 私には わからない…… 

イントロ
5,7,5,7,3

メロ
3,3,3,4
3,3,3,4
3,3,3,2
3,3,3,3,2
3,3

間奏
3,3,3,3
3,3,3,3,3

サビ
3,3,3,3
3,3,3,3
3,3,3,3,3
3,3

間奏以降3拍子

大サビ
6/8(クロエのソロもそうかも。)

アウトロ
5,7繰り返し

ムルの歌ってるあたりがめちゃくちゃすぎる。はやくカラオケで歌わせてくれえ〜!!
普通の3拍子に見せかけてるところも1フレーズ5小節とかになってて収まりが悪くて最高なんすよね。
「おかしな状況である」「何がおかしいのか」というのをきちんとこちらに伝えてくる楽曲になっているのがいい。欠片ムルによる状況解説曲なので。
変拍子の曲って聴いてるとわけわからなくなるけれど、拍を取れるようになると"分かる"から、それも解説曲としていいな~と思いました。

盆からはみ出て散らばったトランプを晶が拾って両手に持って眺めていた回、なんかよかった……。


M9ショータイムのはじまり

イントロからおしゃれすぎ。マジのミュージカルじゃん。

衣装も素敵だあ~~!!! 東R衣装好き。フリフリシャツ……。
体のラインが出るとファウストが常に重心を偏らせて立っているのがよくわかる。普段外套とかワンピとかで隠れるからね。

東が作ってくれたトランポリンで西が跳ぶ感じの始まりですね。
ブラスが入ってきて最高になるんすよ。ぜってえジャズ曲と思ったらジャズ曲だった。西ってジャズだからさ。
ウォーキングベース、好きです。
マジで西と一緒に踊る晶よすぎませんか? そしてムルの箒を片付ける晶……萌え……
「この夜が浮き足立って 興奮している」という擬人化表現が大好きなんです。歌詞になると違和感がより減ってワクワクする。

ムルとアントニオの掛け合い、概念ラップバトルって感じでいい。陰気物騒も概念ラップバトル。
アントニオの自信たっぷりきらびやかな歌声と張り合うムル。かっこいい。
こん 歌詞 どうやって書いてるんですか? 良すぎる……
このシーンだけではないけど、皆さんカジノテーブルの上にずかずか登るのテンション上がる(ちょっとビビるけど)
ムルが約束するシーンの盛り上がりのトランペット? メッチャ好き ここディズニーじゃありません?

この曲、「東の魔法使いによる西の魔法使いへの激励」「西の魔法使い登場!」「西の魔法使い、潜入!」「ムルvsアントニオ!」が全部つながっており、マジでいい。30分アニメですか?
これ多分またiTunesで単品で買えない長さなんじゃないか? 

最後の締めもザ・ミュージカル! という感じで最高。拍手せずにはいられない。

普通に曲が難しくて風呂で歌えない。西祝祭曲、難しい。


M10きみの幸せ

M6リプライズあり。
初見でボロ泣きした曲。

クロエがラスティカに教えてもらったであろうことを、クロエが家なし魔女に伝えてあげるの、いいですよね。
そしてラスティカのパートになると鳴るチェンバロが好きなんだ。ラスティカが歌えばチェンバロも歌う(「これまでの物語」「世界に一つだけのスカーフ」等)。

「こういう生き方しか選べない」という状況に、クロエとラスティカが背中を押す。
背中を押すのはふたりの手じゃなくて風なんだなあ……。
西の皆さんの励ましって、ものすごく力強いのに全然押し付けがましくないのがすごい。

家なし魔女が「……歌!」と、いう言葉の次に出てくるのがもう歌なのがいい。「歌を歌いたい!」じゃない。歌えるから。
iPhoneの中じゃないこの舞台の上では、誰もが歌えるから……。
風に背中を押されて口をついて出たメロディが私たちの耳に届いたのが、すごくすごく嬉しかった。
銀劇の3階までを華やかに照らす家なし魔女の伸びやかな歌声がねえ~~素晴らしいんですよ……。笑顔も輝くようで……。
「素敵な西の魔女になりたいな!」のお顔、そのお顔ができたことが本当に嬉しくて……。自分の幸福を取り戻せたシーン、素敵でした。


M11大波乱の大演奏

緊迫感のある音、最高。

東の魔法使いたちを「語り手」にして歌わせるのすごくいい。サポートをこういう風に魅せてくれるのうまいよなあ。彼らが歌った瞬間緊張感が出ますもん。
刻むチェンバロのドキドキ感が好き。戦闘シーンの曲じゃん。
コントラバスの刻みも好きです……(一生言ってる)

ガチャ引く時に流したいよね。
「ガチャは運じゃない 天井と覚悟さ(字足らず)」

そして欠片ムルの台詞の裏は変拍子。

そしてラスティカ~~~~~!!! のピアノ当て振りうますぎませんか!?
盆が回ってピアノが流れはじめた瞬間、釘付けになってしまう。
センター→上手→下手の順で観劇したんですけど、手元見えないと本当に弾いてる!? ってなったし、いざ下手で観ても全然違和感がなかった。ペダル使ってないから弾いてないのはわかったけど、それくらい。(調べて初めて知ったんですけど、チェンバロはペダルないんですね)
祝祭のことも理由の一つに、ピアノ習ってくださってたとか。ありがたすぎる……。
ここはラスティカの当て振りがうまかったのでシーン全体の没入感が上がった。
スウィング。(学んだ)

クロエが家なし魔女と一緒に踊ったりラスティカのピアノを聴いたりしているのがめちゃめちゃ好きで……。
あと、まほステの曲って普通に? ドラム使ってる曲が少ないんですけど、ジャズだから家なし魔女パートからドラム入ってるのが最高でした。ハットの音が聴こえると嬉しくなるので……。
家なし魔女パートからコントラバスがボウイングからピッツになる 一曲で2度美味しい。

ふたりずつにチーム分けしてるけどひとつのシーンとして創り上げられているの、最高。実際は別の部屋で行われている(のかな?)という出来事をひとつの板の上で。同時に視界に映り続ける。舞台ならではの魅せ方だよなあ。

「手にしたグラスになにを注ぐ?」って、「手にした力で何ができる?」だよなあと思ったりもしました。メロディも似てる? メロディの似てる度を測る定規を持ち合わせていないのでアレですが。

手にしたグラスに何を注ぐ?
それは風の流れを変える
小さな運命の一欠片

舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1 「大波乱の大演奏」より

ここが晶の背を押す構成になってるのがめちゃめちゃ良い。
脱出ゲームのヒント曲のような面白さもあったりするけど、でもめちゃめちゃ良い。
ムルが欠片を飲んだ後、シャイロックが光の速さでグラスを回収してウェイターに渡しているのがかっこいいです。

ムルの「勝負はこれからさ!」からの盛り上がりたまらないたまらない😭 欠片飲んでからのムルの声色がガラッと変わるのゾクっとする。
欠片ムルと現ムルの切り替えいきなりやった(いつの「いきなり」かはわかりませんが)という話、怖すぎる……ムルかよ……。
岡さんのパワフルさに立ち向かって優位に立つのめちゃめちゃ大変だと思いますが、かっこよかったなあ……。東の歌声サポートもめちゃくちゃ良かった。
「大波乱の幕開け」が「大波乱のクライマックス」になるのがたまらん。シンプルに好き。ラスボス曲。

そして愛憎……。
ジェーさんの同時視聴配信を、今度、観ます……ジェーさんは、確認用動画ではなく、DMMの配信を買ってくださってる、素晴らしい方……(なんの話)
欠片ムルとしての自我がどうなるかはわからないけれど、飲まれることって死を選ぶのとほぼ同義じゃん。ムルの自我の話、学会であったりしたのかな 第二弾あったらお邪魔してえ〜!!

最後、マジで家なし魔女と楽団の音楽でアントニオが心を慰められているところとか、ラスティカのことを思い出して直接話せていたところとか、ムルを本物と認めたところとか、本当に……

気分最高!!!!!!

本当に最高の翻案でしたよ。ありがとう、まほステ……。
本当にNPCを魅力的に描いてくれるね。プレイアブルと比べて余白がある存在であることを逆手にとって最高を付与してくれる……。アントニオのことめちゃめちゃ好きになった。


M12欲望と祝祭

祝祭って何をしているのかいまいち掴めない部分はあるのですが(ストーリーとしても「祝祭を執り行うまで」がメインだし)、ハーモニーが最高で最高になった。構成メンバーそれぞれのこのハーモニーが聴けると思うと楽しみ。
晶のちょっと低めのメロディいいな。今後ちょっと低めの曲も出してほしいな。
月の近くにムルがいるの、いいですね……。


M13聖なる祝祭rep

M2リプライズ(西版)

南版があることを知らない初見の時は西だと思わなかったんですが、これは西アレンジなんでしょうかね!? 
めちゃめちゃ豪華だし普通に一幕の締めとしてのアレンジなのかなという気もした。「出発の序曲」も入ってますしね。
「後半へ、つづく!」という感じでとてもいい。


~幕間の話~

そんな……「夢見る明日」を突然流さないでください。死人が出るよ。


M14聖なる祝祭rep

M2リプライズ(南版)
二幕のOP。初っ端からケルトアレンジ! 西がジャズなら南はケルトアレンジですからね。ティンホイッスル無双。
ここで「同じ曲を各国アレンジでやってくれ~~頼む~~」の自我が成仏した。ありがとう、まほステ。Part2も楽しみにしているね。


M15旅の支度

二幕の大曲。
OPもだけど、ムルの掛け声で曲が始まるとテンション上がるよね。

西は物語の後半に大曲があるけど、南は旅のワクワク荷造りシーンに大曲があてられてるの本当に最高!
ミチルがムルに踊りを教わっているのが良い!
晶が丸めた地図で望遠鏡してるのが良い!
西の感覚と南の相性が良い!
ミチルに手を触れられたあと何とも言えない顔で自分の手を見つめるフィガロ、なんなんすか!?

この曲、マジで日中ずっと脳内で流れている。中毒リズム。ずっと荷造りしてる。
「まずは荷造り!」のとこ最高すぎるでしょ。各々のテンションに合わせてポーズしてくれてほんとうにかわいい。ここにくると10秒戻ししまくってしまう。一周につき20回は観てる。

ナイフ剥き身でもつの危ないよ!
「荷物パンパン!」で🥖出してくるのすげ〜好き。ダジャレが好きなので……。

クラップ入ってる曲今までなかったから(なかったよね?)嬉しいんだよなあ~。ライブやって! ライブは無理なら生音音源がほしい! 生音って最高なので……。
現地では音が鳴らないようにクラップの真似だけするなどした。クラップってすごく楽しいから……。
南の人たちにとっての音楽って、みんなでワイワイして楽しむ音楽なんだなあ~と思って、だからアイリッシュ音楽なんだなあとわかった。ダンス音楽なんだね。

あと珍しくエレキギターがいるなと思った。今までもいたのかな。イントロとアウトロはアコギ音ですが。
エレキギターというと"ブラッドリー"のイメージが強くてね(「陰気な男と物騒な男」「てめえは右で俺は左」)。
ああいうのではなく、普通に左側にバッキング? していらっしゃる。
というかドラムもドラム? だしベースもエレキっぽい音だし、普通にバンドサウンドじゃん!!!! 珍しい……最高
好き:
・フィガロ・ミチルパートの裏のエレキギター
・ミスラの話してる間奏のベース

差し入れパート、皆様が魔道具で出演してくれてるのが好。ミスラさんの腕の角度完璧なんだよなあ……となり、笑ってた。3章のミスラさんポーズ写真、思い出深いぜ……。

ファウストとヒースは出てきてくれるし。踊ってくれるし。決めポーズしてくれるし。東の魔法使いって、ほんとうにかわいいし優しい……。

『すごい!』 探検家みたい!
なんて、ちょっとかっこいいでしょ!

舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1 「旅の支度」より

がめっちゃ好き。リズムがたまらん。喋りのリズムに近い休符の取り方なんだろうか。
ちゃんと「この笛吹いたら」で笛の音入れてくれるのとかもかわいい。ミスラさんが頭に浮かぶ。「助けに来てくれる」のルチルの声もいいですよね。後半のちょけと同じ声。ルチルのちょけ、好きだ……。
レノックスがかばん持ちながら着いてきてくれる(くるくる回ったりもする)し、最後全部持ってってくれるの、好……。

レノックスのパートは晶の問いかけから始まるんだなあ(重要)
「そういう旅、素敵だなあ。そういう旅になるといいな」と思った んだろうなあ 晶……。キャンプを含むような長旅はしたことないんだろうな、という印象を受けた。私もないから移入できて嬉しい。

全編にわたって、レノックスの旅の先輩感が、良い……。今回のレノックス、とにかく優しかったですよね!? すべての"甘え"を包容している……。大丈夫? フィガロ気持ちよくなってない? でも今回って「南って最高」の回なので最高で正しいのかもな。早口言葉、最高だったぜ……。

この曲、メロディもリズムもどんどん移り変わるからとても印象深いですよね。荷物パンパンパート(バリエーションがあり、良い……)、フィガロパート、レノックスパート。
「真夜中の墓地、銀色の三日月」が東ミュならこの曲が南ミュだよ。

ログスト~フィガロのシーンの劇伴めっちゃ好き。CDに入れてほしい。


番外編:夢見る明日(BGM)

休憩時間で二幕の劇伴が流れるんですけど、「夢見る明日」が流れた瞬間脳が溶けて「うわあ~~」になってしまった初見。銀劇のクソ電波から叫び声(ツイート)とふせったーをお送りしてしまった。
私は 「夢見る明日」が めちゃめちゃ好きなので……。
どこで流れるかわからなかったから、「あの曲のメンツで2幕に出るのフィガロだけだが!? あの曲は別にフィガロの曲ではないが!?!?!?(個人の意見です) 戦いましょうか?」と唸りながら臨むハメになりました。

結果、完敗。
あそこは確かに「夢見る明日」です。フィガロがどうとかじゃない。まほステって最高。
いやもちろんフィガロが歌ってたからあのシーンで流れたんですけど、シチュエーションが「夢見る明日」で……。楽しみと、ドキドキと、不安とが混じって、それでも明日を夢見て布団に入る夜のシーンだった。

深夜だからドアを静かに閉める晶のいじらしさ。フィガロの晶の心を的確に宥める言葉。息を潜めて観劇したくなるシーンでした。
フィガロ、なんでこのシーンがSSRじゃないんだ……(衣装着てないからだよ)
フィガロのからっぽのグラス(……)に気づいてお酒を注ごうとする晶、よかったねえ~。瓶の持ち方が、こう、慣れてなさそうでかわいいよ。さっき東保護者のワインの持ち方対比でにやにやしたばっかりだから余計にね。
これ見よがしすぎるだろうフィガロよ、と思ったが、そう思わせる演技なのでヨシ!(現場猫)

最後盆が回る時に、フィガロが晶を階段に誘ってふたりで座ってたのめちゃめちゃになりました。最後の一杯の時間を、ゆっくり(もしくは夜更かしにならないようにささっと)一緒に楽しんだんだろうな。

編成はギターとヴァイオリンで2周。晶の気持ちが落ち着いたころ、最後にピアノも。
夜に似合う、静かでちょっと切なくて、少しあたたかい、素敵なアレンジ。この曲の持つ、見守るような、子守唄を歌うような、そういう雰囲気がありました。
ギターってケルト風アレンジの関係もあって南曲によく入ってるし、ヴァイオリン(フィドル)もケルト音楽には欠かせない楽器(M17とかね)ですけど、楽器の使い方は全然ケルト風でなく、フィ、フィガロ~~!! となる。
南曲の楽器を使っているけれど、南曲のアレンジにはならない「夢見る明日」。好きでした。


おまけ。

↑余波でずっと気になってたことについてアンケを取ってしまった。
ニコ生でも「フィガロの(シーンの曲)」みたいなニュアンスで言われてたこともあるし、自分でもそういう印象を持つのも分かるな、と思ってたから、つい。
自分としては、誰か一人選ぶならリケの曲だと思っていますが、アンケート結果の割合がそのままほとんど自分の脳内での割合で面白かった。
フィガロの告白から入るからフィガロの印象もあるし、前半部はファウストが夢見た明日の話だからファウストがメインだし歌は上手いし、ネロはね~~演技がたまらなくてめちゃめちゃ印象深い。だから4人ともね、それぞれに傷を残してくれる曲なんだよね。


M16空の旅

いえ~~~~い!! バグパイプ!!!!!!!! 12/8拍子!!!!!!!!!!!!!!! 南!!!!!!!!!!!!!
なんて素敵な南曲!!!!!!!!!!!!!!!!!
間奏めちゃめちゃ良くない!? 

ケルトのリズムを全然知らなかったので少し調べたのですが、ジグというリズムの曲調があり、6/8拍子のものをダブルジグ、12/8拍子のものをシングルジグと呼ぶそうです。
特定のリズムのことを呼ぶような気がするので、この曲で使われているリズムとシングルジグのリズムは違うけど、脳が感じる「ぽさ」の解体をね、したいな~と思って……。

ちょっとわかる ちょっとわかる。ジグ、めっちゃいい……(6/8や12/8が大好き人間)

あとフィガロとシャイロックが横乗りなのめっちゃ好き 再現してくれてありがとうございます。
あとあと、やっぱりルチルが箒に乗るとマリオカートになるの面白い。


M17大地の行方

フィドル最高~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アメリカ!?(リズムの話)

2章「風の行方」を南風(ケルト風)にアレンジした曲。歌詞も対比になっており、最高。まほステって最高。
アコーディオンもいる!? ギターもいる タンバリンもいる わりと新しめの楽器で構成されている感。
サビに入ってからピアノが強くなって西アレンジの方に寄る。このゆらぎがたまらない。

「ひとりぼっち」のところが「いらっしゃい!」になるの、めっちゃいい~~!!!!
西の皆さんが南の生き方を快く思って旅を楽しんでくれているのがアレンジでわかるんだよなあ。クロエ、よかったね……。

アイリッシュ音楽がそうであるように、南の人たちにとって音楽は、たとえば火を囲んで周りのみんなと踊るもの、なんですね。手を叩いたり、足を踏み鳴らしたり。
荷造り曲でも感じたけど、この曲はそれがめちゃめちゃ伝わってくる。一緒になって踊ってくれてありがとう……。

南と西の組み合わせというと「祝福の言葉 祝福の花」もそうなんですよね。「言葉」パートは南中心のアレンジで、「花」パートで西の楽器が入ってくる。私はこの曲で思い切りまほステに突き落とされたんですよ。

イントロのメロディもホイッスル→ピアノで印象を変えてますね。
私は「花」パートのストリングスがめっちゃ好きで……。南と西って相性がいいなあ(気質)と思うんですが、まほステの編曲上もとても相性がいいように感じる。ストリングスで握手してる。

ここ、とにかく村の人々と魔法使いたちのやりとりがよくて。
牛乳を飲んだり、パンをあげたり。西では酒しか出てこなかったからね。
牧浦さんが村のこどもとしてクロエと「南らしい」コミュニケーションを取って仲良くしていたのがめちゃめちゃ嬉しかったよ。これが、メタの喜び……。
一幕でクロエに幸福を教えてもらった彼女が、二幕ではクロエに幸福を与える立場になってくれている。
「箒の飛び方教えて!」「3,2,1! ジャンプ!」みたいなことをね、してたよね。ムルが悪戯したりそれに怒って追いかけたり……ほんとうによかった。
19日に観劇したときには村のこどもは箒になぜなぜ攻撃してなかったのに、26日にはめっちゃ喋るようになっててニコニコだった。優しいんだか手厳しいんだかわからんルチル、おもろ……。
全然関係ないけど、南がこの、なんていうんですかね、ギャグ日替わり担当になっていくさまを観てて、ちょっと、好きになっちゃったな……。もともと好きだったけど、ステの南の皆さんとしてさらに好きになった。面白いね、南。面白い国になったと思うよ。(うるせえ)
「賢者様気をつけてください」「き、気をつけてください」「あ、私? 私か」のとこめっちゃ好き 酔っ払ってるルチルあんな感じなんだろうな……(?) 26夜の「てへ」めっちゃかわいかった。

ラスティカ、ギター弾いとる 感謝……。
いいなあ。ラスティカは南に来たらギターを弾くんだね……。
フィガロが椅子に座って足だけでリズム取ってるのがめっちゃ好きなんですけど、千秋楽観てたらフィガロが晶にパンを食べさせててびびった。やめてくれ(Thank you)

リズムについてなんですけど、6/8拍子と3/4拍子を交互に繰り返している? という風に取っていいんですかね。
このリズムといえば、音楽の授業で観させてもらった「ウエスト・サイド・ストーリー」の「アメリカ」を思い出すところです。

思い出すところではあるのですが、開拓(やきっと移民も)が南の国の背景にあるとはいえ今回の文脈が「そう」かと言われると多分全然違うので、関係ないと思います。外部から文脈持ってくるとも考えづらいですしね。
南の象徴としての6/8と西らしい3/4の融合という感じなのかなあ~と思っているのですが、そんなにしっくりきているわけではないです。「風の行方」は4/4だし……。
やっぱり大きめに取る6/8拍子なのかな。わかりません……。


M18かけがえのないもの

二幕号泣ソング。

私は「せっかくまだ未読ストがあるなら」ということで、原作未読の状態で南祝祭に挑んだんですが、ここでぼろぼろに泣いてしまって……。
家に帰って原作を読んだら、魔法使いたちの色を使った比喩をしているのは晶で、「ルチルと交互に言いあうのは舞台版の翻案なんだ……」とたまげました。
もちろん、どちらにも"かけがえのない"良さがあるんですけどね。

原作は、晶の比喩の言葉が思いつきで少したどたどしいところとか、夢中にないながら賢者の書に綴ってそうな雰囲気とかがすごく好きです。あくまで晶の視点だから、晶のモノローグを通して晶の「かけがえのないもの」を見せてもらえるのは何より嬉しい。
原作の"比喩"は、「晶の文字表現」なんですよね。

一方ステでは、ルチルもシーンの中心となって、ふたりで"比喩"をしりとりのように紡いでいく。ステの"比喩"は、「ふたりの共通言語」だった。
同じ人の姿を思い浮かべながら、絵の具を乗せる、文字にしたためる。「文字」は「言葉」で近似できるから、「絵」を示すマッピングがまたいいよねえ。
この時間が、晶とルチルの間にあったアイデアや空気や思い出も含めたものが「かけがえのないもの」なんだ……というのが強く感じられるシーンになっていて、それがあんまりにも尊くて泣いてしまった。
ちょっと気恥ずかしい"比喩"、ルチルに乗ってもらえたらそりゃもう嬉しくて、夜がやってくるまで続けちゃうよ。
「赤」のバリエーションがいっぱいあってよかった。同じ「赤」じゃないんだってのがね~~~~わかるじゃん……。私たちにも、わかるじゃん……彼らのことを知っているから……。
このシーン、私にとっての「かけがえのないもの」でした。言葉に尽くせない幸福だった。

イントロのメロディ、「書き記す物語」のはじめの方の晶の語りの裏のピアノを思い出した。こういうメロディ大好きなんですよね……。

がっつりピアノメインなのも泣かせてくる。高音のメロディーでハンマーが弦を叩く音が脳を揺さぶる。
CDの特典についてくるピアノソロの「真っ白な夜明け」がめちゃめちゃ好きだったので……。ピアノもっと弾いてください(無茶言うな)(「夢見る明日」ください)


M19みんなのアイドル
M20みんなのアイドルrep

最後、皆さん思い思いの「アイドル」ポーズをしてくれておりますが、
フィガロさんはなぜ自身の胸に手をあてているのかね。
これ以上の言及はやめておこう。

初見、フィガロがルチルやミチルや晶と同じタイミングで「かわいい!」と言えるか!??!?!?!?!?!?! とめっちゃ思ってたんですが、配信を死ぬほど見返したらフィガロだけ「かわいい~」がフェードインしてるような気がしてきた おもろい 周りに合わせた「かわい~」だ オモロ 猫ちゃんうさちゃんだもんね(やめな)
「つぶらな瞳」でウインクするフィガロもね、「へえ」だね。
やばい、急にフィガロについて語る人になってしまった。

ルチルとミチルと晶がとにかくメロメロになってるのがめっちゃ好き。
2曲目で寝っ転がっちゃってるの、いいよね……。小動物に負けてる真木晶、かわいい……。

曲の話をしなよ。いやいや、可愛いな……の感情ですよここは。マスコットキャラクターにふさわしいかわいいソング。
「アイドル」という言葉が晶のモノローグでなく曲に進出しているのが面白いね。ストーリーを進める曲じゃなくてテーマ曲なので、世界観が混線してても大丈夫。かわいいからね。
西祝祭の「がちゃがちゃ」みたいに、晶が声に出してしまい、魔法使いたちに「アイドル」という概念をインストールした行間があったのかもしれない。それもいい。


M21からっぽでいっぱい

一幕と二幕をつなぐ、「からっぽ」についての曲。この曲はPart1のテーマ曲と言っていいと思います。
M7リプライズからはじまり、M15リプライズで締め。
西では3/4拍子っぽかったけど、南は6/8拍子っぽいですね。国の色が出ているぜ……。
てかタイトルが天才?
「空っぽで一杯」は「空っぽといっぱい」、「からっぽでいっぱい」は「空っぽかついっぱい」というニュアンスですかね。日本語って最高

旅の準備のときに、ムルや旅の先輩であるレノックスから授かった言葉、まだただの言葉だった「かけがえのないもの」「忘れられないもの」を、旅の最後にルチルやミチルや晶が自分たちの中に落とし込めている光景。泣いてしまうよ。

西では「あなたの幸福を注ぐもの」として登場した空っぽのグラス。
南では旅のお土産を入れる瓶としてからっぽの瓶が登場した。
むしろ、南の瓶に合わせて西のグラスが生まれたんだとは思いますが、不自然さをまったく感じさせない翻案でした。それぞれにそれぞれの「からっぽ(空っぽ)」と、そこへの答えがあった。

「これがからっぽのままじゃ、何もなかったみたい」と悲しむミチル。
わかる、わかるよ。
すごくいいアイデアだったもんね。素敵な、ハーバリウムみたいな、もらったリケが自慢できるくらいきれいな瓶をリケに渡したかったよね。こんなに素晴らしい旅だったんだ、って瓶の中身を説明しながら土産話をしたかったよね。
それがうまくいかなさそうで悲しくなる気持ちは、とてもわかる。私も自分のお土産に自信を持つのが本当に苦手なので(ちょっと違うけど)。いつもからっぽの瓶を持ち帰っている気持ちになっていたよ。
あるいは、アイデアが先行してこれ最高だ!! になったけど時間を重ねるごとに軌道修正をしなければいけないことに気づく図工の時間。そういう焦りや悲しさが、めちゃくちゃ伝わってきた。

からっぽの瓶は 知らないうちにいっぱい
からっぽの瓶は 言葉にできないもの
表現できない色 かけがえのないものでいっぱい
いっぱい

舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1 「からっぽでいっぱい」より

ルチルのこの言葉が、お土産を選ぶのが苦手な私にまで届いた。
額を当てて、ミチルの旅を「見ていたよ」と証明してくれるルチル。
素敵な旅の証明のために素敵な瓶を作りたかったミチルは、いつの間にか「素敵な瓶でなければ旅も素敵でないことになってしまう」と逆の感覚を持ってしまっていて。だからルチルはまずルチルの言葉でミチルの旅を証明してくれたんだなあ。
本当の本当は、周りの証明なんて必要ないところではあるんだろうけれど、まずはここから。
ルチルがミチルの旅を歌い上げてくれたことで、ミチルはミチルの旅を認められたんだなあ。
(一方ルチルと晶は湖畔のシーンで、自分たちだけで「もしかしたら手に入れたのかも」→「手に入れた」、と確信しているので、心の発達の差を感じますね)
思い出を噛み締めるように、確かにあったよね、とルチルと晶に語りかけるミチルが、いじらしくて……。

からっぽの瓶は「空(無)」じゃない、見えないものであふれている。
「大切なものは目には見えない」という内容でしたというだけじゃ物足りない。私がエントリに書くだけじゃ、このシーンのあたたかさは表現できない。観てくれ……。

原作の「持ち帰ることの出来ないもの。言葉に出来ないもの。表現出来ない色。かけがえのない旅の記憶は、儚くて、切ない。」は、それぞれミチル、晶、ルチルの「かけがえのないもの」に対応していると思ったのですが、「持ち帰ることの出来ないもの」はほかの晶のモノローグ含め採用されず、カットされているんですよね。
「持ち帰ることの出来ないもの」といえば「体験」ですので、ミチルがムゥムゥを持ち帰れないのと同じように、我々も銀劇からまほステを持ち帰れない。そういう……コト!?(どういう?)

そして最後、晶によるレノックスのパートの反復。
晶はルチルとの曲の中でも「ムルの言っていた『かけがえのないもの』」を発見していて、こちらではレノックスの言葉を旅の中で発見している。晶の視点もものすごく大事なお話ですよね、南祝祭。晶も色んなものを得ている……。
南祝祭、一番はミチルの物語かなあと思いますが、「ミチル、ルチル、晶の旅を楽しむ側」「レノックス、フィガロの旅を見守る側」の構図が個人的に好きでした。

晶が涙をこらえているように見えて、こちらまで泣きそうになる。
「埋めるために からっぽだったんだ」という言葉、晶がこの旅に物語性を付与しようとしている感じがしてかわいらしい。晶も素敵な旅をできたんだな。私はそれが嬉しいよ……。
ここの歌い方、初日配信や現地で聴いたのと千秋楽配信とでニュアンス変わっててこちらまで泣いた。「かけがえのないもの」をやわらかく握っている声じゃん……。
脚本の塩梅もあり、ステの晶は原作の晶よりも、ちょっとだけ「旅を楽しむ側」に寄っている感覚があったな。観客としてはとてもその様子を見届けられて嬉しかったよ。
「かけがえのない時間」で口を震わせているように見えて、一緒に彼らと旅をしてくれてありがとう、晶……。の気持ちでいっぱいになった。

「グラス」と「瓶」という、「心」。
西と南で満たし方が違うのだという見せ方が、この(国の気質を紹介する意味合いも強い)祝祭シリーズの魅せ方として素敵だった。
西も南もそれぞれ最高なんだけど、「それぞれ」だもんね。うまいこと比較してくださって……。

念写にいっぱいいっぱいでテイストを揃えられない

この3人、ほんとによかった……。


M22親愛と祝祭

西でもやったので前半部はカット。
Part2でも同じ感じになるんだろうな。
Part2、どうなるんだ……。


M23今はまだ序曲プレリュード

NPCによるM18「かけがえのないもの」のリプライズ~~~~~!!!!!!! 良すぎる……。
アントニオ、割と金を失ったと思うのですが、「誰かに伝えたい 心が震えたあの勝負を!」と銀劇が震えるくらい高らかに歌い上げているのがマジでいい……。西の人間……。
NPCパートの魔法使いたちの踊りもめっちゃ好き。

入りのシーンから大好き。星空を写し取るステンドグラスを掲げる晶……。
それに合わせてフレーズを加えてくれている。私は星空の表現が好きなのでね……。
あと皆さんお着替えして出てくれるありがとう! 東は直前まで出てくれたからお着替えしてくれると思わなかった。

M18が挿入されているのと頭とお尻の歌詞が大きな変更点ですかね。

そして旅は次の国へ 今はまだプレリュード

舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1 「今はまだ序曲」より

これって……エチュードやってくれると……期待していいですかね……。
3章のときもEDの歌詞で「祝祭やってくれるのか!?!?!?!(1.5部だと思ってた)」となったので……。
いや、プレリュードシリーズのプレリュード(前編)ですという意味なのかもしれないけど、わざわざ音楽用語で言ってくれているのを見ると、期待してしまうよお~~😭
夏にエチュード告知来たら泣いてしまうかもしれん いや、泣くよ。全然1.5部やった後でもいい 時系列おかしくなってもいいからエチュードをやってほしい。てか可能な限りすべてまほステでやってほしい。
まほステでカエルのエチュードを観たすぎるんだよお~~~~南祝祭を経て確信が強固な確信に変わったんですけど、絶対に絶対に絶対に最高の曲と脚本を当ててくれる。6/8拍子で最高の曲を……(原作イベ曲もそうなので)。
メインスト、特に2章は尺の余裕のなさを感じたんですが、今回はじっくりと肉付けをしてくださっててそれが良かったんだよなあ。


おわりに

な、長くなってしまった……。配信観ながら書いた部分もあってとっちらかっているけど、曲が最高だったことを書き記しておきたかったので(書き記す物語)。
3章の感想がキャラごとの感想も含めて2万字だったからどんなに長くても1.5万字くらいかなと思っていたんですが、普通に2万字超えた。曲が良すぎるんだわ。

祝祭シリーズが発表された時、「西はジャズだし南はケルトで6/8拍子だから絶対好きになる」と確信して待っていたのですが、この確信ハードルをゆうゆうと越えてきてくれたね。
今回は長い曲も多くて見応えもたっぷり。「国ごと」というテーマがあるから、音楽的なアプローチの違いも存分に味わえて本当に贅沢ですよ。Part2も本当に楽しみ。音源配信楽しみにしています。
個人的な今回の一番の興奮どころは「幸運の天秤」でした。拍子を文脈に乗せてくるの、かっこよすぎる……。
まほステ、「ストーリー」への楽曲の融合具合がすごくて。ストーリーを読むのに音楽が必要。音楽でストーリーが分かる。人物の感情や行動が分かる。楽曲を聴くことが読解の一部になる。そして、その楽曲が軒並み最高という幸福。
私の幸福はまほステを観劇できることだよ……。

来月にはCDが発売されるので、念願の! 歌詞と歌割りが……手元に……。
まほステ見た後カラ鉄で歌ってきたのですが、想定していないところに「?」とか「…」が入ってて動揺しました 怖すぎる……。

何か「ここはこうなってるよ!」とか「これは違うよ!」とかがあったらぜひ教えてください。勉強させてください……。


晶の旅が素敵な旅でありますように







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