自分用まほステ楽曲まとめ②~リプライズ~

まほステって、最高~~!!!!(挨拶)
自分用にまほステ楽曲まとめその②。長くなり過ぎて分割した。長いと見づらいんよね。
と思ったら本記事だけでもクソ長くなっちゃった。見づらすぎるし聴きづらすぎる。編集中と同じ形で目次をフレーム表示していただけたら幾分マシになる気はするんですが……。

①はこちら。「国やキャラクターに特徴的な曲調」のまとめ。

②はまほステ楽曲と言えばこれ! そう、リプライズ……。
「……」をつけてしまうくらいたくさんある。正直漏れがたくさんあるのではないかと……。

引き続き音楽的教養はほぼない人間が書いているので、過不足についてはご容赦。でも知りたいのであったら教えてほしい。
「まとめ」ではあるけれど、結局のところ感想記事なので内容の稚拙さについてもご容赦。
(ご連絡はこちらまで:https://wavebox.me/wave/4p1frmfkzjs76v5l/


はじめに

さて、改めてリプライズを洗い出す中で、いろんなタイプのリプライズがあるな……となった。

  • 同じ曲の歌詞・アレンジ変え

  • フレーズ単位でのリプライズ

  • 既出曲をメドレーのように繋げたリプライズ(大曲に多い)

など。
完全独立曲を数える方が少ないんじゃないかな……というくらい、何かしら他の曲の要素が関わっている曲が多いので(絡み合う因縁)、上記のような形で大別しながらまとめていきます。


Ⅰ OP・EDのバリエーション

まずは別枠でOP・EDについて。

「始まりの合図」は言わずもがな、舞台『魔法使いの約束』のテーマソング。
原作のキャッチコピーを歌詞にそのまま乗せる豪胆さに初見は驚いたものの、今じゃこの曲以外考えられないよネ……の気持ち。

EDも曲名こそ変わりますが、基本骨格は「始まりの合図」。
OPではその章の予習として、EDではその章の復習として、歌詞が変わったり曲のリプライズが挿入されている。
その「型」の活かし方がすごくきれいだったので、拙いけれど表にしてまとめてみた。


OP

舞台『魔法使いの約束』第1章、第2章 より

シンプルイズベストの構成。
1章で直面する「魔法使いと人間」、2章で直面する「魔法使いたちの絡み合う関係」を差分として、「今回のテーマはこれです!」とお出ししてくださっている。
それぞれ、1章では「悪夢」「続くための終章」で、2章では「絡み合う因縁」でこのキーワードが登場しますが、個人的には予告カットのような印象を受けるので、リプライズというかなんというか。

原作のキャッチコピーを引用している部分もありますが、ストーリーで出てくるスタンスが「魔法使いは約束をしない」ながら「約束を交わそう」と歌っているのがちょっと不思議な感じ。……だったんですけど、2部のアーサーとか見ていると、「だからこそ」という強い気持ちもあるよなあ、とも感じた。
祝祭シリーズでは新曲がOPでしたけど、1.5部とか2部とかでOP曲として戻ってくるのか、楽しみなところ。いやその前にエチュードでだけどね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(必死)


ED

舞台『魔法使いの約束』第1章~第3章 より

見づらいのは申し訳ございませんなんですが、構成が美しすぎるということをなんとかして伝えたかった。美しいよね!?
リプライズ→ED(「始まりの合図」フレーズ)という共通の構成。
「始まりの合図」の最後のフレーズから始めてるのが"反転"がキーワードの作品らしくてよい。
リプライズは、1章で「始まりの合図」の引用、2章で「集いし者たち」の引用をして、3章ではその両方を引用するという……。美しい……。

1章:続くための終章
歌詞だけだとちょっと短く感じられますが、実際は芝居を挟むのでEDの中で一番長い(6分)。芝居の話は解像度が低いので歌だけで失礼します。
1章は世界観の説明が多くを占めていて、「人間と魔法使いの間の溝」は作品を大きなテーマのひとつ。
晶にとってもはじめは他人事だった「魔法使い」という存在が、ゆっくりと「隣人」に変わっていく過程がいいんですよね。こちらもハッとさせられる。
「手にした力で何ができる?」という問いは、きっと数多の魔法使いたちが心に浮かべてきた問いで。作中でも度々出てくるフレーズ(後述)。
「一筋の光」「深い溝」と既出曲タイトルをおさらいしてくれるオズ様はお優しい!


2章:終わりの見えない終章
新規メロディめっちゃ好き!
2章のメインテーマは「絡み合う因縁(一部分)」だもんねえ。
個人的な好きポイントは、「集いし者たち」のリプライズは歌詞が変わっているところ。

みんな違うけど いつか同じ前を向けるはず

舞台『魔法使いの約束』第2章 「集いし者たち」より

21人がいい感じに揃ったときの晶が歌ったフレーズ。「いい感じにみんな一致団結できるのではないか」という。
しかし、オーエンの事件やミスラ(?)のこともあり、「狂い始めた何か」では「集いし者たち」を否定する。

同じ景色なんて見れるはずがない 同じ景色なんて見るつもりもない

舞台『魔法使いの約束』第2章 「狂い始めた何か」より

これを受けて、「終わりの見えない終章」に繋がるのがたまらない!

見える景色が違うからこそ 隣にいる意味がある

みんな違うから 前も後ろも右も左も
上も下も斜めも 全部 全部 見渡すことができる…

舞台『魔法使いの約束』第2章 「終わりの見えない終章」より

この変遷が曲を聴くだけでわかるようになっているつくりがめちゃくちゃ最高。
しかし、晶がこの考えでいたからこそ、「同じ前を向いてもいいか」とそれぞれがそれぞれなりに思って最後のみんなが横並びに前を向いているシーンがあるんだと思う。強制していなかったからこそ至れたし、美しいというか。


そしてもう一つ。
2章では「絆」と「因縁(しがらみ)」がキーワードとして複数回登場しますが、「絆」をポジティブ、「しがらみ(因縁)」をネガティブな意図を以て描写していると感じる。「みんな同じ前を向けるはず」と同じ。
こちらも、3章では変化がみられる。

絆なら 結ぼう
しがらみなら 解きましょう…!

舞台『魔法使いの約束』第2章 「終わりの見えない終章」より

因縁も絆も
いつか「意味」を持つ 見えない糸

舞台『魔法使いの約束』第3章 「共に戦う者たち」より

これがほんと~~~~にすごく好きで……。晶が歌ってるんですよねここ。
絆と因縁をどちらもフラットに捉え直しているところが好きだ……。
絶対値記号を付けてる感じがある。価値の指向性を取っ払ったというか。(どの関係性も大事である、という指向性のある価値観ではありますが)
まほやくの物語を読んでて時折訪れる「あ、そういう捉え方があるのか」という発見をこの歌詞の変化でも感じた。

「絡み合う因縁~」のメロでは、EDでは唯一の人間パートをヴィンセントが歌い上げる。ここで人間と魔法使いの対立をわかりやすく刻ませるのが最高~~!!
同名曲は「魔法使いたちの因縁」紹介ソングでしたが、ここで「人間と魔法使いの因縁」にまで意味を広げることで、ストーリーを眺める視野が広がる感覚を得られて気持ちがいい。


3章:始まりの終章
「始まりの合図」のリプライズから入るの、最高!!!!!! 3章は「始まりの合図」がOPになかったのでね……。
(リプライズではなくEDとしての「始まりの合図」パートでは? という気もしましたが、EDの構成的に前半はリプライズだと解釈しました。「~始まりの合図」まで歌っているし……)

タイトルも「始まりの終章」で合わせてるの最高だし、ストーリー1部の終わりではあるけれど、まだ始まったばかりだよというメッセージが乗っているのも嬉しい。オタクは「続き」を常に欲しているので……。

そして、絶対再登場するだろこれ!!!!! という確信があった「かもしれない」フレーズ、あった。やったね! オタクはこれを待っていました。
元曲よりテンポが遅いのでちょっと不思議な感覚するし、詞としても字足らずな印象は受けたけど、「まあ、皆バラバラだし、字足らずや字余りにもなるわよね!!!!!!!!!!!!」という形で納得した。
「かもしれない」から「する」に変わっているのがいいよなあ。意思。
1部で魔法使いたちが(表出している状態としては)力を合わせて中央の国を救ったのも、彼らの「意思」があったからだもんね。バラバラの場所にいるし、全然違う方向を見ているけれど、あの瞬間だけは「ここを見てやるか」という意思で協力体制を取った。これを儚いことと捉えるか、有り難いことと捉えるか、立場によって色々だとは思うのですが、晶はきっと尊く感じていて。これからの賢者としての在り方の指針になるような出来事だっただろうなあ。

間に挟まっている新規メロディ、最初聴いたときは鳥肌が立った。
メロディは「集いし者たち」の「みんな違うけど~」のメロディに近いのですが、上へ伸びる音がクライマックスを教えてくれていて……。でも「始まるための終わり」と歌ってくれていて……。しかも、「混沌とした世界を鎮める」て祝祭じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! っていう。優しい。
曲調が明らかに「フィナーレ」なのに、「始まり」を伝えてくれるここのパートが大好きです。
3章楽曲配信前、2章EDを聴いては(3章の晶パートが聴きてえ~)になってた。晶のソロで入るのがまたね~~。まほステで晶のこと大好きになった人間は泣いてしまう(今日もまた泣いた)。



Ⅱ 同じ曲の歌詞・アレンジ変え

一曲(ほぼ)まるっと同じもの。
もしかして一般的な「リプライズ」ってこれのこと?
まるっとなので曲名羅列。無限に重くなってしまうからね。

深い溝(1章)・逃れられぬ宿命(2章)・その背中 その背丈(3章)
まずはこれを載せたいよね。オズとアーサーの系譜。でも二人のことだけを歌っているメロディじゃないのが面白いところ。晶もほかの魔法使いも「一筋の光」として歌っています。魔法使いと人間の間の象徴的なメロディ。
1章ではアーサー、2章ではオズ、3章では二人。3章でようやく一緒に歌えたね……😭 になった。

魔法と心(1章)・魔法使いと朝ごはん(1章)
ご飯曲がある2.5次元舞台は神作品と決まってるんですよ。1章のキャッチー曲。当時しばらく口ずさんでいた。
ちなみにTwitterで「おじや」とつぶやくと「おじや警察」なるアカウントにふぁぼられます。謎に手動らしく、1章のニコ生配信時で縦ふぁぼしてる様子にウケてたらリプが飛んできて面白かった。

傷痕(1章)・傷痕rep(1章)
アレンジもほとんど同じ反復であるリプライズはタイトルも「rep」記載になっている。

潜む声(1章)・潜む声rep(1章)
リプライズではヴィンセントが放火を命じたんだな~と感じる演出になっています。言っていることが間違いではないのもわかるんだけど、一方的だし保身的だよな……と感じられるリプライズ。

魔法が生み出すもの(2章)・科学が生み出すもの(2章)
ガチガチの対比ソング。
そして「魔法が生み出すもの (中略)…まばゆい光」と、「光」というワードを1章の「一筋の光」を否定するような形で出してくるところが良い。人間と魔法使いの溝、一筋縄で行かないよというのを教えてくれる曲。

祝福の言葉・祝福の花(2章)・心の中の道(3章)
南って最高だよね、の気持ちになる曲。BGM化もしている。リプライズではちょっと字余り字足らず感があり、それもまたをかし(急に枕草子)。
個人的に「心の中の道」の「私たち」「僕たち」の歌割りを教えてほしいのですが……ルチルレノックスとミチルフィガロなのか……?

忘れてはならぬ名前(2章)・忘れないできみの名前(3章)
オズとフィガロがお互いのいない場所で同じこと歌ってるのが最高。全然違う文化圏で同じ伝説が言い伝えられてるみたいなちょっとした怖さと神聖さ。兄弟弟子なのでルーツは同じですが、「あ、これが世界の秘密なんだ……」とわからせられるというか。

集いし者たち(2章)・共に戦う者たち(3章)
めっちゃ熱い。ゴールみたいな曲。価値観というか視点がアプデされているのが良い。

風の行方(2章)・大地の行方(祝祭Part1)
これを載せたいがためにひとまず祝祭のリプライズも載せておくことにする。
マジで最高なんすよ。マジで最高なので配信されたら聴いてほしい。
西による西の曲と、西による南の曲。メロディが同じで歌詞・アレンジ・拍子が変わっています。南に合わせて6/8拍子やってくれる西、LOVE……。

みんなのアイドル(祝祭Part1)・みんなのアイドルrep(祝祭Part1)
ただのおすすめポイントですが、「みんなのアイドル」の部分で皆さんが思い思いの"アイドルポーズ"をしてくれている。かわいいね。晶が教えたんだろうか……。

聖なる祝祭(祝祭Part1)・各 聖なる祝祭rep(祝祭Part1及びきっとPart2
最高なことに各国アレンジをしてくれている。祝祭Part2に続く! 

欲望と祝祭(祝祭Part1)・親愛と祝祭(祝祭Part1)
これも祝祭Part2に続く! 5種あるはず! 楽しみだね!

空っぽで一杯(祝祭Part1)・からっぽでいっぱい(祝祭Part1)
これを同じ曲と言っていいかは微妙ですが分類するならここかな、と。
最初のテーマが同じメロディで、そこからそれぞれ展開させているので違う曲といえば違う曲。「祝祭Part1」という同じ植木鉢に植えた違う花という感じ。
これがあまりに最高だったので、「祝祭Part2」という植木鉢もあるのかどうかが気になってしまうよね。無理に作る必要はないけどね!



Ⅲ フレーズの引用

フレーズ引用コーナー。
メロディだったり歌詞だったりする。

1⃣始まりの合図

「始まりの合図」は上でも書きましたが、あれはOPとEDとしての話なので、それ以外の感じでリプライズされている部分について……。

手にした力で 何ができる?
空を飛べる カタチを変える
火をおこせば 暗闇を照らすこともできる

舞台『魔法使いの約束』第1章 「始まりの合図」より

こちらの歌詞・フレーズが繰り返し登場しているのでその紹介を。
こちらは「歌詞の引用」という感覚に近いかも。

「始まりの合図」では、この後、

でも
自分を信じることは 自分にしかできないから
俺は、俺を…?

舞台『魔法使いの約束』第1章 「始まりの合図」より

と、晶の視点に続く。
1章EDである「続くための終章」では、前半の歌詞はそのままに、

だが
一筋の光となり 深い溝を埋めることは
容易ではないぞ

舞台『魔法使いの約束』第1章 「続くための終章」より

と歌詞変え。「一筋の光」「深い溝」という既出曲のタイトルをおさらいしてくれるオズ様……。(オズ様はお優しいのです!)

魔法使いたちも、言ってしまえば魔法の力を手に入れたのは偶然。その力を始点に色んな思いを巡らせているんだろうな。
「特別な力があろうがなかろうが、自分を信じるのは自分にしかできない」
「色んなことを為せる不思議の力があっても、人間と魔法使いの間の軋轢を解消するのは難しい」
ここでは結構こう、否定的にというか、「力はあくまで力」という文脈で使っている。

手にした力で 何ができる…?
空を切り裂き カタチを壊し
おこした火は 暗闇を燃やし尽くすだけ
ねえ 誰かを信じた先に
何が待っていると思う?
絶望と地獄…

舞台『魔法使いの約束』第1章 「悪夢」より

そして「悪夢」では、ファウストがもう、めちゃめちゃに皮肉を、歌っている……。
「魔法使い」と「人間」の決裂がもたらした悲劇として印象深いファウストの過去。アレクの裏切りが何により齎されたものなのかファウストには未だわからないために、ずっと屈折したまま、「手にした力」とにらめっこしているのだなあ……と。その発露のようなリプライズ。
3拍子になってるのが個人的好きポイント。

そして3章では、違うメロディですが、このフレーズを人間側が歌う曲があった。

空を飛び カタチを変え
火をおこし ぬくもりと光をくれる…
今 訪れる 真っ白な夜明け

舞台『魔法使いの約束』第3章 「真っ白な夜明け」より

いや~~!! いや~~~~~!!!! 最高!!!!!!!!!!
これを、最後、人間が歌うんですよ。
これまでの人間ソングを思い出してほしい。「潜む声」「魔法が生み出すもの」「惨劇の幕開け」ですよ。最後に、これ……。

魔法使いたちが「でも」とか「だが」とかで否定していた力を、あたたかなものとして受け取った朝が、3章の終幕になっている……。否定が入らない。良すぎる……聴いてたらまた泣けてきた……。ピアノもハーモニーも全部美しいんですよこの曲……。
拍の挿入もゆっくりとした気づきのようで。CDについてくるピアノ版も必聴。



2⃣傷痕

厄災の傷を表すときに流れる「傷痕」のメロディ。

冒頭の不穏で物悲しいオルゴールのメロディは、「厄災」や「厄災の傷」を表すシーンでたびたび登場する。

こちらの曲では厄災にかかわるあらすじを晶が説明する裏で鳴っている。ちょっとアップテンポなの、かわいい。

こちらはムルの傷、「魂の欠片のムルの具現化」により晶と欠片ムルの問答がされるシーン。厄災の傷なんだな~というのがわかる。

西祝祭でも、厄災の影響で幸運に偏りが生まれてしまったことを示す家なし魔女とアントニオの曲「空っぽで一杯」の間奏にて同じフレーズが流れる。最高だね。


こちらは、ファウストの傷「夢の具現化」のシーン。
この曲のイントロには、「傷痕」の1:06~のコーラスのメロディが使われております。

そういえば傷オーエン曲では流れなかったな……。傷オーエンの世界観(?)を大事にしているのかもしれない。



3⃣敵による「始まりの合図」リプライズ

さて、まほステの象徴とも言えるメインテーマ「始まりの合図」。
もうこれしか考えられんよ~~くらいの愛着とともに挑んだ第3章。ありましたね、リプライズが。しかも、敵サイド!!!! 燃えた。ボス演出。

不穏の始まり(ニコラス)

ニ、ニコラス……。うますぎるだろ、使い方が。
もともと怪しさのあるメロディなので、それが「月(魔法)の魅力」の意味に変わって聴こえる面白さ。

吹き荒れる風(ノーヴァ)

うますぎるだろ!!!!!!!! 使い方が!!!!!!!!!!!

この曲、最初からず~~っと不穏できて、最後にこれですよ。最高。
2章の終わりから引っ張ってきたノーヴァの存在がここで明らかになる。ここからの魔法使いたちのコーラスの圧がすごくて、体がびりびりした。



4⃣魔法がもたらす「光」と「影」

これは歌詞の繋がりなので曲タイトルじゃなくてすみません。
3章ラストの曲「真っ白な夜明け」について。
この「真っ白」な光、間違いなく晶と魔法使いたちが1章で歌った「一筋の光」ですよね。という話。

埋まることなどない… そう 思うだろう
でも… 光はすべてを包んでくれる

舞台『魔法使いの約束』第1章 「一筋の光」より

人間と魔法使いの間の「埋まることない深い溝」を照らし、お互いのことをきちんと見えるようになる、「一筋の光」。そんな光を、アーサーも晶も目指していた。

魔法が生み出すもの 希望 喜び…?
魔法が生み出すもの 夢 笑顔…?
…まばゆい光

その光が 鮮やかであればあるほど
暗い影は濃く 暗闇は深く
薄暗い感情が疼き始める

舞台『魔法使いの約束』第2章 「魔法が生み出すもの」より

一方で、2章でヴィンセントは「魔法はまばゆい光を生み出す」と歌っている。人間には決して手に入らないこの光が、人間に影を落とすのだと。
羨みは妬みに、安心は依存に。
魔法使いが魔法を使える以外は人間と変わらないからこそ、という話。1章では晶が「魔法使いも人間も変わらない」という発見をしていたけれど、だからこそ生まれる苦しみってのが一番大きいよね……。
ヴィンセントは魔法使い側に寄ってしまいがちなところをぐっと人間側に引き寄せてくれるのがありがたい。賢者目線でキラキラしちゃいそうになる私が醜い人間の心を持っていることを思い出させてくれる。

全てを 包み込む まばゆい朝陽
伸びる影さえも 白く染めて

舞台『魔法使いの約束』第3章 「真っ白な夜明け」より

そして3章。
"それでも"、ですよ。
魔法が生み出す濃く深い影とかもうなんも関係なく、全てを包む光を、この日、人々は目撃した。
上で引用した「一筋の光」、「光は全てを包んでくれる」のアンサー。

「伸びる影さえも」はヴィンセントのソロ。彼の気付きがきらめいている。本当によく見ている人だ。
魔法使いの皆さんがめっちゃ頑張って(労力的に大変かはわからんが)敵を倒して街を修復してくれた真っ白な朝のことが、間違いなく事実として頭に残るじゃないですか。
きっとまた「魔法使いなんて」と思う人達も多いだろうけど、それでもこの日のことは覚えていると思うんですよ。それが、いつかの未来でまた息をするかもしれない。この朝が、そういう夜明けのはじまりの日だったらいい。
アーサーと晶が目指した「一筋の光」が、さまざまな出来事・要因・過去・努力・選択によって、谷間どころか夜を照らす「朝陽」に化けたのが本当に嬉しかった。

たったひとつのできごと、たまたま、たった一瞬お互いの視線が合っただけかもしれなくても、晶が目指せたらと思ったものの結実がこの曲。努力しても得られなかったかもしれないけど、努力したから得られた結末。本当にいい曲だ。
ここから叙任式のシーンにシームレスに繋がっていくのも最高だ。
「魔法が生み出す光」が「全てを包み込む」エンディングだったので、今度は人間もなんか……なんか行動したい!! になるね。魔法科学ではなく、心で……。



Ⅳ メドレー型のリプライズ

1曲に複数曲のフレーズがそのままあるいはアレンジした形で挿入されているタイプ。各章のまとめ曲やおさらい曲に多い形。
まとめ曲では特に、複数の曲のリプライズを繋げつつその曲の固有のメロディも乗せて盛り上がりを作ってくださっている。
おさらい曲では、これまでのあらすじ! ということでフレーズをハチャメチャに引っ張ってきている。脳の引き出しを開けた状態で観劇に臨むのがベスト。

多分、見出しの曲を別窓で開きながら、該当の秒数のところで当記事のリプライズ元を再生するのがわかりやすい……のかな。いや、どう頑張っても聴きづらすぎないか。貼り付けすぎてわけわからんくなってきた。

1⃣一筋の光

1章のクライマックス曲。
1章の晶、まずは自分を信じるんだよね……。まずは自分自身の土台を固めるの、正しい。

0:39~ 始まりの合図

「俺は、俺を(信じられる)…?」だった「始まりの合図」から、自分の役割を考えて、まずは自分を信じると決めた晶のシーン。
「人間だってすべては心次第」。魔法使いと人間の間の溝だって、深めるのも埋めるのもきっと「心次第」なのだと……あとから出てくる南の国の在り方などを見ていると感じる。
自分としても、いつの間にか自分と魔法使いたちの間に線引きをしてしまっていて、カインとニコラスのシーンでハッとしたりしたし……。

1:03~ 深い溝

アーサーが歌う「深い溝」のリプライズ。人間に捨てられ、魔法使いに育てられ、人間たちの王族として城に戻った彼の「深い溝」への思い。
というか、「深い溝」が先に歌われているからリプライズのように感じるけど、もともとは「一筋の光」なんだろうな。
思わず「一筋の光…」と、自分の胸にあった言葉が口を突いてでてくるくらいには、晶が自分が考えていたのと近い話をしてくれて嬉しかったのだろうと思う。
アーサーは「人と魔法使い」、晶は「魔法使いと人間」なんだよね。相手を先に呼ぶ人たち……。

最後のサビ、「深い溝」よりも開放感たっぷりに上を向ける終わり方なのが好き。



2⃣絡み合う因縁

2章の魔法使いの関係性紹介メドレーソング。全員揃ったので、ね。舞台の上にはオタクの布教Twitterランドも相関図もないから……音楽で相関図を伝える。無茶すぎる。(ありがとう)
10分を超えるような曲は単品でiTunes Storeで買えないんだけど、この曲も例に漏れずに買えません。長すぎて買えない曲がちょこちょこあるのおもろい。
基本は称号だけどいない称号もあるし、人間もいるし、あくまでメインストを読む上で必要+αくらいの因縁の紹介。「おさらい」も兼ねている。
「おさらい」なのでリプライズもいっぱいあるよ! やった~~!!

0:22~ 始まりの合図/第2章ver.

リプライズというよりは、予告に近い形で先取りで見せてくれていたフレーズ。

1:46~ 魔法と心

「魔法と心」ではファウストが歌っていたのに近いメロディもヒースが歌っていて、「師匠……!」になるね。
「師匠と弟子」というよりも「先生と生徒」な東の若い子たち、本当にかわいい。

3:32~ 銀色の三日月 真夜中の墓地

ひとつ前の曲からリプライズ。早いね。
ここの前のパートから続く軍歌(行進曲?)っぽいアレンジめっちゃ好きです。進んでいるけど結構消耗戦というか、しんどさを感じる。3拍子の行進曲ってあるのか? と思って調べてみたらちょこちょこあるんですねえ。
前半のメロディ、今後どこかで出てきてほしい~(泣)

3:52~ 陰気な男と物騒な男

歌詞は冒頭の方ですが、中盤の方がメロディ長めなのでそちらを。
4拍子→3拍子のアレンジ助かる。
「何になる ついて来るな はぐれて迷子になるのがオチだ」のメロディ好きすぎる。
「生き延びた僕にできるのは 呪うことだけ」のメロディは、呪い屋としてのファウストのテーマ曲みたいになっている。

6:36~ 彼女との約束

これはリプライズっていうか、「縁ある二人」のテーマメロディというか……。聴けば聴くほど同じ曲だなこれ……。拍子も同じだし……。
本来は「傷痕」と同じく「フレーズの引用」コーナーな気がしますが、ここでしかでてこないのでこちらに載せます。
多分こんな感じで今後出てくるメロディもあるんだろうな……。
このメロディが果たして誰のメロディなのか、というのはわかりませんが、個人的にはチレッタのメロディかなと思って聴いている。今のところ。
「絡み合う因縁」ではルチルが、「彼女との約束」ではミスラが、それぞれあくまでソロなところがいいなあ~と感じていて。だからこそこのメロディはチレッタなのではないか!?(そうですか)
ルチル側のアレンジは南のケルト調、ミスラ側のアレンジは寒々しいピアノメインのアレンジなのですが、どちらにもハープがいて、ハープがチレッタなのかなあ~……などと思ったり。

そして、イントロ(?)のメロディだけでなく、「絡み合う因縁」でミスラが喋っている裏のピアノのアルペジオと「彼女との約束」のミスラの歌の裏にいるハープのアルペジオと印象がよく似ている。音楽的にどう類似しているのかはちょっとわからないのですが……。



3⃣狂い始めた何か

2部のクライマックス曲。
せっかくみんな(なんとか)集まってくれたのに、またダメになっちゃった……という絶望の曲。2章ってこの絶望で終わるんだなあ。

0:36~ 小さなピース

欠片ムルから言われた言葉が晶の頭をぐるぐる回っているのが感じられていい。理解の範疇を超える「魔法使い」と疑心から攻撃的になる「人間」のバラバラさね。パート分けたまらん。

0:57~ 集いし者たち

「集いし者たち」では「それでも今ここに集いし者たち」とポジティブに歌っていたのが、完全に反転というか、悪い方向に向かっているな……という感じに変わっていていい。制御棒が抜けてしまった感じというか。



4⃣これまでの物語~壊れかけた信頼

みんな大好き3章M1。
称号メドレー部はオリジナルのメロディ(最高)で、あらすじ部から復習リプライズが始まる。
ど頭の晶のパートは2章M1と同じ雰囲気。作中とメタのちょうどまんなか、という感覚がある。表紙をめくって、本編が始まるまでの数ページ。

4:04~ 銀色の三日月 真夜中の墓地

みんな大好き「銀色の三日月 真夜中の墓地」より。
転調とテンポアップで一気にストーリーの緊張感に呼び戻される。幼なじみパートを引き継ぐスノホワのハモリもたまらんね。

6:18~ 狂い始めた何か

M1がうつくしメロディで始まったので「2章のストーリーは結構絶望的なところで終わってましたよ」と教えてくれる親切リプライズさん。



5⃣指先から始まる絆

3章の大曲。一部のストーリーの最も盛り上がる部分の曲。絡まりながらもここまで来た晶と賢者の魔法使いたちの、"至った場所"に思いを馳せる曲。
そんなシーンで流れるにふさわしく、1章2章の曲(それぞれのメインを張ってる曲といっていい)も引っ張ってきている。カタルシスがすげえ~。

0:00~ 生命の灯火(1章より)

改めて聴いて気づいたんですけど調が違うんですね。調性の、性質を、知らないのだけれど……。
「オズが晶に賢者の力を求める」シーンの相同性。1章ではファウストを救うために、3章では厄災の傷を乗り越えてトビカゲリを倒すために。
「手を握る」という動作が賢者の力を引き出すのに必要、という部分を自然に歌詞に組み込んでいるところが助かるなあと感じる。曲だけさらっても大事なキーワードがしっかりと入っているというか。

0:30~ 一筋の光(1章より)

このストリングスの盛り上げ方めっちゃ好き~~!!!!
「一筋の光」自体も先述の通りリプライズのオンパレードなのですが、ここは魔法使いたちの過去の絶望が垣間見える歌詞が印象的。
それを、3章のクライマックスで、「それでも」という言葉でひっくり返していて~😭 信じてみたい希望を、晶に見たんだろうな、魔法使いたち……。
魔法使いたちが晶との交流を通して、何度も諦めたり絶望した過去の中にあった希望を思い出して、それが晶への信頼の糸になったんだ……という。
そう、そしてこの「小さな信頼」という言葉から繋がるのが……

1:27~ ほんの小さな信頼(3章より)

3章M3、晶のソロ曲。
良すぎる……魔法使いたちが歌っていた「一筋の光」のリプライズの最後の歌詞が「小さな信頼」で、晶の「ほんの小さな信頼」のリプライズに繋がるの、良すぎる……。バトンじゃん。魔法使いから晶への、信頼のバトン。
晶が繋いだんですよ、「小さな信頼」を……。
晶はここまでいろんな曲を魔法使いたちと歌ってきましたが、ひとりで歌っている曲は「ほんの小さな信頼」のみ。
それを ここで 物語のクライマックスで リプライズしてくれるの 嬉しいよ……。
3章は新さんの卒業公演ということもあったので、そこへの感慨も合わさり、リプライズに気づいたときは涙が出た。
新さんの晶は指先を繊細に使ってらしたのが印象的だったので、ぴったりのタイトルだ……となり、Mタイトル出た時にもう一回号泣した。

少し自信なさげな、まだ築いたものを朧げだと感じているような晶にオズが「だが」と被せているのが本当にいいよね。オズに言われたら自信もつしかなくなってしまうよ。
1章からのメンバーの中でも、ファウスト・オズはメタっぽい視点でかなり晶に近い位置にいるキャラクターだと感じていて、晶との関係に特別を感じてしまう部分がある。

2:02~ 集いし者たち(2章より)・共に戦う者たち(3章より)

気まぐれかもしれないけれどひとつの場所に集まってくれた「集いし魔法使いたち」が、「賢者の魔法使い」と歌い上げて物語の結末へと飛び込むの、美しすぎませんか……。

この曲の前のナンバーである「共に戦う者たち」がまるまる「集いし者たち」のリプライズなのですが、「共に戦う者たち」は「集いし者たち」の最後にあるサビ前で終わっているので、ここでサビ以降を改めてリプライズしているのかな、と思うなどした。

俺たちは(共に) 僕たちは(戦う) 集いし者たち
賢者の魔法使い

舞台『魔法使いの約束』第3章 「指先から始まる絆」より

よ、良すぎる……。直前の「共に戦う者たち」のタイトルも入れ込んでるの、良すぎる……。良すぎるしか言えない。
一番のクライマックスシーンに、1章から3章までの曲を全部乗せした曲を持ってくるの、最高。脳がちぎれるかと思った。
ストリングスやピアノが弾いてる三連符の盛り上げもめちゃめちゃ熱い。




おまけ:歌唱曲のBGMバージョン

順次記載予定。ゆっくり観返しつつ確認します。

1章

シャイロック登場シーン:月に焦がれて
アップテンポで少し緊迫感があるけど、それでもジャズの余裕がある。シャイロック……。
ムルがドラモンドをねずみに変えたシーン:出会いは満月の夜
え めっちゃいいアレンジだこれ……ピチカート、最高。
ここでもう一度、満月の夜に出会うんだな、ムルと晶は……。
北2紹介~瀕死ファウストの部屋:陰気な男と物騒な男
もちろん(?)陰気パートのみ。
双子が晶の手を握るシーン:一筋の光
ここで「一筋の光」先出しだったんですか!?!? 晶が光を見出した瞬間、ここだったんだ……。疑心と真心の間の、まだ朧げな光……。いずれ信頼の糸になる、細い細い光……。
「深い溝」かもしれないけど、ここは「一筋の光」と思っておきたい。
晶が賢者の部屋で朝起きたシーン:出会いは満月の夜
こちらはかわいいアレンジ。
双子によるファウスト紹介シーン:孤独
孤独についての話ゆえ……。
シャイロックが晶に紋章を見せるシーン:月に焦がれて
これアレンジなしのインストじゃないですか!? もっと聴かせてくれ……。
諸々の現象が「厄災の傷」である、と気づいたシーン:傷痕
厄災の影響というのが言葉がなくてもわかるのありがたいね。
燃える魔法舎でファウストたちが中央騎士と戦うシーン:潜む声

人間と魔法使いの深い溝を感じるシーンでは度々使われますね。
魔法使いたちに謝罪するドラモンドからのシーン:一筋の光
弦……これは……ハープ……? ギター……? 「まだまだ細い糸」というようで、良い。

2章

アーサーが生い立ちを語る:深い溝
「深い溝」と言って良いのかわからないが。つよきずのテーマメロディ。
クロエとヒースとシノ:風の行方
クロエが他の魔法使いたちと仲良くしてるのよかった。西の魔法使い。
羊登場シーン:祝福の言葉、祝福の花
南カウントなので「祝福の言葉」側かな。ティンホイッスルが可愛い。すでにケルトイメージなのだとわかる。
パレード前、石を投げられたら? のシーン:陰気物騒
陰気が漏れ出る。このあと「祝福の花」に続くのいいよねえ
パーティーにて、シノと晶の対話:絡み合う因縁(シノパート)
チェンバロの音がする。パーティー会場だからか?
パーティーにて、ルチルが拘束される:潜む声
人間と魔法使いの対立シーンで流れるBGMでおなじみ。
墓にて、呪いの首輪:生命の灯火
死者ってことですか!?
墓にて、儀式の示唆:傷痕
〈大いなる厄災〉関連ですからね kiss
月蝕の館にて、ムルとシャイロック:月に焦がれて
1章もだけどなんでこの曲だけガチインストなんだ!?
月蝕の館にて、戦闘シーン:始まりの合図
テーマソングが戦闘シーンで流れると上がるよね。
ブラッドリー戦闘シーン:絡み合う因縁(元相棒パート)
絡み合う因縁のメロディ、絶対今後個人メロディとしてでてくるんだろうな……。
月の召喚術の話:傷痕
厄災の傷のテーマっていうよりは〈大いなる厄災〉そのもののテーマなのかもしれない(今更)。
残された魔法科学の痕跡:狂い始めた何か
裏にあるものが見え始めたシーンですからね。

祝祭Part1

西
OP後の南ロスグト:祝福の言葉、祝福の花
南アレンジ!!!!! ギターと笛(ティンホイッスル?)とピアノ! まほステ的ケルティックアレンジ。
豊かの街に来た西と東の魔法使い:風の行方
イントロが結構アレンジが効いててかっこいい。ピアノソロもある。個人的にはリズムパートが好き!
クロエと晶のおしゃべり:きみの幸せ
先出しなんすよ……。だからこそ、クロエがラスティカにもらったものを、クロエが家なし魔女にまた渡す幸せの流れを感じていいんだ……。
衛兵を呼んだアントニオ:潜む声
人間と魔法使いの深い溝! 低い金管楽器がメロディ吹いてたりストリングスの不穏な刻みがあったり、緊迫感がある。
カジノルームに現れる"ムルの幽霊”について:小さなピース
オリジナルから、5拍子→7拍子の改変あり。最高。別の欠片ムルだからね……。
家なし魔女登場シーン:空っぽで一杯(傷跡含む)
侘しさとやるせなさあふれるオルゴールっぽいアレンジ。
ファゴルタ解説シーン:傷跡
〈大いなる厄災〉の影響ですからね。
クロエがラスティカとの思い出を語る:世界に一つだけのハンカチ
「空いっぱいの想い」の方。
カジノルームにて、欠片ムル登場:小さなピース
上で先に出たものと同じ。レコードノイズのようなアレンジがたまらない。音気持ち悪くて最高~~!!
欠片ムルを脅すシャイロック:月に焦がれて
わはは。じぇーさんが配信でBGM! って言ってたのこれだよね。愛憎のテーマと思ってるとタイトル見る度に凹む。
気分最高! のあたり:大波乱の大演奏(家なし魔女メロディ)
多分これが特典CDに収録される曲(「天空離宮フィナーレ」)。BGM版というには豪華。


フィガロと晶の出立前夜シーン:夢見る明日

はい(はい)。低めなので前半パート(ファウスト・フィガロパート)のアレンジ。ヴィオラなのかチェロなのか、生演奏で見せてもらうしかありませんねえ……。ヴィオラにベットします!
キャンプ地にて:旅の支度
「かけがえのないもの」の前シーン。準備のわくわくが南のわくわくなんだよな。
ムゥムゥ登場シーン:みんなのアイドル
先出し。登場時点でアイドルだからね。かわいい木琴と鉄琴の音がかわいい~~涙 鍵盤にマレット? が当たる音も好き
西のいたずら話:欲望の街
ピッツが最高 ピッツって森っぽいよね
ムゥムゥの毛に魔法をかけて探すシーン:祝福の言葉
ピアノメインアレンジ! でもスネアがいてワクワク感もある。メロディを連符で埋めてるのすごく好き。
ミチルがムゥムゥとお別れしようとするシーン:かけがえのないもの
イントロ部、フレーズごとに休符を挟むアレンジがミチルのためらいと離れ難さを感じさせて苦しい。ミチルが去ったあとは休符なくなるんだな……。
終幕、ミチルとムゥムゥのお別れ:かけがえのないもの
うわあ~~!? こっちは休符を挟まないんだ!? ミチルがきちんとお別れを決意できたんだなあ……。ギターもいる……。え!? チェロ!? ここまでのメンツ、「夢見る明日」メンバーじゃないですか!? 一瞬ヴァイオリンとチェロっぽい二重奏メロディ出てくるのよすぎませんか。段々楽器が増えていって終幕に至っていくのが良すぎる。でも最後までギターがいて「南」だなあと感じる。めっちゃいいな。「天空離宮フィナーレ」と一緒にCDに収録してくれんか……(されない)。

南祝祭、歌曲のアレンジBGM少ないんですね。SEや歌曲じゃない劇伴もおおかった。(「いい国になったよねえ」のとこの劇伴めちゃくちゃ好き)
南曲自体3章までにそんなになかったのもあるし、ストーリーも南の中で完結してる部分も大きいからなあ。
Part2も楽しみ!


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