成り行きは自然現象です


つまり、
数々の世界有数のビジネスは、
『たまたま』から生まれてきたのです。



それを『成り行き』といいます。
成り行きは自然現象です
決して他人が歩めない人生文脈を持った
再現できない自然現象です。


出逢った書籍で、良書
考えさせられる書籍があったので
自身の備忘録も兼ねて、ここに再記します。


これ。大変興味深い、『問い』なので
皆さんも一緒に、読み進める前に考えてみませんか?



素晴らしいアイデアと綿密な戦略が成功の近道か?

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あなたは、貯金をはたいて小さな会社を
やろいうとしている起業家だ
しかし、これといって確信できる
ビジネスアイデアがあるわけではない
同僚や先輩からは、もっとしっかりした
アイデアを思いつくまで
独立はまったほうが良い、
ともアドバイスされているのだが・・・。

さて?あなたはどちらの選択肢を選ぶだろうか?
(考えを決めてから、一考してから読み続けてほしい)



A 
どんなに綿密な計画を立てたところで、
やってみなければわからない
まずは、活動拠点となる会社を作るほうが先決だ。
事業は後からついてくる。

B
もちろん、具体的な製品や綿密な計画がなければ始まらない
しっかり、事業内容や戦略、戦術を決めてから活動すべきだ。

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さて?あなたはどちらの選択肢を選ぶだろうか?
(考えを決めてから、一考してから読み続けてほしい)


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ビジョナリー・カンパニーの条件
元スタンフォード大学教授の
ジェームス・C・コリンズらは、
長年、超一流企業であり続けた
代表的な企業(3M、AMEX、GE、
ジョンソン&ジョンソンなど18社。
中には150年以上も繁栄している企業もある)を
選び出し、ビジョナリー・カンパニー(未来志向企業)
と名付け創業から長年にわたる軌跡を同業社と
比較調査しました。その結果、意外な事実が判明しました

それは、一般的に考えられている
『一流企業として存続する条件』は
彼らが選んだ優れた企業には、
当てはまらなかったということです。

通常は、『素晴らしいアイデアがあり、
それを実現するために会社を設立したのだろう』と
私たちは思い込みがちです。しかし、
多くの優れたビジョナリー・カンパニーの設立時の
様子を調べると『とりあえず会社を作った、
そして、アイデアを探した』というのが
実態だったのです。特に、設立初期では、
なんでも屋のように、あらゆる可能性を試した
企業がほとんどでした。

たとえば
ヒューレット・パッカードは、
創業時期にはダイエット用電気ショック機から
便器の洗浄センサーまで、なんでもやっていました
最初の大ヒットは1972年の
科学計算機(いわゆる電卓)で、これを皮切りに
コンピューター事業に参入するわけですが、
この時点で、起業から33年もたっています。
わずか538ドルで設立した会社は、
その後、年間売上高400億ドル企業に
成長しました。

ソニーだって、現在のオーディオ・ビジュアル
という事業ドメインが見えてきたのは
設立から5年ほど経った後です。

最初の発明は電気釜で、
その後も失敗の連続でした。
どうしても電気釜を成功させる、
というこだわりがあったら
今のソニーは存在していないかもしれません。

とにかく、
会社を軌道に乗せようとする試行錯誤の先に、
今のオーディオ・ビジュアルでの
地位があるわけです。


世界で1日に消費される清涼飲料水は
約50億杯とのことで、そのうち18億杯がなんと
コカ・コーラだそうです
そのコカ・コーラは、薬局の店員がたまたま
販売用のシロップをソーダで割っておいしそうに
飲んでいたのがヒントになり、スタートしました。

ジーンズの代名詞ともいえるリーバイスは、
もともと帆船の布を売っていた男が、たまたま、
同じキャンパス地でズボンを作り
ゴールドラッシュで集ってきた金鉱掘りたちに
丈夫な作業着を提供できる
と考えてスタートしました。

つまり、
数々の世界有数のビジネスは、
『たまたま』から生まれてきたのです


つまり
優れた企業は1つのアイデアに固執するのではなく、
むしろ会社を存続させることに固執した

と言い換えることもできるでしょう
これが、世紀を超えて生き残ってきた起業に共通する
唯一かつシンンプルなサバイバル技術なのです
そういった意味においては、会社を作った後で
新しいビジネスチャンスを探しに行っても一向に問題ないのです

なぜなら
綿密な計画を立てても、
その通りになる確率のほうが低いのが
現実世界。

失敗しても次々に代案(プランB)に乗り換えながら、
『なんとしても会社を軌道に乗せるまであきらめない』
という姿勢が一番、大事なのだと思います。



海から陸にあがった魚は、長期戦略を持っていたか?
企業の進化は、ダーウィンが『種の起源』に
記した進化の法則に似ているといわれます。
海から陸にあがってきた最初の魚に、
長期戦略や進化のアイデアはありませんでした
ただひたすら環境に合わせて常に最適化してきた結果、
陸にあがり、大空に羽ばたいたのです


そこでは戦略の代わりに、
『実験』『試行錯誤』『適応』が繰り返されます
実際に進化していく生き物たちは、
気の遠くなるような時間をかけてそれらを行い
しだいに体が新しい環境で生きるために
『変態』していくわけです

ビジョナリー・カンパニーを調べた
ジェームズ・C・コリンズらも『未来志向の
企業になりたいなら、綿密な戦略を立てるよりも
ダーウィンの『種の起源』を
学ぶ方がよほど役に立つ』と言っているくらいです。





書籍『思考の法則』永田豊志(著)
からの引用記録文章・アフォリズムです。
アフォリズムとは、物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。
自身で解釈・理解する為の記録・引用です。
上記文章には前後の文脈があり初めて本来の意味をなしえます。
ぜひ、実際に書籍を手に取り文脈を辿られ
理解されることを推薦いたします。

本に書いてあることは、
その著者のひとつの意見として受け止めればいい。
世の中にはいろいろな考えの人がいる。
それを受け止めるのと受け止めないのとでは、
大きな違いがある。

intelligence making the world a better place.

読書は、他人の経験から学ぶこと。

読書とは教わるものではなくて、
それによって自分の頭を働かせること。

本を読むことは
学問をすることではありません
自分の精神をコントロールする
コツを覚えることだ。


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