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親戚が大変なことになっていた話

90歳の祖母の認知症が進み、年金の通帳管理ができなくなったらしく、姉、次女、三男からなる叔父さんが通帳を見たところ残高不足になっていた。
しかし残高不足の原因は長女、俺の母親だった。

ことあるごとに認知症の祖母から金をたかり、金を使い込んでいたらしい。母親当人はまだ働いているし、田舎の持ち家なので大層な金がかかることは特段ない。

何をどう使ったのかは知れないが昔からめちゃくちゃに高いデパコスの保湿剤を湯水のように使っていた覚えはあるし、UNIQLOの SALEの時には同じような服を何着も買い込んで山積みになっていた。母の若い頃はパチモノのブランド品を買い占めていたので、大抵目の先のしょうもないことにお金を使っていたんだろうなと想像がつく。

そして悪事が露呈して居心地の悪くなった母親は弟妹に「2度と連絡してくれるな!」と逆ギレしたらしい。
謝罪とかお金を返しますとか面倒を見ますとかではなく、逆ギレ!なんて立派な人なんだろう。

母は努力をすれば報われると思い込んでいるし、自分が優れているから嫉妬されてみんなが嫌がらせしてくると思い込んでいる。残念ながら現実は全くそんなことはなかった。
つまり多分母は、病弱な幼い自分が祖父祖母に虐げられてきた辛い分、報われようと取り返そうと思っているのだ。
「愛されたいなら努力しろ!」17の時に母親に言われた言葉はずっと覚えてる。この言葉は間違いだとすぐに分かった。何故なら母親は誰にも愛されていないからだ。

多分、愛されたいと思い努力することは空回りである。人を愛してもいい、愛せるような人間になれるよう努力することこそが、きっと正しい。と思わずにはいられない。


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