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京都ライター塾 アドバンスコース 第3期 5回目(全6回)

全6回のアドバンスコースも、あと1回になりました…。
時が経つのは早すぎる。

今までの講座は「商業ライター」として活動していく術でしたが、今回は「エッセイ」を書く方法を学びました。

商業ライターとエッセイでは、書く時の視点が変わるので、ある意味、正反対の書き方をします。両方の書き方が出来るようになると、書き方の幅が広がり、書くことで幸せになれる方法が増える、そんな希望を持たせてくれた回をレポートします。


アドバンスコースの概要

「京都ライター塾アドバンスコース」は、「書く」をメインにした実践的な講座です。「知っていてもやってみると出来ない」それを体感して、講座で学びながら、自分の良さと新しい課題も認識できます。

講座は、月1回×6か月で全6回、受講時間は各1時間30分。すべての回で課題と添削があります。各回の講座内容はこちらです。

1.人の心を動かす文章とは?型を使って書く
2.読者を知り、企画を立てる 
3.企画を立てて、原稿を書く
4.人物インタビュー原稿のフィードバック 
5.ゲスト講師 ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪今回はここ
6.レポート記事フィードバック

※過去の講座はクリックすると、受講レポートに遷移します。

第5回目の講座内容

今回はゲスト講師による講座で、寒竹 泉美(かんちく いずみ)先生が「エッセイの書き方」を教えてくださいました。

事前課題は「エッセイを書く」こと。
いただいた資料に記載の「エッセイの書き方」に沿って、エッセイを書いて提出した後、寒竹先生が添削してくださり、添削内容を講座の日までに確認しました。
講座当日は、寒竹先生から課題について総評と、個別フィードバックをいただいた後に、エッセイの醍醐味もお話いただきました。

驚いたこと、感じたこと

寒竹先生の話は、初っ端から一言一句、聞き逃したくないし、こぼしたくもないほど引き付けられ、先生が発するすべての言葉に頷いてました。

例え話もわかりやすくて、すっすと頭に入ってきて、テトリスみたいにぴったりハマっていくような爽快感(消えませんように…)。
そんな素敵な講座の時間で、私が肝に銘じたことがあります。

半身を切り落とすつもりで文字を削る

事前資料に記載されていた、エッセイを書く手順の1つに「3000字書いた後、1500字まで削除する」という工程がありました。
私は、1500字まで削ることが出来ないまま提出し、冒頭の淡々とした雰囲気に不満を持っていましたが、「淡々」の原因は、1500字まで削れなかったことだった!!!

寒竹先生からは「たくさん書いた後、削ることで、伝えたいことがより引き立ちます。ただし満遍なく削るのではなく、右手を切り落とし、半身になるくらいの痛い思いをして、はじめてエッジが効きます」と、ぞくっとする言葉。

でも本当にそのとおりで、寒竹先生が1500字まで削った私の原稿には、抑揚が出ていて、私の一番伝えたい部分が目の前に差し出されていたようでした。

白いキャンバスに景色と自分を入れて、一緒に旅をする

私は、心の動きを中心に書いていましたが、他の方のエッセイには情景が入っていて、傍から見るのではなく、隣で歩いているように感じました。

「気持ちだけでなく、自分がどういう人物かを表すことで、よりイメージが深まります」とお話いただいた後、読者を世界に誘い込むコツも教えていただきました。

まとめ

受講して振り返ると、書き方から自分の思考の癖を感じる回でした。

いいとこどりをしようとする強欲さからの、取捨選択の甘さ。
出来上がった状態だけを見てしまう癖。

取捨選択の甘さは、寒竹先生が「5日間の旅行が3日間になってしまったときの旅行プランの修正」と例えてくれたけど、私にとっては「ブッフェ」の取り方と同じだなと思いました。
目の前にたくさんあると、あれもこれもといっぺんにお皿に載せて、勢いよく食べて、お腹いっぱいで苦しくなってしまう。
でも、厳選すれば、きれいに盛り付け出来て、一品一品、ゆっくり味わって楽しめる。

そして、出来上がった状態は、泥臭い工程を重ねて仕上がってるものだということを聞けて、とても嬉しかったし安心しました。

書くことは「自分」が出るものなんだなと痛感した講座。

次の課題

今回の講座を受講したレポートをとある媒体に掲載する”商業ライターとして”書いてください というもの。

…自分の気持ちと向き合ってきたことを、客観的な視点でレポートするとは…またまた酷で楽しそうな課題をいただきました!

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