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「 水曜日は、綿糸語り。 #51 」

片ポケです。

そうだ506XX穿こう。


506XXは綿糸で縫われていることは、
これを読んでいる方は理解していると思います。

綿糸の魅力は

"退色"や"壊れること"

だと思っています。

デニムが経年変化するなら、
縫っている糸も経年変化するするのが、
自然だとは思います。

もちろん506XXが1960年代まで製造されていたら、
一部綿糸、全化学繊維、ということもあったでしょう。

化学繊維がダメ、ということではありません。

本物が綿糸で縫われているので、
そうでなければ、再現性に欠ける、ということです。

縫い糸もそうですが、
ボタンホールは、綿糸で縫われていると、
存在感があって味わいですよ。

出先でデニムを見ると、
ボタンホールばっかり見てしまいます。。笑っ

昔のボタンホールのミシンと、
現代のボタンホールのミシンは、
どう違うのか???とか、気になります。

おなじことばっか言ってますが、
好きだからしょうがないです。

ブランドが縫い糸自慢をし合う世界線?
ありますかね~?
なさそうだな~。
しかし、ユーザーの着目点が広がれば、
やがてそれは製品に反映されるはずなので、
唱え続けます。

「あそこのボタンホールはどうだ」
とか
「自分のジージャンの糸の色抜けがヤバい」
とかね。

そういう目線が方が増えると、
きっと面白いことになると思いますよ。

あるジーパンのボタンホールの糸が気になったので、採取。

そして、焼いてみました。





無事、綿糸。

この写真じゃ何も伝わらないんですが、
火を消さなければ、全部燃えてしまうので、
火がついたな、と思ったところで消火。
それでも結構燃えましたね。

じゃあ、これが化学繊維だったら???
燃えることは燃えるんですが、

溶ける、という表現の方が合ってるかもしれない。

ガイルの髪型のように溶けて、
そして触ると固い。

ふわっと燃える感じではなく、
ツーっと溶ける感じ。

その画像は今度にでも。

今気に入っているジーパンなので、
綿糸で良かった。。

今日はこれまで。

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