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「 水曜日は、綿糸語り。No.24 」

片ポケです。

前回の記事。


水曜日は、綿糸語り。

生地はヴィンテージ風、
縫い糸は化学繊維の現代風。
これも1つの夢、なのかなぁ。。。

ズボンで66ってあるじゃないですか?

あれって、爽やかなライトブルーのを、
良く見かけるし、カッコいいなと思います。

それに対して、
506XXって、
ライトブルーも見かけるけど、ボロボロ。

洗濯機でガンガン洗って、
生地が破れる程まで穿き込んでも、
糸は、ほつれないか、ほとんどほつれない。

↑これは506XXではできない。

穿き続けるには、直し、が必要なんですね。

それはこないだも書いたか。

ガンガン穿いて育てたい人にとって、
直しは厄介なのだろうか?

厄介だろうな。


修理するストレスがあるぐらいなら、
化学繊維でいいんだ!

という方には、
やっぱりLVCってなるのかなぁ。

私の事を「綿糸警察」と呼んだり、
呼ばなかったりするみたいですが、

LVCはなんで綿糸じゃないんだ。
LVCはなんで綿糸じゃないんだ。
LVCはなんで綿糸じゃないんだ。
とずっと考えてみたんですが、

ちょっと思い込みしてたな、
というところがあったんです。

そもそもデニムに求められているのは、
色落ちではない。

これ。客観視したら、これだった。

忘れてたよ。

みんな、ジーパンは色落ちや育ち方で
選んでるわけじゃないんだ。

だから、
いつもと気分を変えて、
何となく雰囲気が昔っぽくて、
有名なブランドのを選ぶとLVCになるんだ。

そこに綿糸で縫ってるかとか、
その時代は化学繊維じゃないとか、
そんなのは、
どうでもよく、
糸が切れてクレームもらったり、
悪い評判くらうより、
いいわけです。

客層、だな。

そういう意味では、
私が最も良いと思っている、
2000年代の日本製は、
いわゆるレプリカ好き向けでの製品で、
現行のLVCは、
そうではない方向けなのでしょう。

そして、
ターゲットが異なる理由は、
もしかすると2000年代の日本製の頃の、
振り返りがあっての事かもしれません。

そういう意味では、
LVCは結構成功している、
と思います。(商売的に。個人的に。)

ってことは、ってことは。

綿糸がいいよ。とか、あーだこーだ言ってても、
LVCが綿糸に変えて商売的にメリットがないと、あちらには、やる価値はないんです。

私の発言は
現行のLVCの価値を下げるかもしれません。
それでは、LVCの利益を減らしているのと変わらないんですよね。。

綿糸に変える = ターゲット変える
ターゲット変える = 利益増える

↑これ、提案出来るんか???

今日はこれまで。



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