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瑠美プロの7p押し・8m切りを考える

2024年5月6日、Mリーグ2023-24ファイナルが開幕。泣いても笑っても残りは一日目を消化して14試合。わずかな期間だが、だからこそ各人の意志が打牌に見えて面白い。

この一日目、Xを見ていて話題に挙がっていたのは瑠美プロの2つの打牌だ。1つ目は南2局のこのシーン。

瑠美プロは渋川プロの親リーチに対して中ポンから2-5sのテンパイでめくり合い、最後にはこの7pまでプッシュしてアガりきった。この7pプッシュ、およびその前までの打牌について、ここまで押していいのか?ということが疑問に挙がっていた。

またもう一つ話題となっていたのが、南4局のこのシーンだ。

瑠美プロはこの手牌から8m切りを選択。点数状況としてはマンガンツモなら逆転トップである。赤1枚の手牌だから、リーチツモタンヤオ赤でOKだが…8m8pのシャンポン部分の受けを消す8m切りを選択した。これが損な打牌ではないか?ということでこちらも話題に挙がっている。

これら2つの場面について、NAGAの解析結果を見ながらMリーグファイナルという状況でどう打つべきか、を個人的に考えてみたいと思う。まず7pプッシュの場面についてのNAGA解析は以下の通り。

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