ポイントで投資のメリット・デメリット

ポイントでの投資のメリットとデメリットを改めて考えてみました。

※以下、今回ここでいう「リスク」とは株価などの金額が上下するという株価の変動を意味したり、会社が倒産したりして価値がなくなる可能性があるという倒産リスクという意味合いで使うものではなく、「家計に直接与えるダメージ」があるか否か、俗にいうなら、懐から金が出ていくかという意味合いで使います。ノーリスク、というワードを使ったりしますが、あくまでも投資にリスクはつきものです。ご注意ください。

1 メリット

①ポイ活投資は現金や預貯金を費消しないので、家計に与える影響がほとんどない。ポイントはおまけであるという考えであるならばポイ活投資はノーリスク、考え方次第ではプラスしかないということ。

現金で買い物した時は何らポイントの還元はありませんのでカード利用額に応じたポイント還元は言うなればおまけです。

このポイントで投資することになるので、おまけの金額が上がり下がりするだけです。仮に

このポイントを使わなくとも、別に自分の現金・預貯金が変動するわけではありません。

つまり、ポイントを使うだけ、という観点かららすると、投資をするにあたり懐から直接現金を出さないため、リスクはゼロです。

もちろん、投資をするという観点からするとリスクがゼロということは嘘に近いのですが、あくまでもものごとの捉え方の問題だと思ってください。

つまり、ここでいっているのは、100円分使えたはずのポイントが投資によって90円になってしまうこともあるため、実際に株価変動リスク等がないわけではないものの、そもそもおまけ部分が変動するだけならば毎月の家計には影響がないため、家計へのダメージがない、つまりノーリスクということですよね、ということです。

さらにいえば、ただただおまけでもらえたポイントを投資していくだけで、これがさらに現金を生み出す金のたまご=マネーマシンになるかもしれないという意味ではプラスしかないということになります。

おまけから持続的に現金が生まれると考えればプラスしかありませんよね(しつこいですがあくまでも考え方の問題です)。

②(日興フロッギーでは)100円から簡単に買うことができるので、手元にある程度まとまった資金を用意せずともポイントで投資を始められる。

日興フロッギーでは100円=dポイントが100ポイントから購入可能です。

1株や100株などの単位ではなく100円で買えるのがいいところです。

長期投資かつドルコスト平均法の観点から行けば、下がったときに大きく買え、上がったときには少なく買うことができる、割と理想的なドルコスト平均法での買い方ができます。

その意味でも1株から買えるという投資よりも長期投資をする上ではプラスです。

100ポイントくらいであればちょこちょこ買い物をしていてもたまるレベルかなと思いますので、始めやすいし、買いやすい単位ではないかなと思います。

③日本株の場合、単位株まで購入した結果、各企業の規定の単位株を保持していれば株主優待ももらえること

私が保有しているINPEXは400株〜なのですが、例えばライオンであれば100株から洗剤などが入った優待商品がもらえます。

最初は全く到達しないように思うのですが、長期にやっていくにつれて単位株になる瞬間が訪れます。

その年の各企業の優待の権利付き最終日に単位株になっている場合には株主優待ももらえます。

あくまでも日本株のみですが、単位株になって優待が貰えるととても嬉しいです。

2 デメリット

①カード利用金額とポイント還元率によって原則原資が決まる。一般的には大きな原資ではないことから、特に短期で大きな儲けを出すことは困難=すぐに大金を得ることは難しい。

カード利用金額が多ければポイントも貯まりやすいですが、結局利用する金額が大きくて日々浪費してしまっては元も子もないかなと思います。

節約も大事だよねって考えるならば、やはりそこまでの利用金額にはならないのかなと思います。

そもそものカードのポイント還元率は概ね0.5〜1%が多く、まれに2%などの還元率もあるかなというところです。

dカードも1%の還元率ですが、d払いを使うことでMAX 3%まで還元率を引き上げることが可能です(dポイントクラブの改訂がなされてポイント還元率の変更があるようなので、またいろいろとポイント還元率が変わるかもしれません。)

一応、2022年2月28日段階では、全ての支出をMAXにd払いに注ぎ込めたとしても、年間300万円の利用なら300万円×0.03=9万ポイントですし、年間600万円でも2倍の18万ポイントですから、なかなか原資が大きくないというのはご理解いただけたかもしれません。

この例だと年間9万円〜18万円が毎年のポイ活原資になるわけですが、株式投資の配当も再投資するのであれば、少なくとも10年以内に資産額100万円を目指すのも現実的かなと思われます。

なお、よほど年間利用額が多い人であるならばポイ活投資もものすごいパワフルにできるので、ポイ活だけで金持ちになれる可能性はありますが、そういう人はそもそも収入がものすごく多くてある程度の金持ちではないかなと思われますので、たぶん極めて例外な人だと思います。

また、そういった極めて例外な人というのは、下記の通り、税金のリスクが発生する可能性があるので要注意かなと思います。

その他の人はほとんど考えなくてもよいリスクかと思います。

②ポイントを使用して株取引を行った場合、税金を納める必要がある場合があること

ただし、「(注)証券会社等においてポイントを使用して株式等を購入した場合、一般的には、その株式等の取得価額(取得費等)はポイント使用前の支払金額(ポイント使用相当額を含めた支払金額)を基に計算するとともに、ポイント使用相当額は一時所得の総収入金額に算入します。」とのことでした。

つまり、ポイントを「使った」ときに、課税の対象になる可能性がある、ということだと思います。

ただ、一時所得であるとして仮にポイントを一時所得収入として把握したとしても、一時所得控除があるわけですし、買い物自体がポイントを得るための所得控除の対象になるなら、課税一時所得としては0として算出されるのではないかなとも思われます。

この考えが合っているなら実際に税金がかかる人はいないようにも思えますがどうなんでしょうか(詳しくは税理士さんなどの専門家にご確認ください)。

ちなみに、僕程度のポイント使用のレベルであれば上記考えが誤りであったとしても課税されることは無いのかなと思っています。

一時所得で計算するのではなく、雑所得で計算する場合もあるようなので、きちんと確認したいですね。

間違いなくやっていきたい方は、素人が多少調べた程度の紹介ではなく、きちんと専門家に聞くのがいいと思います。

ただ、実際問題、デメリットに位置づけるほどのことでもないのかもしれません。

3  まとめ

基本的にはメリットが大きく、デメリットは小さいかなと思います。

先に述べた通り、ポイ活投資では大金持ちにはなれない(一部の人を除いて)と思いますが、うまく使えれば、ほとんどノーリスクで家計を少しでも楽にできるような金のたまごを作れるかなと思います。

他にもこういうメリットがあるとか、いやいや実はこういうデメリットあるね、とかがあれば是非ご指摘いただきたいです。


今日はひとまずこんなところで終わります。

お読みいただきありがとうございます!




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