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破顔した笑顔に、力がぬけて癒された

当直明けだった今日。夜中ずーっと忙しかったんだよなー。休憩時間とて頭が興奮し、ちっとも気が休まらなかった。思えばこの破茶滅茶が、勢いをつけました。

「最近はもう、自分の部署が嫌で。しんどくて…」
出勤してきた同僚へ、気づけば口走るように、わたしは言ってたんです。

***

普段の日中にて、自分が思い描くようには仕事が回ってない日々です。規定の就業時間を迎えたとて、目の前には山積みの仕事がある。他の部署からも続々と応援には来てくださるものの、姿を見ては勝手にアテレコしてしまう。

「ゲっ。全然終わってないし」、「今まで何やってたんだか」。「はーしんどい」、「自分とこの部署だって、この後戻ってやんなきゃなんだよなー」、「勘弁してよ」。

どれも言われたことはなく、わたしの心の中だけの音声放送。

その人の眉の動きに、肩の落ち具合に、声音の硬さに、「やっぱ皆んな思ってるんだ。そうに違いない」て、わたしひとりで思い込んで。所在なさげに縮こまっては、「ごめんなさい」と謝りっぱなしでした。

書いてて、わたしが落ち込んできてもた。あの居た堪れない感覚がふつふつ甦る。

ここまで読んだあなたは思ったかもしれません。ずいぶん被害妄想なんじゃね? ちゃんと言われてから悩んだっていいんじゃね?

自分でもそう思う、思うんだけど、ねえ。だって、ガチで言われちゃったらおしまいだもの。詰んでしまう。疑惑と確定じゃ重さが違ってくる。せめて疑いのままでいたい。そんなジリ貧の感覚ゆえです。

そんなに思ってたはずなのに、今朝のぼんやり頭が、突飛な力を発揮しました。そもそも問われてもないのに、自分からこぼれるようにして口から出てた。

失望や落胆を、周りへ抱かせてるに違いない。そんな自分となってることが、たまらなく嫌で、怖い。ブルブル震える思いから発してた。

聞いてた相手はどんな反応だったか。破顔でした。そう、クシャって笑顔になった。見た瞬間にわたしは脱力しちゃった。考えすぎで、勝手に自分でむっちゃ背負ってたんだー。そう悟れた。

いっぱい励ましの言葉や、アドバイスももらったんだけど。眠気ゆえか、安心からか、今となってはあんまし覚えてなくて。我ながらひどいヤツだ笑。

でもおかげさまで、心が癒されたのでした。

では また

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