やばい。12時まで時間がない。余裕だったはずなのに、なぜこんなことになったんだ。

それはふと見たテレビドラマへ釘付けになったから。思わず見入り、そしてグワングワン心を揺さぶられた。揺さぶられ過ぎて、書こうと思ってたアットホームな記事は吹っ飛んだ。

そのドラマとはこちら。

代理母をめぐるお話です。妊娠、出産に関わるだけに、性描写が描かれてました。少し雑な、ともすれば、あえて品なく演出することで、人間の感情を奥深くまで引っ張り出してくる。リアルな表現だからなんだろうな。

引きずり出されるのは、ずるずるの、ヌタヌタで、まとわり付いてくるような嫌な方。もし捕まろうもんなら絶対溺れてしまうだろう、そんな底の思いが、自分の中から浮いてくる。

うわぁぁぁー。叫ぶように困惑してるはずなのに、目が離せない。目を離さないくせに、滅法怖い。なんじゃそりゃ。

わたしとて、自分のどっかで分かってる。わたしは上澄みの、きれいな世界ばっかりを見ようとしてんだなって。奥にはドロドロしたモノがあるって、本当は知ってる。見ないフリ、気づかぬフリをしてるだけ。ドラマを観るほどに、手招きするよう諭されてる気がして。ブルりと震えます。

で、どうしたか。結局途中で見るのを止めてしまいました。もうお腹いっぱいです。どうぞ今晩はご勘弁ください。テレビをそっとOFFしました。

このドラマは原作があるそうで。本で読もうかな。やっぱドラマで観た方がいいのか。いや、もうどちらも止めとくかも。

「うーん」と口をとんがらかし、思案してる夜なのでした。

では　また