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カネ、クルマ、オトコ、オンナ|私のこと

私が17歳の頃、仲良くしていた30代前半の男性がいた。
その人は当時流行りのアメ車に乗っていた。

彼に対しては特別な感情はないものの、友達として遊ぶのが楽しかったし、何よりカッコ良いアメ車に乗せてもらえるのがすごく嬉しくて、ちょくちょく遊んでいた。

ところが、彼の方は違ったみたいだった。

私は当時から誰からも束縛されたくないし、とにかく自由に思うがままに生きるのが楽しかった。

ある日、彼と何かの話で言い合いになり、最終的に彼から「・・・俺の気持ち分かってるんだろ!なんで、そんなことするんだ!!俺より車の方が好きなんじゃないのか?」
って言われた。

私は内心、何で彼氏でもない人から色々言われなきゃいけないの?って怒りもあって少しだけためらいつつも正直に
「うん。そうだよ。」
って言った。
当然、そのまま彼との縁は切れた。

そして何年か経ち、私は水商売をしていた頃。
当時はバブル崩壊から10年くらい経った頃、バブルの影響がまだまだ残る時代。今と比べるとかなり羽振りの良いお客さんが多かった。
当時は1日で20万円以上使ってくれる人も少なくなかったし、月に何度もお店に通ってくれる人も多かった。

そんな当時、若かれし私は何度も会う人に恋心を抱くこともあった。
店外では会わずに、店内のみでの対話。そのうちプライベートな時間で毎日電話で喋るようになり、お互いに惹かれ合う感覚。

ところがある日、ふと我に返るように「もしあの人にお金がなかったら好きになってたのかな??」と自問自答した。
私はなぜかアメ車オトコを思い出した。
「もしかしたら、私は彼自身が好きなのではなくて、"お金がある彼"に惹かれてるのかも・・・」と思った。

そんな自分に気づいた時に、私はちゃんと自分の人生生きたい!って強く思うようになった。

私は、目に見えない部分で"お金"というものにコントロールされている感覚になったからだ。

自由に思うがままに生きるのが好きだったはずの自分が、いつの間にか世間の価値観に振り回されて、"お金"という普遍的な価値の下に自分を置こうとしていた。

20歳になったばかりの私は混乱した。自分の気持ちって何なんだろう。と、、、
お金は好きだし大事だけど、それより大切なことがあると思った。
でもそれが、何なのか明確には分からなかった。だけど、とにかくお金にコントロールされるのだけは嫌だった。

その後、私は誰かを好きになる度に、この人のどんな所が好きなんだろうとか、何に惹かれるんだろうとか、めちゃくちゃ細かく自問自答するようになった。

こんなこと言うのもなんだけど、私は人より惚れっぽいというか、性欲強めの女子。
その後私は、恋をする度に自問自答を繰り返し、だんだんと感覚だけでその人を本気で好きになれるかどうか、付き合う前にわかるようになってきた。

そして、結婚、離婚、再婚と繰り返す中、自分の中の恋や性に対する感覚がだんだんと変わってきているのをこの頃とても感じる。

私自身、お付き合いした人数の〇倍の人とSEXもしたし、恋もした。そして今も変わらず恋はしてるし、性欲もバッチリ!

散々な思いもしたことあるし、逆に幸せを感じることも多かったし、私よりももっとはげしい経験をした人の話も数多く聞いてますが、多分男女のことや恋やらSEXは得意分野なのかなって思います。

画像は今回、Tome館長さんの画像を使わせていただきました。20代の頃の色々経験もしたい、でも怖い、自分って何だろうと混沌としたあの頃の自分をおもいだす画だなと思って使わせていただきました。ありがとうございます。

どんな事でも自分らしさを大切に、色んなことを沢山経験しながら楽しむ!!が私のモットーだ。

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