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福岡グルメ&ユーリ唐津聖地巡礼の旅20170319

2017年3月19日~3月21日、九州の福岡と唐津を旅してきた。

目的は、福岡グルメと、フィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』(以下、YOI)の聖地・唐津巡礼である。入社当初のOJTから、長いおつき合いの先輩(50)とわたし(40)が、まさかアニメにドはまりして、ともに聖地巡礼にまで出かけてしまうとは、人生にはいろいろと思いがけないことが起こるものである。
思えば一か月前、佐賀県とYOIがコラボイベントを開催すると聞いて、LINEでの「でもさすがに佐賀までは行かない。。」「行くんでしょ?(笑)」というやりとりから、なぜかそのまま日程まで決めてしまった、この旅。
楽しかったあれこれを記録したい、そしてそれが誰かの旅にまたつながれば、との想いで、2泊3日の道中を振り返ってみる。

3月19日(日) 1日目
大阪から移動の先輩と、東京から移動のわたしは、9時半頃に福岡空港で集合。今回の旅は、ANAのサイトから「旅作」を利用して、往復航空券とホテル宿泊を手配した。飛行機の旅に不慣れなふたりのために、ツアコンさながらにプランニングを手伝ってくださったTさんには、大感謝である。

3日間の天気予報は、初日が終日晴れで、あとの2日は雨マーク。貴重な晴天を生かすべく、空港から直接、唐津へ向かうこととした。電車でおよそ1時間半の小旅行。途中からは窓の外に海が広がり、気分は高まる。
11時20分、唐津駅へ到着。YOIでは、ロシアから来日したユーリが駅前に降り立つシーンがあるが、10代の外国人少年が、空港からひとりでこの距離を電車に乗ってやってきたのかと思うと、よう頑張った!と胸が熱くなることこの上ない。
改札横にはのぼりが立ち、構内あちらこちらにポスターが貼られ、ご当地キャラ・唐ワン君に扮したマッカチンのパネルがお出迎えしてくれるなど、唐津の玄関口はYOIにあふれていた。

駅のロッカーには十分な空きがあり、荷物を預けて身軽に。
改札向かいの観光案内コーナーで、簡単なアンケートに答えて聖地巡礼マップをいただいた。英語版も用意されているそうだ。何回目の巡礼かを尋ねる問いが、アニメにちなんで「第〇滑走」と表現されているのが楽しい。

駅前でも写真をパシャパシャ。
この日の佐賀は、最高気温20度の予報だったが、海からの風があるためか、思ったよりも涼しい。
駅のそばには、物産館のふるさと会館アルピノがあり、さっそく立寄る。今回の佐賀県とYOIのコラボイベントは、3月6日から始まったのだが、開始直後はアルピノでの限定グッズ販売に、長蛇の列ができたそうだ。
この日、グッズはすべて揃っており、キーホルダーと手ぬぐい、松原おこしを購入した。
アルピノ館内には、キャラクターの全身パネルや、久保ミツロウ先生(YOI原案担当)の色紙などが飾られており、多くの巡礼者たちでにぎわっていた。

欲しかったグッズも入手できたので、次はランチとおやつへ。イベント期間中、唐津市街地を中心とした複数の店舗で、コラボメニューが提供されており、特典でポストカードやコースターがもらえる。
観光案内コーナーで配布されている聖地巡礼マップには、コラボ店の地図は載っていないため、ネットや食べログアプリを併用して回った。

まず訪問したのは、hanaはな家。開店間もない時間で、カフェ店内は女性客を中心にすでにいっぱいだったが、お庭にもテーブルがあるということで、そちらへ案内していただいた。晴れた空の下、地元野菜を使った、ユリオの長谷津風ボルシチは、4時半起きの空腹に優しくしみわたった。

お店を出て、てくてくと大手口バスセンターへ向かう。長距離バス乗場に隣接する、大きな目立つ建物である。こちらの1階cafe feelで、コラボスイーツの、ピチットくんの陽気なジェラートをいただいた。ジェラートといえばイタリアなのに、なぜイタリア人のミケーレではなく、タイ人のピチットくんメニューなんだろう?ピチットくんといえば原宿、原宿といえばジェラート、とか?とまじめに語り合うふたり。

バスセンターの次は、すぐ近くの唐津神社へ。YOIファンの絵馬がたくさんかかっており、皆さんの二期放映に向けた熱い願いを感じた。久保先生や山本沙代監督も、ロケハンで訪れてヒット祈願をされたというこの神社、ご利益はとてもありそう。

楽しい旅になるよう見守ってくださいとお祈りし、巡礼のメインスポットでもある唐津城へと向かった。

唐津城は改修工事中で、天守閣も2017年夏頃まで休館しているが、周辺の散策は可能。主人公勇利たちがトレーニングしていた石段や、木製のベンチを見て回った。アニメと同じ場所で、お城を背景に自撮りするファン多数。勇利の愛犬、ヴィッちゃんのようなトイプードルを散歩させている方がいて、思わず振り返る。売店では、BGMに勇利フリースケーティング曲の「Yuri on ICE」が流れていた。

唐津城を後にして、次の巡礼スポットである舞鶴橋を渡る。海風が強くて、よろめきそうになるほど。アニメでは橋の上で釣りをしているおじさんが登場するが、実際には水面まで距離もあるし、風は強いし、ここから釣りは難しいね。

橋を渡って、すぐのところにあるTea&Space 基幸庵へ。待たずに入店することができ、ありがたい。三連休中日なので、あちらこちらで行列になったりするのでは?と思っていたのだが、各スポットほどよくにぎわいながらも、そこまでの混雑はなかった。基幸庵では、コラボスイーツの、長谷津焼onアイスお抹茶添えをいただいた。通常メニューもとてもおいしそうで、落ち着いた店内の雰囲気も良く、唐津再訪の機会があれば、ぜひまた立ち寄りたい一軒だった。器なども販売されていたので、小ぶりなものをひとつ購入。

お天気の良い今日のうちに、ちょっと離れた海岸のスポットも見に行きましょうか、と提案し、ぶらぶらと街中を散策しながら、唐津駅へと戻った。
商店街のBGMも、「Yuri on ICE」。アニメにちなんだ虎トレーナーが飾られていたり、地元紙の記事が掲示されていたりと、楽しく歩くことができる。

電車に乗って、次はエンディングに登場する海岸のシャワーを目指し、4駅隣の浜崎駅へ移動。日中の電車の本数は、1時間に2、3本程度。車があれば便利だが、電車+徒歩でも、時間配分に気をつければ、あちこちまわることができた。今回利用しなかったが、巡礼タクシーやレンタサイクルもある。

浜崎駅からは、10分弱歩いて、海岸へ。広々としていて、マリンスポーツを楽しむ人の姿も見られた。
シャワーは、思ったよりも低くて、なるほど、身長180cmを超える人なら、かがむ感じになるなと。何の変哲もない海岸のシャワーに、人がたくさん集まって写真を撮っているのは、事情を知らないで見たら、不思議な光景だろう。

初日の聖地巡礼はここまでとして、浜崎駅から博多へ移動した。今回の宿泊先は、クルーム博多。博多駅から近く、大浴場もあり、部屋もきれいでゆったりしており、なかなか快適なホテルだった。晩ごはんは事前に調べていたお店にダメもとで当日予約を試みるも、満席と言われ、ホテルで近くのお店を教えてもらった。
博多バスターミナル8階の、博多一口餃子 一ロで、肉多めの餃子を、ふたりで5人前平らげ、ビールもがんがん飲む。
そして、博多駅ビルのデイトスへ移動して、長浜ナンバーワンでラーメンと、また餃子を。餃子欲とラーメン欲が、速やかに満たされたのであった。

ホテルへ戻って大浴場でさっぱりした後は、おみやげの交換会。先輩お手製のユーリグッズに大受けする。夜更かしして作ってくださったんだろうなあ。なんとも嬉しい。
コンビニで買ったサングリアや澪を飲みながら、先輩のスマホでYOIを第1話から第4話まで視聴。4話までは、唐津をモデルにした架空の町「長谷津」が主な舞台なので、ついさきほど見てきたような風景の連続に、大いに盛り上がった。

(続く)

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