時間つぶしにカフェに入ったら、若い女の子がふたり、険しい顔をして向かい合っていた。
見るからにトゲトゲとした毒気を放っていて近くには行きたくなかったけれど、彼女たちの近くの席しか空いていなかったので、ひとつ離れた席に座った。
こわいもの見たさ？聴きたさ？でちょっと意識をふたりの方に向けてみたら、彼女たちはケンカをしているわけではなく、ふたりは同じ職場の仲間で、その職場の人間関係のことで腹を立てているようだった。

腹が立ったことを飲み込むよりは、一旦吐き出したほうがいいとは思う。
でも、延々と続く文句のオンパレードは何の解決も産まないし、自分のエネルギーの消費でしかない。
文句はほどほどにして、”じゃあこれからどうするよ？”ってことに切り替えた方が有効的だと思うけどなあ。

こんなとき、いつも3つの領域に分けなさいっていうはなしを思い出す。
（ちなみにバイロン・ケイティ氏の著書を実はまだ読んだことはない）
その問題は
　・自分の領域か
　・あなたの領域か
　・神の領域か
自分の力の及ばない領域に対してジタバタしたって、所詮自分の独り相撲にしかならない。
わたしもまだ独り相撲をすることはあるけれど、心がけていれば少しずつ、振り分けができるようになっていくと思っている。そして自分の領域のことだけにきちんと向き合っていけるようになりたい。トゲトゲオーラで自分を疲弊させたくないのだ。