"強いわたし"

脂ののりきった20-30代の頃はいつも疲れていた。
身体が弱いわけでもなく、貧血でもなく、低血圧でもないのに、いつも具合が悪い。
疲れきってしまうと食べ物が喉を通らない。
毎日仕事へ行くのが精一杯で、週末はほぼ寝て過ごしていた。
遊びか、仕事か、の二者択一しか体力が持たないので、大事な仕事の前は遊びをセーブする必要すらあった。

そんなわたしが40代でアシュタンガヨガと出会い、別人かと思うような気力と体力を手にした。
私にエナジーを与えてくれるアシュタンガにどんどんハマっていった。


***   ***   ***


今朝の練習は、久しぶりに心も身体も軽くて、とても気持ちがよかった。
でも途中でふと思ったのだ。

もしかして、わたしがアシュタンガを一生懸命練習しているのは、(カラダもメンタルも)”強い自分”になりたかったから、じゃないのかな。
いつも疲れていてやりたいことができない自分が嫌だった。
1日24時間なんて足りないよ!って、生き生きとバイタリティあふれる人になりたかった。

”強くない自分”は受け入れたくなかった。
わたしは自分に秘められているかもしれない可能性に賭けてみたかった。
挑戦するのは悪いことじゃない。のびしろは確かにあったから。

だけど、

「I'm enough.」

という言葉がしっくりきたから、ココロもカラダも軽く感じたのかな?


あーあ。やっぱりヨガって奥が深いな。

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