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ぼくのなつやすみ

8月。
暑い。
世間は夏休み。(学生がいないから電車空いててうれしい)


・・・とくると、無性に懐かしくなるのがPlaystationのRPG「ぼくなつ」こと「ぼくのなつやすみ」。
当時(2000年)、このゲームをやりたいがために、8月は毎日一目散に仕事から帰宅してコントローラーを握った。(楽しいからって何日分も続けてやらないで、1日ずつ楽しんでた)
ラジオ体操から始まって、朝顔に水をやったり、畑の手伝いをしたり、虫取り網を手に走り回る。一日の終わりには絵日記を書く。
ゲームの内容を思い出すと、くーーーーっ!!!たまらん。
このゲームの時代設定がぴたりとハマる年齢なので、子供の頃の夏休みをやり直しているかのよう・・・。
毎年8月になる度にまたやりたくなるんだけど、プレステ2のゲームなので、メモリーカードがもう使えなくなっちゃった。(それよりうちのプレステ2動くのかしら?)

ゲーム発売当時から、このゲームは子供には全くその楽しさがわからないという噂だった。やっぱり原体験がないとね、この良さは伝わらないんだよね。わたしみたいなインドアタイプの子供でも、夏休みにはプチ冒険みたいな時間があった時代。


小学生の頃毎年訪れていた父の生家は、相当不便な田舎だった。
家の台所はじめじめとした土間だったし、トイレとお風呂は一度外に出ないといけなかった。(洗面所なんてもちろんない。どこで歯磨きしてたのかな?)
縁側に吊るされた祖父手作りのブランコに揺られたり、畳の上で昼寝をしていればトンボが飛んできたり。家の裏の石垣にはヘビが住んでいた。
幸い「虫コワイ~」という子供ではなかったので、セミ取りしたり、自宅近くではお目にかかれない銀ヤンマを捕まえたりしたものだ。
今でこそそんな不便な生活はガマンできないと思うけど、当時は退屈だとは思わなかった気がする。そういえば祖父母の家でTVを見て過ごした記憶がないから、それなりに毎日やることがあったんだな。
祖父母は他界してしまってもうあの家はないはずだし、付近の風景もわたしの記憶の中の風景とは大きく違っているんだろうなあ。


昭和の夏休みしか知らないわたしは、こうして昭和の夏休みの思い出にひたる。
「ぼくなつ」シリーズがスマホゲームになる?(かもしれない)みたいなインターネット記事を見かけたことがあるんだけど、ソニーさん、本当に実現してくれないかなあ。(熱望)

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