見出し画像

Day108.アンドロゲン不応症とは?

今週読んだ医療系のミステリーで
初めて知った疾患の名前です。
私は知らなかったです。

アンドロゲン不応症
(Androgen Insensitivity Syndrome:AIS)

これなんだ?
と思って自分でも調べてみました。
アンドロゲンは”男性ホルモン”の事。

どういう方かというと
・外見は全く女性。
・女性として育てられます。
でも染色体はXY。

一般的にはXYは男性ですが、そうでない人もいる。
つまり女性として発達していく事もある。

XYだから男性と決めつけるのは良くない。

精巣はあるが、外性器や体は女性として育つ。
体内には子宮も卵巣もないので妊娠する事もない。

正常に発達していないため生理がこないため、初潮がこない。
親が心配して病院に連れて行き、発覚するそうです。
この精巣をそのままにしておくと癌化する恐れがあるので
外科手術で切除するそうですね。

このAISはDSDの一つの様です。
私はこのDSDも知りませんでした。

性分化疾患(Disorders of Sex Development)

人間が男・女として成長する過程でできる
性器などが正常に発達しない事にあるようです。
体の特徴や性器が一般の特徴とは異なる発達を遂げるようですね。

どうやら新生児の2,000人に1人いるらしい。

こちらのページが非常にわかりやすくて
一部編集した上で引用しました。

トランスジェンダーは性自認で自分が男・女であると認識している事。
このDSDは性に関する身体の状態・機能が一般的な人と違うという事。

表現が正しくないかもしれませんが
トランスジェンダーはソフト面(心)
DSDはハード面(身体の構造、機能)

なのかな。

つまり、少数だけどDSD、かつ、トランスジェンダーの人もいる。

DSDの方はホルモン注射をする人が多いそうです。
でも、トランスジェンダーとは違って
自分の性別を「男性らしく、女性らしく」にするためでなく
健康維持のためにするので誤解してはならい様です。

私も当時は衝撃的で驚いたのですが

キャスター・セメンヤ選手
皆様も覚えていますでしょうか。
染色体としてはXY。でも、戸籍上は女性。
子宮と卵巣が無く体内に精巣があり、
通常の女性の3倍以上のテストステロン(男性ホルモンの一種)を
分泌していることが判明。

男性ホルモンが3倍も分泌されている事から
外見は筋肉が発達しているので男性にも見えなくはないかもしれません。

https://real-sports.jp/page/articles/283807766483567773

何が男性・女性を決めるのか?外見か?性器か?ホルモンか?
ここで述べると長くなるので割愛しますが
両性具有として生まれた本人が一番苦しいのだと思います。

DNAは人間の本質を示すものではない
LGBTQ+、第3の性とは異なり
性分化疾患(DSD)というのがある事を知る。
という事です。

多様性の世の中、色々な人がいるという事を理解する。

それを受け入れていかなければならないと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?