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Day55.ODA

今日はODAについてnoteします。
私の尊敬する河野外務大臣が慶応大学で講義した
この「河野太郎、ODAを語る」
めちゃくちゃODAについてわかりやすく説明されています!

ODAを知らない人はいないと思いますが
外務省から引用しておきます。

「開発途上地域の開発を主たる目的とする政府及び政府関係機関による国際協力活動」のことで,そのための公的資金をODA(Official Development Assistance(政府開発援助))といいます。

日本の財政も苦しく、景気が絶好調といえない現状に
なぜこのODAで途上国を支援しなければならないのか?
こんな疑問に答えてくれています。

まずODAによる資金提供は3パターンあります。
①有償資金協力(円借款)
 →低金利で融資して返済してもらう。
  インフラなどは長期かつ資金もかなり必要なので。
②無償資金協力
 →その名の通り、返済不要。
  病院建設や災害防ぐための堤防建設など。
  水や食料支援なども含みます。
③技術協力
 →漁業の仕方など。魚渡して終わりではなくて、自立を促す。

この②、③のお財布は一般会計。
①はJICAの有償資金協力勘定という別立ての財布で管理。

✅ODA予算

一般会計の政府全体のODA予算は
1997年がピーク。1兆1,687億円。
2018年は半減の5,538億円。
実はかなり減っている!
国家予算に占める割合も1.5%→0.5%と1/3になっています。

✅なぜODAを続けるのか?

①困っている人がいる

世界、約70億人いる中で1日の生活費が200円以下という人が10億人。
これはファクトフルネス(ベストセラー)で言うところの
レベル1の生活の人たちです。

②恩返し

日本が第二次世界大戦後に外国からのODAで
1946年〜1951年の約6年間で現在価値で約10兆円の無償支援を受けました。
これで小学校の給食など再開できた。また世界銀行から低金利で
約6兆円の支援を受けて、東名高速、黒部ダム、東海道新幹線などの建設に使われた。(1990年に借金返済済)。

③情けは人のためにならず

ODAで地熱発電所などを建設する事は二酸化炭素を削減する事にもつながり
間接的には私たちのためにもなっている。
また、輸入しているタコの4割は「アフリカ北西部にあるモーリタニアという国から来ている」。

こういう取り組みが日本の信頼力を高めて
東京オリンピック誘致や大阪万博につながったとの事。

またこのODAは「人間の安全保障」に繋がる。
誰一人残さないという考え方のSDGsにも繋がっている!
そして「人材育成」「法整備支援」も重要なポイント。
途上国のお役立ちになっている。

また、中国へのODAが2018年度で終了して
累計で3兆6,500億円にも及びました。
日中平和有効条約が発効した翌年の1979年から約40年ですね。

河野大臣の説明は非常にわかりやすくて
改めてODAについての理解が深まりました!
自国のためにお金を使う事も大切ですが
まだまだレベル1の生活をする人が10億もいるので
少しでもそういう方々のために我々の税金が使われるのであれば
納税する方としても納税しがいがありますね。


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