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Day50.ピンクリボン運動

今日は「乳がん」についてお話したいと思います。
なぜこの話題にしたかですが、先週、母(60歳)が乳がんになりました。
ステージ1です。1.3cmほどで転移などはない、早期でした。
私は男性なので「乳がん」についての知識は0でした。
そこで、下記書籍を買ったのですが、非常に勉強になりました!
母の事もあるので、技術経営だけでなく病気のことも
色々学習していこうと思います。

とってもわかりやすくてオススメです!
ポイントだけ紹介します。
その前に、まずピンクリボン活動について
日本にもピンクリボン活動の活動組織はたくさんありますが
そのうちの一つがNPO法人のJ.POSH。そこから引用すると
ピンクリボン運動とは
「乳がんについての正しい知識を多くの人に知って頂き、その結果乳がんから引き起こされる悲しみから一人でも多くの人を守る活動です。」

Pink-Ribbon(ピンクリボン)は乳がんの啓発運動の象徴であり、認定NPO法人J.POSHのシンボルマークです。

Pink-Ribbon (ピンクリボン)は、アメリカの乳がんで亡くなられた患者の家族が、「このような悲しい出来事が繰り返されないように」と願いを込めて作ったリボンからスタートした、乳がんに対する理解と支援のシンボルです。J.POSH 運動のシンボルマークも、Pink-Ribbon をモチーフにデザインしました。(出展:J.POSHより)

10月1日は毎年、日本ではピンクリボンデイですね。

✅乳がんとは

・女性が罹患するガンで一番多いのが乳がん。
・産婦人科ではなく乳腺科で診療・治療を行う
・治る病気です。
・再発・転移すると治らない。
・定期検診をしていても、見つからない場合がある
・男性でもなる病気
・出産、授乳歴がないと発がん確率が高まる。
・乳がんはステージ0〜4まである。
・早期であれば90%以上が治る病気。
・5年生存率もステージ0〜1であれば95%を超える

✅統計データ
(出展:国立がん研究センター)

最新の2018年予測を確認しました。
女性の全がんが438,700に対して
乳がんは第1位の86,500で約20%です。
一方、死亡した要因では第5位の14,800
ここからわかる事は、乳がんになる女性は多いけど
他の癌と比較すると死亡率は低いという事。

✅乳がん検診について

内閣府が出している(OECDのデータ含む)データによると
50歳〜69歳の乳がん検診比率は日本が42.3%(2016年)に対して
他の諸外国はそれ以上でアメリカは79.5%(2015年)と倍近い。
検診比率が低い事もあって、発見が遅れる事から
日本だけ死亡率は下がっておらず、他の諸外国は下がっている様です。

✅乳がんの3大アーリー

・早期検査
・早期発見
・早期治療
の3大アーリーが重要と著者は述べています。
読んでいて感じた事はその通りかなと思う。
早く検査して、見つかればそれだけ根治の可能性が高まるし
やっぱり何事も早期というのは重要だと感じた。

✅乳がんの検査

⚫︎視触診
→触診で見つけられるのは2cmくらいかららしい。
→乳首やリンパを観察する事でも異常の有無がわかるとの事

⚫︎マンモグラフィ
→おっぱい専門のレントゲン
→しこりがないか、石灰化がないかを確認

⚫︎エコー
→しこりの有無、石灰化の良性、悪性の確認
→おっぱいが大きい人(Gカップ以上)は見つけにくい。
→石灰化で見つかってくる乳がんや脂肪や乳腺と同じ濃さで写るしこりも見つけにくい。

✅乳がんのクーポン

これ知らなかった!
乳がんの検診費用が無料〜数千円程度で受診できるとの事。
通常1万5千円程度かかる費用が自治体によっては無料とはすごい。
例えば川崎市

内容:問診、マンモグラフィ
場所:市内登録医療機関
対象者:40歳以上の女性市民の方(年度中に40歳になる方を含む)
受診間隔:2年度に1回
費用:1,000円

1,000円で受診できる。
板橋区とかは無料ってありました。

✅デンスブレスト

乳腺が発達した女性の事。
乳腺の白色とがんの白色の区別がつきにくい。
マンモグラフィだけだと発見がしにくい場合があるので
エコーと併用する事が大切。
但し、石灰化で見つかるタイプのがんはエコーだけだと
見つけるのが難しいためマンモグラフィと併用する。
つまり、どちらか一方ではなく両方使う事ですね!

✅ベースラインマンモグラフィ

健康な時に検診してデータを取っておく。
それによって定期検診時に比較ができるため
がんの発見確率が高まる。これは納得。
良い状態から時間軸で比較していくのは
お医者さんも確認しやすいしいいね。

✅浸潤癌と非浸潤癌

この違いも初めて知った。
非浸潤癌:乳管や小葉の中でがん細胞が留まっている。
浸潤癌 :乳管や小葉を突き破って滲み出ているがん細胞。

がんの大きさをいう時はこの「浸潤癌」のサイズのようです。
だから例えば、乳管や小葉に留まっているけれども
その広がりが5cmあったとしても、浸潤していなければ
ステージ0であって癌の大きさも0cmという事。
一方、5cmの非浸潤癌であっても、浸潤部分が1cmであれば
癌の大きさは1cmと診断され、ステージ1となる。
手術する際にはもちろん5cm切除。

✅専門医

乳がんのエキスパートの方。
全国に1,690名しかいないのですね。
乳がん専門医の資格には定期的な更新があって
現在進行形で乳がんに関わっている事が条件のようなので
こういう方がいる病院を受診するのは良いかも!

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