とにかく増やせ_

Day8.ネットワーク外部性

ユーザが増えれば増えるほど
その製品・サービスの価値が上がる!
魔法の様だけどそういうものがある。
「ネットワーク外部性(Network externality)」という。

<外部性(externality)とは?>

Wikipediaより引用
外部性(がいぶせい、英: Externality)は、ある経済主体の意思決定(行為・経済活動)が他の経済主体の意思決定に影響を及ぼすことをいう。

??…難しいぞ。
簡単にいうと「外からの影響(自分とは関係ない不可抗力的なもの)」

<例1> 外部性(正と負がある)

武蔵小杉で焼き鳥屋を営んでいた。売り上げが急激に伸びた!なぜ?

→突然タワマンがどんどん建設された。
→人が急激に増加した
→店を来訪する人が増えた(母数が増えたため)
★ポジティブなので”正の外部性”

逆に人が増えた事によって駅が混雑して乗降に時間がかかり
電車が遅延して、関連路線にまで影響が出た。
★ネガティブなので”負の外部性”

鉄道会社や飲食店にとっては不動産業界のこうした
タワマン乱立の影響を受けてしまっている!って事。

では次に

<ネットワーク外部性(Network externality)とは?>

Wikipediaより引用
ネットワーク外部性(ネットワークがいぶせい、英: Network externality)もしくはネットワーク効果(ネットワークこうか、英: network effect)とは、製品やサービスの価値が利用者数に依存していること[1]である。代表的なものに電話がある。

つまり「利用者が増えるほど製品の価値が上がる!」
利用者数と価値が比例する!(製品自体の改善がなくても価値向上)

<例1> SNS(Facebook、インスタ等)★直接効果

Facebookやインスタは極論、一人だったら意味がないし
数人レベルでもあまり価値はないけれども
これが何百万、何億人ってなるほど、色々な人と繋がれて
交流もできるからそのSNSとしては価値がグングン上がる。
利用者が多い方が良い。
婚活のSNSも出会いの数が勝負みたいなものだから
ユーザ数が多いところが、さらに増えていく。
→直接効果。(サービス自身のユーザが増えると価値増加)

<例2> Windows、ゲーム機、クレカ★間接効果

Word、エクセルだけでなくWindows対応のソフトが増える事で
ユーザがみんな使うようになる。相手が使ってる場合、お互い同じソフトの方が互換性面から有利なので、さらにWindowsユーザが増える。
→間接効果。(別のサービス・製品の影響を受けて価値増加)

ゲーム機も面白いソフトがたくさん増えてくれば
それに伴ってゲーム機本体も売れる。
本体が発売された時点ではソフトがあまり充実してないけれども
面白いソフトが発売されれば、それに伴ってハードの売り上げも伸びる!
間接効果。(ゲーム機本体とソフト)

クレジットカードなどの決済手段も利便性が高ければ、多くの人が使うようになる。保有者が増えれば、対応する店舗・企業も増えて、さらにユーザも増えていく。
→間接効果。(クレジットカードと使える店舗)

あとはメルカリなんかも売買ユーザがすごく多いから該当するね。
日本ではLINEも圧倒的にユーザが多いから、雪だるま式にいつのまにか
みんなLINEやってる。
Amazonもユーザ増えれば、レビューの数も増えて
さらにサイトの価値が上がってくる。
ユーザが増えればマーケットプレイスも潤うから
そこに商品を買いに来るユーザもさらに増える。

そのほかFacebook、Twitter、Windowsの様にここまで普及した
SNS、製品があると、圧倒的なユーザがいるから
これをひっくり返すのは容易ではない事がわかるな…。

ユーザが増えた根底にあるのは
利便性・ユーザメリットが圧倒的だから
ここまで拡大してきたという事。
偶然ヒットした訳ではなくて、やっぱり他のサービスと比較して
抜きん出た特別なものがあると感じる。

最近のPayPayの100億円還元セールも
一気にユーザを獲得するための宣伝と考えれば安いかも。

こうした効果があると知っていると
面白い!

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