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Mud under the heart

なんともこう、泥水の底に沈殿したような、ザラッとした何かが残ってしまったので吐き出しておきたい。
どうしてこういうときにどうにもならないビジョンしか出てこないのかって自分でも嫌になる。
こうやって見てきた景色はいつだって僕の心を彩ってきたはずなのに、気がついたら灰色になってしまっている。
そうやって、考えなくてもいい余計なことで心を掻き乱されて、ああ一体何をやっているのだと馬鹿みたいに思えてきたりもしてしまう。

簡単に生きていればそりゃいいさ。そして自分よりも素敵な人間は世の中にたくさんいる。そうやって世界は僕を置き去りにしていく。だからなんだっていうんだろう。

自分の生き方と年齢とこれまでの立ち位置にちゃんとした自信があれば、こんなふうに惨めな思いにならないような気もするのだけれど。なんだろうね、無駄な歳の重ね方なんてものはないと思ってるんだけどさ。「他人から見れば」という俯瞰でものすごく恥ずかしくなることがある。「30も過ぎて何をやっているんだ。」と、自分では納得しているつもりでも、なんかこう、世間体みたいなものと、建前と、本心と、それぞれが微妙なバランスを取れなくなって瓦解してきたりする。

独身でいることがダサいとは思わないんだけれど、僕は僕が一人で立っていることがとんでもなく怖い、というか立てている気がしない。誰か助けてよ。っていう気持ちの方が強い。そうして10年くらいいろんなものに縋り付いてきたんだなって改めて思うところもある。

心を預けられる友人は確かにいる。だけれど、彼らも生涯の連れ添いを得たりすると、ああそうやって人生を切り開いていくのか。とまた感傷的になったりもするものだ。それはそれ、そういう世界線なんだっていうのもあるんだけれど。

普段ちゃらちゃらとしているような雰囲気なのか、でもその実はめちゃくちゃに臆病な自分がいて、そういうのを見せられる人がいたらすぐにでも懐に飛び込むんだけれどな。今日はあいにくそれがない日だ。こんなときどうやって自分を慰めたらいいだろう。

希望していたい。喜んでいたい。その理由もポリシーも持っているけれど。
泣きたい私は猫を被ってしまうんだよなって。

エルレでも弾こう。

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