見出し画像

こんなにも、「フィギュア」に惹かれる理由。

SixTONESの5thシングル『マスカラ』
初回盤Bのカップリング曲が「フィギュア」だ。

「フィギュア」
うまくいくことばかりでない世の中でも、個性を大事にし、どんなときも自分らしくあろうという強いメッセージを、軽快なCITYPOPサウンドに乗せたエールソング

この楽曲はボカロPであり、自身もアーティストとして活躍し、数々のヒット曲を生み出し話題を呼んでいる気鋭のコンポーザー"くじら"による楽曲提供。

ミュージックビデオは、SixTONESとしてはアルバム「1ST」収録曲「うやむや」以来の"全編アニメーションによるリリックMV"。今作も「うやむや」を担当した"えむめろ"によるアニメーション。イラストは、世界中のイラストシーンで活躍し、注目を集めている香港在住のイラストレーター"リトルサンダー"によるもの。楽曲に表現された、時代や世界に戸惑いながらも、そこから一歩踏み出し、ありのままでいようとする主人公の姿を表現

くじら×えむめろ×リトルサンダーという最強のクリエイター布陣により、SixTONESの新た魅力・音楽性・アイドル性が引き出された、音楽史に残る作品が完成。

〈SixTONES公式HPより抜粋〉

一度聴いたら頭から離れないポップなメロディーと、心を掴む歌詞。
noteにも、「フィギュア」への想いを綴る記事は数多く見られます。

私も、本当にこの曲が好きでリピートの毎日。
2番がどうしても聴きたくて、CDを購入したほど。
〈なぜこんなにも、「フィギュア」に惹かれるのか〉考察してみました。

①ポップなピアノロック

ピアノロックと聴いて思い浮かぶ代表的なバンドといえば、「Mrs. GREEN APPLE」
軽快で、だけどおしゃれで、聴く人の心を掴むものがピアノロックにはあるな、と思います。

少し重めな歌詞とは裏腹に、この軽快でかわいらしいサウンドが曲としての明るさを発揮しているように感じます。

しかも、この曲調に6人の声が合うんですよね…!
一人一人の個性ある歌声も、それがひとつに合わさったときの心地よさも、すごくこの曲との親和性を感じます。

また、途中には転調もあり、それに伴って未来が明るくなっていく様が表現されているのも心を鷲掴みにされるポイントです!

②SixTONESには珍しいアイドルソングらしさ

SixTONESといえば、王道ジャニーズソングはあまりなく、アーティストっぽい曲が多いのが特徴。

けど、この「フィギュア」はイントロから始まっていく展開や、伸びやかで明るい曲調が背中を押され、元気をもらえるアイドルソングっぽさを感じるんです。

アイドルしてるSixTONESって、最高だなぁと
Performance ver.の動画を見るたびに思います。

SixTONESには珍しくパステルカラーを基調としているところも、ポップな衣装も、
みんなで一緒に踊る振り付けも、
笑顔がたくさん見れるところも、
ラスサビからふわふわキラキラ舞うカラフルな紙吹雪も、
もう全てがかわいい…!!

かと言って、樹のスーパーラップタイム、
かっこいいSixTONESもみれて…。

本当に、毎回こんなこともできるんだ!って
新たな面を魅せてくれるSixTONESに
ハマりっぱなしです。

③誰もが自分と重ね、心打たれる歌詞

裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている

ジェシーときょもの、この歌詞からスタートする一曲。

現代の社会に、自分自身にもがき模索しながらも、理想の自分に向かって生きる私たちにとって一聴き惚れで心が掴まれること間違いなしだ。

そして、転調前。

たおやかに番を待つ 僕らずっとこらえて生きている
隠してた心は もう見つからないな

始まり同様、京ジェによる、
最初の歌詞と繋がっていることがわかるこの歌詞。

からの、転調。

ちなみに、「たおやか」とは。

【嫋やか】しなやかでやさしく、美しい様子。

私もなんとなくの意味はわかるけれど、
歌詞の解釈をしたくて調べました。

「たおやか」はそもそも和語の一つで、
かつて使われていた古い日本語が語源となっています。
「たおやか」の語源は「固いものが曲がった形になる」「弧を描く」という意味の「撓む(たわむ)」の「たわ」が音変化したものだと言われています。

もう、これだけで涙が溢れそうです。

そして転調し、さらに曲調が未来への希望を感じさせる明るさになったところで 

裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
正しくあればいい、後悔のない生き方で進もう

ここでいう正しさとは、一般論で測れる正しさではなく。
一人一人の、後悔のない生き方を指していると思います。
強く、〈あなたはあなたらしく、そのままでいいんだよ。〉と背中を押してくれる歌詞です。

いつも振り返る度うなだれる その足跡を消す度
どこかへ行こう、そのための花束を

ショーウィンドウに並ぶ僕ら
代替不可であれよフィギュア
あるがままで

最後。
この歌詞が。SixTONESが
あなたが行く場所ならどこへでも、ついていくよと言ってくれているようで。

アイドルとして生きる彼らが、放つ
「代替不可であれよ あるがままで」の言葉には
強い力をもらい、背中を押されます。

***

以上が、私が考察する、こんなにも「フィギュア」に惹かれる理由でした。

まぁ、ありきたりと言えばありきたりで、
最初に抜粋したSixTONES公式の紹介文に
全ては詰まっているのですが…

現代社会を生きる私たちにとって、
時に自身を守り、時に踏み出す勇気をくれる
お守りみたいな一曲になると、思います。

SixTONES
新しいSixTONESをありがとう。
こんなに素敵な作品をありがとう。💐

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?