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飽くなき探求

こんちには、uが8つでuuuuuuuU(ゆーや)です。

今日は「俺のヤイリ一挙大公開」しちゃいます。


株式会社ヤイリギターは、岐阜県可児市にあるアコースティックギターの製造会社で、自社ギターブランドであるK.Yairi・Alvarez yairiの製造・販売を行っている。主力製品はアコースティックギターとエレクトリックアコースティックギターであるが、大正琴、ウクレレ、ブズーキなどの、ギター以外の弦楽器も製造している。

ウィキペディア
1本目 K.yairi GF-7V(Custom)
2本目 Alvarez Yairi FYM75
3本目 Alvarez Yairi DYM60HD

1本目はガットギター、
2本目がフィンガーピッキング用にOOOサイズ、
そして3本目にドレッドノート。

1本目と2本目は2014年頃から使い始めてるので、
奇遇にも約10年という節目で、今回3本目の"Alvarez Yairi DYM60HD"を手にしました。

奇遇は重なるもので、
この日着ていたTシャツが「Y-3(ワイスリー)」

Yairi-3 !!

こ、怖っっ!!

10年という長い時間の中で、ヤイリさんと相談しながらプレイスタイルに合うギターをお借りさせて頂いて、実際にライブやレコーディングで使用したりと色々と陰でもお世話になっていたりもします。

それでも、ライブでJ-45を弾いちゃう俺は、
とんでもない奴だなぁ、とも思います。

というか、作ってきた曲達がJ-45から産まれてる限り、他のギターだと中々しっくりこないというのが理由の一つなのかもしれない。
J-45だから産まれた曲がたくさんあるから、このギターは一生弾き続けていくんだろうと思う。鳴るか鳴らないでいえば、倍音も少ないし、決して美しい音色の分類ではないけれど、なんだかそれが人間らしくて好きなんです。
しっかり鳴らしてあげないと鳴らない子っていうのも、可愛いです。

あれれ、新しいギターの話しをするつもりが、J-45への溺愛ぶりを語っているじゃありませんか。

ずっと隣にいてくれてた、このGibson J-45だけは、
この先どんなに素敵なギターに出会っても、戦友のような特別な存在で体の一部であって、それはこれからも変わらないでしょう。

!!!!!!!!!!!!!! warning !!!!!!!!!!!!!!


さて、ここからはだいぶギターオタクの話しなります。
興味ある方のみ、お進みくださいませ。



サドル製作だけは、もう自分じゃやらないと封印していたのに
静まった心に火をつけちゃったのが、
今月から転がり込んできたら新しい相棒。

サドルとは弦を張ってるこの部分。

ブリッジの上にはまってる、この白いパーツを"サドル"と言います。
ご覧の通り、弦に直接触れて張力を保っている場所であり、
ギターの音質とスタイルにあった弾き心地に関わる、とてもシビアなパーツなのです。
素材や、高さ、弦にあたる角度など、0.1mm形が変わるだけで音質が変化します。
素材は、牛骨、水牛の角、人工象牙素材、プラスチック…etcなど

"アコギ大好きマンの好奇心"より

過去に、何度かサドルを自ら製作した事があったのだけど、
0.1mm単位のシビアな作業であり、
「削りすぎたら0から作り直すしかない」という鬼ゲー。
固い牛骨をヤスリで削り出す作業は、粉骨砕身そのもの。
10本くらい作って、
「これは手を出してはいけない!人生がもう一ついる。うん、餅は餅屋だ!」と、我に返り、
それ以来、おとなしくリペアショップで製作してもらっていました。

今回は、ヤイリギターで調整をして頂こうと思っていたのだけど、
待ちきれず、とうとう手を出してしまいました。

ヤイリのエプロン使えばよかっったーーー泣

成形前の素材と成形後

上:牛骨 / 下:水牛角

食卓に置いてあったら、ミルクケーキ(駄菓子)だと思って、ついつい齧ってしまいそうな、ただの板をこんな感じに削り出します。

まずは、
サドルの溝に、厚みと幅共にジャストフィットに削り出します。
これが地味にすごく大事で、一番難しい工程だと思います。
センスとか要らない、精密さだけが問われる工程です。

その後に、弦が触れる部分を成形します。

弦があたる部分をマーキング。

画像だとわかりずらいんだけど、
弦が触れる頂点をサドルの幅2.5mmの中で、
それぞれの弦毎に、弦が触れる接点の面積と角度、前後の位置を考えながら削っていきます。俺の人生の中で一番細かい作業だと言っても良い。
この工程は楽しい♪音を想像しながら逆算するような作業なので。

最後は、出来上がったサドルをはめて、チューニングして鳴らして、
弦をゆるめて外して削って…を繰り返して、良い感じになるまで繰り返します。

作業台はこんな感じになります…笑

ひとまず、このギターのことを知れたなという感じです。
そして、何年かぶりにサドル製作に手を出してしまったけど、
今回はかなり良い手応えでした。失敗もなく4,5本つくりました。

6月はライブがなかったけれども、周年パーティーやスタジオなど、現場でギターを鳴らす機会に恵まれ、しめしめと思いつつも、実際に演奏しながら調整を繰り返すことが出来たラッキーな1ヶ月だった。
「ライブ」で使うとなると、ギターの調子に気を取られたくないので、使い慣れてるギターを選んでしまうのからね。

録音して波形にして、自分のフィーリングが正しいのか判断したり、

しまいにはピックアップを分解して、
中身を見るという奇行にも走ってしまいました。

実はもう一本新たにギターが増えたり、ピックアップも2種類買って試したり、エフェクタボードも組み直して、
これでもかというくらい、音への探求にどっぷりハマってしまった梅雨の6月。

ただいま髪はピンクになっております。

今週末は、LIVE TOUR「夜空の果て」プロローグとなる初日!
翌週は関西!翌々翌週は名古屋!久々の遠征ライブで旅気分が止まりません。
ライブで皆さんに会えることはもちろん、ライブハウスの方達とも再会できる事も楽しみ♪
忘れ物ないように、気をつけよっ!

またね!

U8n

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