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久々の小屋入り/『花火』という作品

初めてのnoteと言いつつ本当は2本書いて結局公開していません。個人的な感情の話すぎるからわざわざSNSに載せることもないかと思って。まあこれもというかSNSなんて全部個人的なことなんだけどね。

というわけで昨日5/20より『花火』再演、小屋入りを致しました。初演を今年1月に上演しての再演です。まさかすると思ってなかった、いつ再演するって決めたんだっけ。初演、大雪に見舞われたにも関わらず各回ほぼ満席になる程の方にご覧頂きました。そしてKIACでお話をする機会をいただいたり中々パワフルな作品になったなあと思っています、本当に嬉しい。

ざっくりとあらすじはひとりが手伝いに訪れ、ふたりで寮を出るための荷造り、引っ越しをするお話。

時々のTwitterを見ていただくと分かるのですが本学の小劇場 ・そぞろ座に6畳ほどの部屋が立ち上がるんですよ。これを作った演出家と大道具班本当に凄い。壁の質感や汚しなどもお越しいただいた際にはじっくりと見てほしい。とても居心地が良くて前回はその部屋でスタッフを含めてみんなでこたつを囲んで休憩するなどしていました。寝っ転がりたくなるし。

とにかく私はより多くの人にあの空間に足を踏み入れてほしいんです、、、

そしてもちろん空間だけではなくて、作品の中身も。個人的には詩集を体現する作品だと思っていますがこれは一感想だと思っておいてください、演出家的にどうかはちょっと責任持てないや。
ハートフルとかそういう訳ではないのだけれどなんかとにかく見終わったあとに心がほわーんと温かくなるような感じ。

本当にあの空間が、あの時間が、あの会話が愛おしい。

どうしても前回を反芻してしまうのですが...初演の本番を観届けた日の夜、自分自身の学生寮からの退寮が近づいていたこともあり、なんだか急に寂しくなって、より同居人たちや寮での暮らしに愛おしさを感じて感想を共有しながら泣いていました。上演期間が終わることも、寮生活が終わることもすごく寂しく思ってた。
改めて退寮した今観るとまた違った自分の感情を垣間見ることができるのかもしれない。

この作品が「わたし」と「あなた」のお話であること。ここに魅力が詰まっているのだと思います。
そして私はト書きが好きなので、物販にて是非台本を手に取っていただきたいなと強く強く思っています。

小屋入りをしたよっていう話なのですが『花火』の作品の話が意外と長くなった。好きなんですよこの作品が。

今回、前回よりも多くの人に関わっていただいていてまた座組の雰囲気も変化したと感じています。それでもここが私にとって心地の良い場所であることには変わりなく。

舞台の仕込みに苦戦する訳ですがとにかく行き当たりばったりというかそんな感じ。色々考えながら臨機応変に動いていく彼らが心強くて仕方ありません。この座組を心地良いだとか良い座組だと感じるかは結構人によるかも。まだ自身も4回目の舞台監督でまだまだ卵で勉強ばかりだし、ポカをしてスムーズには進められていない...事前の準備が何よりも大切であることが改めて身に染みています。

それでも確実に前回よりも舞台の歪みが少ない。成長。

中身も、美術もちょっぴりだけ、パワーアップをして皆さまのお目にかかれる予定です。

グッズもまた違った方向性でご用意致します、是非。

そして最後に書いておこうと思うのは何よりも今回は授業の稽古等で実習棟が渋滞している中、本当に色々な方面から協力をしていただいての上演。作品の性質によってたくさん我儘を言っているのですがほぼ問題なく上演できる予定です本当に本当にありがたい...もうありがたいとかそんなレベルじゃない...ありがとうございます...

わー!!既にご予約頂いている方、本当にありがとうございます!!みんなに観てほしいよう!!当パン詰めなきゃ!!!おやすみ!!

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