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かまどのおうちで質朴小町を撮影

かまどのおうち

今回撮影場所としてお借りしました、大正時代の台所を再現したかまどのおうちは、空気ひとつから没入できる大正レトロな撮影スタジオ。
スタジオという表現もなんとなくしっくりこないような、その時代に入り込んでしまったようなまさにお家そのものな空間でした。

自然光がふんわりとあたるかまど、ときめきますね

この雰囲気をつくりだしているのは、ひとえにオーナー榛名さとさんのこだわり。

大正時代を舞台にした撮影スタジオは探せば他にもあると思います。
が、このかまどのおうちが他のスタジオと大きく異なるのは、実際に調理ができるお勝手が再現されていること。

この環境を揃えるために、こつこつと資材をあつめられたとか!
ときにはお知り合いの方にいただいたり、そしてまたときにはオークションで落とすこともあるそうです。
出す人がいることにも驚きですし、現代的な手段と空間のアンマッチさが面白いですね。ネットの可能性を改めて感じました。

撮影

昼餉の支度

今回は榛名さんのご好意で新年らしくお雑煮、そして魅惑のかまどご飯おにぎりをつくっている様子を撮影させていただきました。

「あ、おかあさん。それ…」
楽しそうにおしゃべりしながら…
「いい香り〜」

炊爨

そろそろお米の準備しなきゃっ
え〜っと、つぎはあれをしてこれをして…
そうそう、火をおこさないと
ぱちぱち爆ぜる音をきいているとついつい考え事
「ちゃんと火の番もしてるよ」
いい感じ

烹炊

ごはんを炊きつつそろそろお雑煮も
うん、いい音〜
おもちも焼けたし(焦げちゃってもご愛嬌ってね)
さぁ、仕上げっ

かまどご飯のおむすび

炊き立てごはんをおむすびに。あつつっ
次はどれにしようかな
やっぱり梅でしょ
うっかりつまみ食い。うん、おいし〜い


ひとやすみ





今回撮影の際作っていただいたものは、すべて撮影者たちに振舞っていただき実際にみんなでいただきました。
ていねいにつくられたご飯は、やっぱりとっても美味かったです。

ご馳走様でした


さて、お腹もじんわりやさしく満たされたところで…


歌留多遊びでもしましょうか?


藤原定家が選んだといわれる百人一首
え、飽きたわけじゃないよ
ほんとは坊主捲りしかしたことないんだよね〜
あ〜、遊び疲れちゃった。まんぞく〜





最後に

こんなに素敵な写真を撮ることができたのも、撮影場所になったかまどのおうちと榛名さん(そして裏方としていろいろとサポートしていただいた榛名さんのお母さま)のおかげです。
あらためまして、感謝の意を述べさせてください。
ありがとうございました!!!

今回の写真のモデルさんは、すべてオーナーである榛名さん。
戦前、特に大正時代の原風景好きが高じて、お衣装もヘアスタイルもすべてご自分でご用意されたそうです。

『画になるになるニッポン』をテーマに、クオリティーのたかい撮影空間を提供すること

体験』を通して温故知新の機会を提供する

失われた過去の光景を現代に復刻させる

かまどのおうちHP

榛名さんはこの3つの思いを軸に撮影スタジオを経営する傍ら、俳優さんとしても活動していらっしゃいます。
ちょっとした仕草や表情からこの場面だったらこんなふうに思うだろうなという情景がぶわっと広がる表現力の素晴らしさに思わず息を呑むとともに、インスピレーションが刺激されて、気がつけばずっとシャッターをきりっぱなしの3時間でした。

今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
そして、本当に朝ドラの世界に飛び込んでしまったように感じてしまうチャーミングなお姿を、ブラウン管越しにも見られる日をとても楽しみにしております!

かまどのおうちについて

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