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スポーツと競馬「スポーツの神頼みと 皐月賞」

どんなスポーツでも、いくら気をつけていても、事故は起こるものである。

スポーツで自分の力、自分自身の動き、自分のコントロールによる場合よりも、他者の及ぼす力が原因の場合に重大な事故になることが多い。
体操はあんな高いところでものすごく難しいことをやっているので、失敗すれば命に関わるだろうと思われるが、意外と重大事故は少ない。しかし、柔道などはそれほど大きな動きではなくても命の危機になることもある。ラグビーやアメフトもそうだ。選手間のレベル差があれば、その危険性は増大する。
競馬は、言葉の通じない、ものすごいスピードで走る、500kg前後の体を持つ馬が相手だ。事故が起こったときにはダメージが大きいだろうことは、容易に想像がつく。

また、思い込みかもしれないが、何故か事故は続くものである。

競馬界では、最近、事故や怪我のニュースが続いていたように感じる。
どこかで断ち切ることができればいいのにと思うが、いくら気をつけても起きるときは起きてしまう。
神様、仏様が事故を防いでくれるのだとしたら、今回のような事故も起こらなかったのだろうけれども・・・ ”お祓い”とか”ご祈祷”なんて迷信かもしれないが、悪い循環を断ち切るきっかけになる行動としては悪くないのではないかと思う。

ただ、どうか、神様、仏様が、藤岡康太騎手の魂を安らかに導いてくれますようにと願う。

日曜日は皐月賞

しばらくは騎手を始め、競馬関係者の皆さんは、心穏やかにレースに集中することが難しいかもしれない。どうか、レースのときだけは気持ちを切り替えて熱いレースを戦って欲しい。それが最もふさわしい弔いとなるのだから。

昨年のホープフルSを勝った
10番 レガレイラ
牝馬では初めてだった。どうして、あえて牡牝混合レースを選択するのか。牡馬にはない瞬発力を活かすには、その方がいいという判断だろうか。しかし、そのホープフルSはルメール騎手だからこそという見方もなきにしもあらず。乗り替わった北村騎手が、ここぞというところでバキューンと突き抜けさせることができるか。

前哨戦・弥生賞勝ち
12番 コスモキュランダ
7戦して2勝。そのうち1勝が弥生賞。強いのか強くないのか分からないが、ラッキーであることは間違いない。父は皐月賞馬のアルアイン。そして何と言っても、鞍上は、先週あっと言わせたモレイラ騎手。

毎日杯勝ち
2番 メイショウタバル
2走前から先行するようになって2連勝。型にはまった感じだ。父ゴールドシップも皐月賞馬。父はまくりのイメージが強いが、その持久力を受け継いでいるとしたら、逃げ、先行も悪くないだろう。

共同通信杯勝ち
13番 ジャスティンミラノ
先行していながら、すごい末脚を繰り出すのだから、デビュー2連勝もうなずける。ただし、どちらも東京コースでのこと。どちらもスローペースでのこと。初の中山コースでG1レースとなるとそう簡単にはいかないだろう。

きさらぎ賞勝ち
17番 ビザンチンドリーム
直線の末脚はものすごいものがあるが、スタートが下手。出遅れても勝てるのはすごいが、レベルが高くなれば一つのミスが命取りとなる。ジョッキーはデビュー戦で乗ったムルザバエフ騎手。もう日本も長いのでそろそろタイトルを取る頃じゃないか。

京成杯勝ち
16番 ダノンデサイル
同じ舞台で勝っているのは心強い。鞍上は横山お父ちゃん。デビューからすべて手綱を取って、競馬を覚えさせてきた。好位にから抜け出す形になれば、ごつい体で蹴散らして戦闘に躍り出るだろう。

と、前哨戦の勝馬はどいつもこいつも決め手に欠ける。

兄姉は最強
14番 シンエンペラー
2回2着になっているが、良血ゆえの詰めの甘さか、若さゆえの不安定さなのか。好位抜け出しの王道の競馬を目指しているのだろうけれども、うまくいっていないのは毎回騎手が変わるからなんじゃないのか? 今年も乗れてる坂井騎手に、そろそろ決着をつけてもらおうじゃないか。

朝日杯FSの勝馬
8番 ジャンタルマンタル
前走はジャスティンミラノにしてやられたが、位置取りの差だけ。朝日杯から続けて川田騎手なので、信頼度は高い。2000mは初めてで、血統的には問題ないというが、実際やってみないと分からないところはある。でも、デビュー戦で1800mを使うくらいだから、きっと大丈夫なのだろう。

私の注目するのは、前走若葉S勝ち
5番 ミスタージーティー
ホープフルSは5着だし、共同通信杯は7着。ダメかと思ったら、そこから巻き返して前走で藤岡佑介騎手に替わって1着。今回も藤岡佑介騎手。父は今は亡き皐月賞・ダービー2冠のドゥラメンテ。

まだ本格的な強さを測りかねる3歳牡馬。この時点で勝つ馬はどれなのか、という見方をしたとき、矢作厩舎の2頭が浮かび上がった。

というわけで、皐月賞の一点勝負は
14 馬連
オッズは約80倍。勝てばいいのに

2024春のG1シリーズ一点勝負の予想結果
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。
先週までの予想結果
+1530円 (1点100円の馬券を買ったとしての計算です)

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