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体操男子 世界選手権優勝!! おめでとう!

ベルギー・アントワープで行われている世界体操で、日本男子チームが団体総合優勝!!
粘り強く確実な演技を重ね、強さを感じさせてくれました。

初出場の”劇団”千葉選手は、最初の床から固くなっていましたね。それで鞍馬では落ちてしまいましたし、鉄棒でもダブルスイング(?)。それでもどの種目も着地をビシッと決めて、大崩れにはならなかったところは流石ベテランというところでしょう。

同じく初出場、しかも三輪選手の代理出場の杉本選手は、自分の仕事を完璧にこなしたと思います。代わりに出る選手のレベルが高いということは、日本の選手層の厚さ、底力を物語っているので、それをアピールできたのも良かったと思います。

南”スペシャル”選手も役割を十分に果たしていました。床がもっと点が出ると思いましたが、今回の床はみんな点が出ていないのであれで良かったんですね。ただ、最初の種目で”あれ?”と思ってしまうと、みんなに影響してしまうので、そのあたりはコーチも気を使うところでしょう。
跳馬の着地は素晴らしかった。チームを勢いづけましたね。

”シャウト”萱選手。今回もシャウトしてましたね。個人総合争いのできるレベルであの安定感は、本当にすごいと思います。ぜひノーミス連続記録を作って欲しいと思います。 そんなのない? じゃあ萱選手が先駆けということで記録を残しておきましょう。

”チャンピオン”橋本選手は、団体総合では少し技を落として安全運転でしたが、それでも平均して14.5点以上ですから流石です。
個人総合では攻めてくるでしょうから、その演技も楽しみです。ただ、ライバルらしいライバルがいない中で、モチベーションが高く保つことができるかどうかが心配です。気の緩みが怪我に繋がったりしないよう注意してもらいたいです。

日本の選手にとっては、中国が2軍の選手しか出ていないことやロシアが出ていないことが少し物足りないと思っているかもしれませんね。「本物の金メダルちゃう」と。
でも、アジア大会を1年延期したのは中国だし、それでアジア大会を優先したのも中国。戦争を始めたのはロシア。選手に罪はないとは言え、中国もロシアもいわば自業自得なのだから、胸を張って金メダルを誇っていいと思います。

ただ、それは別として、アジア大会と世界選手権の点数を見てみると、中国の1軍はかなり強いと言えそうです。大会によって点の出方は違うので点数だけで単純な比較はできませんが、来年のパリを見据えたときには、今回の金メダルで浮かれているわけには行かないでしょう。

アメリカ、イギリスの3位、4位は順当でしょう。どっちがどっちでもおかしくなかった感じです。
ただ、上の2チームとは実力的に少し離れているようです。
下も少し離れている分、腰を据えてしっかり強化できるでしょうから、上を目指して競争を面白くして欲しいと思います。

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