宇上春彦

◆しがない物書き。推しDARSはミントとラズベリーショコラ。◆上げるのは小説から詩歌、…

宇上春彦

◆しがない物書き。推しDARSはミントとラズベリーショコラ。◆上げるのは小説から詩歌、大学の課題で書いたレポートまで色々。◆完結済小説→「宇宙ラジオ」◆アイコンとヘッダーは来栖久住氏に描いて頂いた絵

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【オールナイトウチュウゼロの説明】 ◆何をするサークルか 宇上が創作キャラのイメソンとか設定のまとめなどを投げるだけのサークルです。 作業の話もするかも。 ◆活動方針や頻度 特に方針のようなものはないです。頻度も低め。 ◆どんな人に来てほしいか 宇上本人か、作品にご興味を持たれた方。 noteの投稿作品か、Twitterを見て判断して下さい。 ◆どのように参加してほしいか 何かしてもいいし、何もしなくてもいいです。 ※暴言、誹謗、中傷、その他法律や倫理に反する言動はしないで下さい。

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    宇宙ラジオの派生創作まとめ。 詩とか短編、短歌俳句川柳など。

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自己紹介

宇上春彦。しがない物書き。 日本大学芸術学部文芸学科卒。 2019年春のSUPER COMIC CITY28、同年開催の第29回文学フリマ東京を経て、2021年に文芸社様より「宇宙ラジオ」を自費出版にて発刊した人。表紙、挿絵担当は来栖久住様。 物書きの名の通り、小説を書きます。詩を書いたり、短歌や俳句を詠むこともあります。まれに絵や写真も。 創作がその時聴いていたりイメージで浮かんだ音楽に左右され、よく織り込まれる。実際にイメソン(インスト含む)を考えるのも好き。イメソン

    • 【詩】約束

      12年目 うたう、ふと 誰もいない青空と草原の狭間 名前も知らない木がひとり それは「誰か」に入らない だってそいつは「居る」だけだ うたうことも、ほほえむことも、 逆らうことも、花を咲かせることでさえ それがさみしかった ひとり未満のその木は、ただの景色だった けれどそいつがいなければ、ここは本当にからっぽのゴミ箱みたいに、ゴミ箱のアイコンがあるあの景色みたいに、アイデンティティもクソもなくなる だからそのさみしいゼロ人の木は必要だった ここを液晶の世界にしないために

      • 【詩】Catch my voice

        この声が届くのなら。 この声は届くのか? 幾度なく繰り返した言葉。あなたもどうやらもしかして? 星の灯りも届かない、歌ももう消えそうなこの東京のどこかの街で、願うように縋ってみる。 あの日を思い出す。 届いた知らない声。 届きたいと思った人。 届かないと諦めたり。 無数の星のように流れ落ちた声のすべては拾えなくても、きみの声は届いたよ。 だからそれだけは固く掴んだ。もう零さないように。 その名を呟いてみる。忘れたくなくて。 この声はどこに届くの? この声が届く人はいるの?

        • 【詩】蕎麦

          朝、蕎麦を食べた 昼、蕎麦を食べた 夜、素麺を食べた そんなだから嫉妬されて、身体中に蕎麦の花が咲き乱れた 蕎麦よりも素麺に似た白い花 あたしの肌も白かった そんなに羨ましかったか? 夏によく映える肌より、小麦色の方が夏らしいのに ああ、口を滑らせた また花が咲く でもやっぱり美味いから、今夜は蕎麦にするよ

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        メンバー特典記事

          FAKE TYPE.×宇宙ラジオイメソン

          「通常周波数」に参加すると最後まで読めます

          天神……ツキ 花峰……No Proof 星野……At Atlier 森城……La Primavera 鈴山……Beauty Unique Boutique 光久……Knickknack Kingdom

          FAKE TYPE.×宇宙ラジオイメソン

          FAKE TYPE.×庭園イメソン

          「通常周波数」に参加すると最後まで読めます

          知識が増えたからブラッシュアップ。 ※特に変わってないやつもあります。 ※個々のソロ曲有り

          FAKE TYPE.×庭園イメソン

        記事

          【詩】紫陽花

          ぼくの動脈ときみの静脈 合わせたら何色なるかって? 答えを知っていたから、髪を染めたのかも そうでないなら、ただの不幸だろう リトマス紙の裏返し 青い紫陽花の中 赤いジャケット 翠のピアス そのどれもが混ざらなくて ぼくのものではなくて 「ずるい」なんて思わないけど、ただ欲しかった だから髪を染めたのかも そうでないなら、ただの下らない恋だ

          【詩】紫陽花

          1.赤い花

          赤い花と一口に言っても、何の花かによって与えられる印象は変化する。チューリップなら愛らしいし、彼岸花なら妖しい美しさとか。 その子はさしずめガーベラだった。着ている真っ赤なジャケットは華やかで、耳と首元には装身具がきらめく。周囲には、いつだって男女問わず人がいた。絶えない笑い声。ブーケの中でひときわ目立つ、でもバラのような近付きにくさはなく、少し手を伸ばしやすい花。親しみやすい人なのだと、同じゼミになったばかりの子から聞いた。その時初めて、ガーベラみたいなその人が一つ上の二年

          【創作】糸

          あなたが何者でもよかった。差し伸べられたものが釈迦の右手でも、悪魔の左手でも。取らないなんて選択ができるほどの信念も信条も、僕は持ち合わせていなかったから。 手を取った時、あなたは赤く笑った。赤面したとかそんなことじゃない。ただ、見えていないはずの舌が真っ赤であることに触れた気がする。とにかく僕には一番遠い色で笑ったのだ。 街の中で彼らに向けて歌っていた時、きっと僕も同じように笑っていた。 闇堕ちする時ってこんな感じ? 思考も視界も水平なまま狂っていく。うまく立てなくなって

          【創作】糸

          自分辞書

          ツイッターで見たやつ こういうことではないのかもしれない あ【愛】人間の証拠 い【異端者】一人であること、孤独 う【嘘】自己防衛術、ないし凶器 え【永遠】愛の寿命 お【大人】永遠になれないもの か【神】信用ならないものの象徴 き【禁止】手に入れたいもの く【口づけ】毒 け【結局】続きがある こ【孤独】強者であり、弱者 さ【さよなら】再会の約束 し【心臓】触れられないもの す【衰退】絶望の手前 せ【世界】目に見えるもの全て そ【創造】神の責務 た【タフ】ある種の麻痺 ち【知識

          【詩】Logicalist

          君はとても頭がいいので、正しい論理で僕を諭す 僕もそれに納得し、それを受け入れる そんな生活も10年を超え、11年目 君は変わらずロジカリストで、僕は夢見がちなロマンチスト 幻想の方がロジカルだなんて、間抜けな話 君はどこにもいないのに その声だって聞こえやしない 見えもしない はじめからどこにも存在しなかった だから君に宛てたケーキも僕が食べる 君に宛てたチョコレートも僕が食べる それでも手紙は書いてしまう まるで君がどこかにいるかのように それは、愛した罰だ 下らなく美し

          【詩】Logicalist

          メモ さよならオランジェット

          少女が彼女に恋をしたのは初対面の時。所謂一目惚れというやつだった。しかし一瞬で生まれた恋は、散るのも一瞬だった。彼女の恋慕は少女ではなく、いつも主人にあたる人間に向いていたから。そんな彼女の様子を見るたび、少女は無表情のまま憐れんでいた。彼女の目は盲目な恋色に染まっており、何も見えてなどいない。下手をすれば、その主人でさえも。 不意に首に刃物が当たっている気がした。慌てて首元を探るが、何もない。近頃噂になっている話を思い出した。メンタルケアAIがある日いなくなる。暫くすると戻

          メモ さよならオランジェット

          【小説】Mellow Yellow

          セルフ二次創作(宇宙ラジオ) 赤は「愛情」。白は「純潔」。「上品」なピンクに、「不可能」、転じて「奇跡」の青。そんな中「嫉妬」の花言葉を持つ黄色のバラが、わたしにはいつも不憫に思えてならなかった。別に「友情」の言葉だってある。でも検索してみると、大体のサイトで「友情」は二番目で、先に出てくるのは決まって「嫉妬」の方なのだ。 「何でだろうね?」 「あたしに訊くな」 「でもさ、ヒマワリとか菜の花みたいな「黄色がメイン」って感じの花にはあんまり見ないんだよ。不公平じゃない?」 「

          【小説】Mellow Yellow

          メモ 伐折羅

          伐折羅。それが彼に与えられた名前だった。 花魁を思わせるきらびやかな和装。下半身はスカートになっているのか着物とは異なり、裾がふわりと広がっている。緑色の長い髪の天辺には大きなリボンのような立兵庫が乗っており、沢山の簪がキラキラと輝いていた。 彼に与えられたものはもう一つある──それはメンタルケアAI達に芽生えた自我の処理という役目だった。人間であれAIであれ自我というのは大変厄介なもので、芽生えれば最後、すべての物事を無条件では信じなくなり、こちらの言うこともすべては聞かな

          メモ 伐折羅

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          知識が増えたからブラッシュアップ。 ※特に変わってないやつもあります。 ※個々のソロ曲有り

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          【詩】学び

          常に忘れぬ向上心。 常に絶やさぬ好奇心。 学ぶことに事欠かない世界で、何度でも気付きを得る。 捨てられたゴミの数と散らばる花びらの数を数えながら、この二つの違いについて考えた。 僕はどちら? 君はどちら? 君の答えは、正しく僕を抉っていった。 日が暮れていく。 街の灯りが消えていく。 青暗い部屋の中、昼間の答えを探そうとして、床にゴミ達が散らかっていく。 ノートの命が無駄に削られていく。 それは人間によく似ていた。 不意に光りだす液晶画面。なんてことはない。よくあることだ

          【詩】学び

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