【ライブメモ】クマリデパート「6色の想い」(2024/04/06)
◆概要
「クマリデパート」黄色担当 山乃メイの卒業公演
・公演名
クマリデパート
「山乃メイ卒業公演 "6色の想い"」
・日時
2024年4月6日(土)
開場 18:00/開演 19:00
・会場
Spotify O-WEST
◆セトリ
本編
SE(おいでよ!クマリデパート)※フル
01:2060年チェリーブロッサムの旅
02:SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆
03:YESモチFEVER
04:幸せハッシン!フロムキッチン
05:ぶどう♡Grape♡For♡You♡
06:夏へのとびら
MC(自己紹介、衣装&ヘアアクセ紹介)
07:Furniture Girl
08:いまさらだけど、恋しませんか?
09:サイエンス倶LOVE
10:止まらない!ト・マンナヨ!
11:ちきゅらぶレイディオ
12:アンサー!!
13:サクラになっちゃうよ!
14:限界無限大ケン%
15:あみだ☆ふぉーちゅーん
アンコール
MC(山乃メイ挨拶)
EN01:花束 ※山乃メイソロ
MC(メンバー挨拶、記念撮影)
EN01:ブルーサバイバー
EN01:ククククマリデパート
◆所感
「クマリデパート 山乃メイ 卒業」
解散や現体制終了はあったけど、推しだけがグループを抜ける経験は初。
卒業発表が2024年1月19日。
発表直後から、自身なりに向き合って、駆け抜けた。
それからの78日間後、2024年4月6日。
現体制初ライブの会場であったO-WEST。
約3年間、応援し続けてきたアイドルの最後となる舞台の幕が上がった。
本編「最強密度な60分」
…と、大仰な出だしで書き出したものの、ライブ本編は率直に楽しかった。
現体制のクマリデパート史上、最も勢いのあったステージといって差し支えないぐらいに楽しすぎた。
開始直後、初期衣装であるサクラ衣装で登場して「おいでよ!クマリデパート」フルバージョンを歌った時はウルッとしてしまったが、その次の「2060年チェリーブロッサムの旅」からは一気にテンションがアップ。
それ以降も勢いのある楽曲を中心としたセトリ。
「最後のライブで悲しくなるなんて勿体ない!!」
そんな強い意志を感じるようなパフォーマンスで本編終了まで駆け抜けていった。
全15曲、時間にして60分。
圧倒的な密度、始まったと思ったら一瞬のうちに終わっていた。
アンコール「叙情あふれる40分」
一転、アンコールは感情が揺さぶられるばかりの時間になった。
クマリデパートの原点ともいえるデパート衣装。
山乃さんの挨拶(手紙)からのソロ曲「花束」歌唱。
メンバーから山乃さんへのメッセージ。
最新曲「ブルーサバイバー」と現体制の証である「ククククマリデパート」での締め。
”クマリデパート 山乃メイ”というアイドルが加入から卒業までの1500日間で創り上げてきたもの、そして今日を最後に遺していくもの。
そのことを会場にいる1人1人が、それぞれの立場で、強く強く実感する。
そんな40分間だったように思う。
終演後「お別れの夜半」
今回の卒業ライブでは有り難いことに終演後の特典会があり、山乃さんと直接話すことができた。
ライブの感想から始まり(最高しか言えなかった)徐々に思い出の話へ。
思い出を一通り振り返った後は未来に向けての話題に。
この辺りになるとアイドルオタクではない、1人の人間としてありのままの自分が顔を見せてきて、この趣味を始めてからしたことのないような話もついしてしまったりした。
最後はお互いの健闘を願い、グータッチで締め。
こうして最高の推しとのお別れが完了した。
(余談ながら、その後に感極まってしまい、先に完了していたオタクと抱き合ったりもした)
特典会後「消失を感じる刹那」
特典会終了後、会場を出た途端、大雨に見舞われた。
山乃さんが特典会中は雨を抑えてくれていたのかなと思うと同時に、”クマリデパート 山乃メイ”が卒業した…最高の推しが失われたのだと、これ以上ないぐらいに実感させられた。
クマリデパート&黄色担当と一緒に歩んだ、3年間の物語の幕が下りた瞬間だった。
時は二度と戻らない。
この雨が恵みの雨になるのかは自分次第。
最後の約束を叶えるため、新たな道に踏み出していく。
残念ながら道は分かれてしまったけど。
クマリデパートと山乃メイさんの未来に虹が掛かりますように。
ありがとうございました。
ex. 卒業ライブ、下から見るか?上から撮るか?
「撮影可能エリアあり」
卒業ライブの詳細公開と共にその情報は現れた。
最後に撮影できる機会は日比谷野外大音楽堂でのワンマンだろうと思っていたので、その知らせは青天の霹靂だった。
この発表の前は出来るだけ前で見届けたいと思っていた。
推しの近くというのはもちろん、一緒に応援してきた仲間たちの近くで見たかったというのも大きかった。
皆で見届けたかったかったし、その一員でいたかった。
相当迷ったけど、撮ることにした。
時間にして5分程度だったけど、深く深く迷い悩み、決めた。
決め手は告知文の「6人の締めくくりを かたちに残してほしくてお願いしちゃいました」という言葉そのもの。
紛いなりにも山乃メイさんをずっと撮ってきた身として、その願いに応えないという選択肢はあり得なかった。
それから、他の仲間たちと行動の路線を変えた。
最後に撮影するということは、最後にフロアで遊べないということ。
つまり、そういったことは3月31日までのラスト対バンまでに満足させておく必要が出てきたのだ。
この時点で残りのライブは10本を切っていた。
1回1回のステージが勝負になった。
柵を掴んだり、最前0に突っ込んだり、スペースあるところで存分に振りコピ&回ったり、左右に移動して推しを常に目の前で観てみたり、オタクと肩を組んでみたり。
お陰でラスト対バン(NATSUZOME)終了時点で思い残すことは無くなっていた。
これで心置きなく撮影に望める。
そう思ったところで、ふと「なぜ撮影可能エリアで撮るのだろう?」という問いが再び浮かんできた。
これまでの自身の熱量を踏まえて「推しに要望に応えて…」という受け身だけではなかったように感じたからだ。
この答えには割と時間が掛かった。
日々の出来事の合間合間に考えていて、数日経った時、それは唐突に訪れた。
自身が思ったよりカメコであったということ。
被写体として”クマリデパート 山乃メイ”が自身にとって一番だということ。
それを自覚した。
そして、卒業ライブは上から撮ることになったのだった。
◆メモ
尺:約115分
SE:あり
衣装:サクラ衣装→デパート衣装
ライブ
<サクラ衣装の重み>
どの衣装なのかと考えた時、サクラ衣装は選択肢になかった。
それは自身が最初に観たのが365衣装だったからだと思う。
お披露目(20年2月)から本始動(20年7月)の間を想像できていなかった。
出てきた瞬間に歴代衣装チェキでサクラ衣装だけがないことに合点がいった。
<デパート衣装で終えた意味>
「こころのデパート」一時閉店のメッセージだと思った。
加入当初、デパート衣装が無かった(1期と2期のみ衣装があった)山乃さんが最後にこの衣装を選択したのは感慨深い。
<選曲>
現体制で発表された楽曲でほぼ占められたセトリ。
6人体制での成長と発展がギュッと詰め込まれていた。
全体的に”楽しませること”と”盛り下げないこと”をテーマに組まれていたように感じたけど、中盤の2曲を「Furniture Girl」「いまさらだけど、恋しませんか?」を置いたのは粋なはからい。
本編ラストに「限界無限大ケン%」ではなく「あみだ☆ふぉーちゅーん」を持ってきたところに「4年間の成長をぶつけるぞ!」という気概を感じた。
アンコールは所感でも触れたけど、最新曲と6人体制のテーマ曲での締め。
この2曲をこの位置に持ってこれるように育てていったことも現体制での大きな成果だと思う。
特にブルーサバイバーはお披露目から1ヶ月ほどの間しかなかった。
これこそ、山乃メイさんとクマリデパートが卒業発表後も進化を止めなかったという証左ではないだろうか。
<サクラになっちゃうよ!>
この曲を「前体制(4人体制)」とするか「現体制(6人体制)」とするかは難しい話で人によって意見が異なるはず。
自分は4人体制の楽曲だと思っていたけど、サクラ衣装での登場で6人体制なのかもしれないと考えを改めた。
まあ、そんな面倒な議論を置いておいたとしても「春」「桜が満開の季節」「卒業ライブ」となれば披露されるのは必然だったのかもしれない。
今年の花見はこの1曲で満ち足りた。
<アンサー!!>
先程のサクラを現体制曲とすれば、唯一の前体制(4人体制)の楽曲。
この意味は非常に大きい。
そして、この曲が置かれた位置も心憎い。
(12曲目、この後、サクラ→ケン%→あみだで本編が終わる)
ライブという形での山乃さんからのメッセージだったのかなと思う。
前にも書いたかもしれないけど、実はこの曲が苦手な時期があった。
それは推しである山乃さんの歌パートが非常に少ないからで、特に2番サビ終わりで全員がしゃがみこんでから1人1人歌うところで唯一歌割りがなく無言で立ち上げる姿を見るのが切なかった。
「アンサー!!」以外も4人体制の楽曲はほとんど歌割りがなかった。
ダンス担当だからといえば聞こえはいいけど、1曲のうちでソロパートがあるかないか…というぐらいの頻度。
他は振りコピなどで楽しめるけど「アンサー!!」はこれぞ!という時に披露されることが多く、しっかりと聴くことが多かったので徐々に苦手となってきた。
それが解消したのは昨年の夏、「TIF2024」SKY STAGEでの披露時。
現地では今まで通りモヤモヤしてしまったけど、後日配信アーカイブで歌っていない時の楽曲に入りきった表情を観て、霧がスッと晴れた。
歌う歌わないは全く関係なかった。
できるところ、与えられた場所で全身全霊で演じていた。
自身の視野が狭すぎて、そのことに気づくことができていなかった。
それから「アンサー!!」は大好きな曲になった。
卒業ライブで唯一選ばれて、本当に嬉しかった。
「出逢いって、きっと奇跡だ!」
<Furniture Girl>
一番大好きな楽曲。
この曲に触れないわけにはいかない。
卒業ライブでもしっかりと披露してくれた。
前体制の楽曲だけでなく、初期は新曲でも山乃さんの歌割りは少なかった。
それが徐々に変わったのが、新体制2枚めのシングル「限界無限大ケン%/ Furniture Girl」だった。
「限界無限大ケン%」では初の落ちサビ、そして「Furniture Girl」では初の歌い出しを獲得した。
初披露された2021年6月のLINE CUBE SHIBUYAワンマンでの光景は忘れられない。
幕間映像の後、衣装を交換しての披露。
その時はたまたま最前でうっすらとステージの様子が見えていた。
山乃さんと楓さんが中心に立っていて「これは!」と思い、歌い出しの瞬間に手に持った黄色ペンライト2本を中央に掲げた。
恐らく、「山乃メイの代表曲は?」と聞かれれば「いまさらだけど、恋しませんか?」と答える人が多いだろう。
「ぶどう♡Grape♡For♡You♡」という人もいるかもしれない。
(どちらも生誕祭のタイトルに入っているぐらいなので)
そういう楽曲が増えていくことを嬉しいと思いながら、結局一番好きな楽曲は「Furniture Girl」のまま変わらなかった。
この曲を通して”大人びた雰囲気の山乃メイ”と出会い、より惹かれることになったからだと思う。
その大切な楽曲をMC明けという大事な場面で披露してくれたこと。
撮影席を用意してくれたことと同じぐらい、最高の贈り物だった。
ありがとう。
<花束>
今日唯一のソロ曲。
今年の生誕祭でこの楽曲が披露された瞬間から、本当の意味で卒業までのカウントダウンが始まった。
4年間での表現力の成長を否が応でも感じさせる楽曲。
ファンへの想い、周りへの感謝、そして未来への強い意志。
全てが内包された力強い歌声。
正直、あまり細かくは覚えていない。
最初はカメラのシャッターを切っていたけど、途中からそういうことではないなと、ただただ聴き入っていたと思う。
ひとつ告白すると、落ちサビの場面、当初は正面から撮影するつもりはなかった。
黄色のサイリウムに包まれた会場を綺麗に撮るには正面よりも斜めがいい。
少ないながらも今までの経験が自分にそう訴えかけていた。
いざ本番。
2番最初ぐらいからカメラを置いて聴いているうちに「落ちサビは正面から撮ろう」と思い始めた。
落ちサビの表情を正面から観たくなった/撮りたくなってしまった。
そして予想通りに斜めよりも微妙な構図の写真が残り。
予想外に最高の推しの真っ直ぐな表情が記憶に残ることになった。
「結局、カメコというのもあまり関係なかったな…」と気付かされた。
”クマリデパート 山乃メイ”という最高の推しを撮りたかった。
ただ、それだけだった。
MC
アンコール後の山乃メイ挨拶のみ記載。
(かなりの走り書きメモなので細部異なっている可能性大です)
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