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FF16をクリアした(ネタバレあり)

ほこら探しの終わらないティアキンを放り出して、FF16を先にクリアしました!いま、2周目をやっています。忘れないうちに感想。

ゴリゴリネタバレするのでクリアした人だけ読んでください。

(2023/12/8追記)
DLC告知きたよ!!!!!!やっぱ作ってたじゃん!!!笑



アクションゲームとして

FF15、キングダムハーツ、といった感じの「アクション寄り」路線の今作。たぶんFORSPORKENも同じ方向性の開発だよね。スタッフはデビルメイクライ出身らしい。なるほどなという印象(あまり意味のない「コンボ」を褒めてくれるあたりとか)。ガチャガチャやってても結構たのしいのは良いのですが、エフェクトが濃すぎて敵のモーションが全然見えないので、「オートスロー」なしで被弾へらしてプレイするのは普通に無理だなと思いました!!!!笑
いまFFモードで遊んでますけど、オートスローなしで勝てる気がせん。逆にオートスローありきで、回避だったりカウンターだったりをその場で切り替えて遊ぶのはめっちゃ楽しい。タイタンのパンチ最強!!!!!
オートスローのスローになる待ち時間と、殴ったときのヒットストップの待ち時間がけっこういいバランスで設定されてて、これオートスローありきで調整したっしょ????という気持ちになる。なお、雑魚戦では斬鉄剣Lv.5を溜めて打つことしかしていないので、ちょっと作業感がだるい。

RPGとして

これはもう超・古風な一本道RPGだったなと思う。途中何度か「これテイルズだっけ?」って思った(テイルズオブアライズ結構おもしろかったですよね)。それが狙い通りだっていうのはわかっていて、一本道だからこそできる演出や盛り上げ方をやりたくてやっているというのもわかっている、のだけど、「古いな~!!」って印象があったのは正直否めない。俺たちはオープンワールドに…すべてがパラレル進行することに慣れすぎてしまっている…!!
別にマルチエンディングにしてほしいとかルート分岐しろとかそういうことではないのだけど、「いろんな国があって、国ごとに思惑があって、同時進行で世界中で戦争をしている」っていう世界の大きなタイムラインがあるのに、プレイヤーの周辺の出来事以外が「一方そのころ…」で全部解決されてしまうのが若干もったいないというか、せっかく広げた風呂敷を!!ざっくり畳まないで!!!みたいな気持ちに…いや、正解はわからないです!わからないですからね!!

キャラクターたち

わたしがいま一番見たいのは「ディシディアに出るクライヴ」です!(どう考えても最強すぎるでしょ、ティナどころの騒ぎではない)
…というのはさておき、登場人物みんな、すごくシンプルなキャラクターの立て方で、わかりやすくて良かったな~と思っています。ひさしぶりに(?)主人公がちゃんと主人公していたし、「明らかに迷惑をかける形でストーリーを進行させる仲間」がいなかったのが好印象(好みの問題です)。

キャラの造形(顔とか姿とか、見た目の印象の部分)と、実際のキャラの役割の不一致も少なかったなぁという印象で、そのあたりもわかりやすくてよかったです。フーゴは最初に出てきた瞬間に「こいつ絶対脳筋のあほのやつだな」と思ったらその通りだったし、ディオンは中村悠一だったのでやっぱり中村悠一だったし、カローンとかカンタンみたいなサブキャラにしたって、みんな「こいつイケおば/おじじゃん」っていう初見の印象と、サブクエで見せてくれる姿に乖離がなくて、すごく気持ちがよかった。
ただですね、バルナバスだけは、「おまえ本当にその顔で合ってるか?」っていう感じがしました。もじゃもじゃ加減がカブってんのよ!クライヴと!で、あのバルナバスの顔は、これぞマザコンの顔~ってわけでもないし(マザコンの顔がわかりませんが)、かといってすごい耽美なイケメンにするのもたぶん違って、設定に合わせてすごいおじいちゃんにしちゃうとベッドシーンが見てられないだろうな、というのもわかる。苦渋の決断だったのかもしれん…??似顔絵が描きづらそうなやつだな、と思った。

ストーリーはジェットコースターだったかもしれんが

確かにね、「あ~~そうなりますかー!」みたいなストーリー展開のさせかただったとは思うんですけど、「俺=イフリート」とか「フードの男=ジョシュア」とか「カーチャンが裏切り者」とか「シドが嵌められて隠れ家が襲撃される」とか、全部「そらそうやろなぁ…」って感じだったので、スーパーどんでん返し!!みたいな感覚になる部分はなかった印象。ストレスなく進行するというか(胸糞的な内容でストレスは掛けてきてたけどね)。
逆に、ストーリーと全く関係ないところで、召喚獣バトルが始まって急に番組が変わって週刊少年ジャンプになる感じは気持ち的にはアガって、BGMも相まってタイタン戦がピークの盛り上がりを見せました。バトルめっちゃ長かったけどな………
展開的なことでいうと、「5年後」で隠れ家にいって、ヴィヴィアンが世界の情勢を語りだした時は、正直かなりわくわくしました。(あと「この機能神だな」と思った)戦争や!!!!世界やば!!!!みたいな盛り上がりが一瞬あった。が、しかし、プレイヤーがやること(=ゲームとしての体験)はずっと同じ…おつかい&おつかい…というのがちょっと残念だったかな…ロマサガ3とかラストレムナントじゃないけど、もりもり兵士+召喚獣!みたいな、ムービーで見たようなバトルがあってもよかったくらい(クライヴたちにそういう戦力はないのだが)。あと普通にジョシュアを操作するパートもっとあるかと思ったわ。ジルやシドも操作してみたかった。

アルテマがどうのこうのっていう根本的なストーリーの根幹は、正直そんなにピンときてなくて、説明もあんまりわかんなかったな、という印象でした。邪道な考え方だけど、作る都合を考えたら、「7つの召喚獣の力を使える主人公」っていうのが先に決まるじゃないですか。なので、最強ドミナントのクライヴに対してどういうラスボスを置くべきか、って考えて生まれたのがアルテマなのかな~と思っていて、イフリートの姿とアルテマの姿があんましっくりこないとか(アルテマの趣味的にイフリートのゴツゴツした感じ好きじゃなさそうじゃない??ティフォンとかFF10のオメガみたいなほうが好きそう)、アルテマが大勢いる都合でイフリートだけ大勢いるのが変…とかは、そんなに意味がないことなんだと思うんですよね…逆に「なんでクライヴにイフリートを選んだか」は、決着の過程が気になります!パンチさせたかったからか?とか、炎がいちばんエフェクト的にアツいからか?とかね(開発陣=14勢の好み、というのは絶対関係あるだろうけども)。

ヒロインとは?という話

プレイ中もマストドンとかにぶつぶつ書いていたんですが、自分の感想としては、「ジルは、物語上の役割優先の振る舞いを求められててかわいそうだな」って感じだったんですよ。存在がけっこう空気で、なんかクライヴに行動を起こさせるのに必要になったときだけちょろっと出てくる装置でしかないな…という。でもクリア後にいろんな感想とかを見に行ったら、「最高のヒロインだった!!!!!」って感想がけっこう多くて。そうなの!?と、面食らってしまったわけです…。世の中が「ヒロイン」についてどういう風に認識しているのか、まったくわかりませんけど…。
やってて気になったところはいっぱいあるんですけど、知らん間にシヴァのドミナントとして覚醒して、奴隷のようにこきつかわれた生活を送っていた彼女が、鉄の国であんなちょっとキレ散らかしただけですっきりさっぱりになるわけがねえだろ~!!と思ったりとか、5年後のシーンで「私たちだって頑張ってるのに!」みたいなことをベアラーたちに対してキレるシーンも、いやそれジルに言わす???そんなこと言うようなやつが5年も大罪人シドの片腕やってるわけねーだろ~!!とか…。とにかく「浅い」んですよ、ジルだけが…。シヴァの力を分け与えるシーンにしたって、結局「力を分け与えると、与えたほうはどうなるのか」とかがあんまりハッキリ描かれていないから(ほとんどの人は結局死んでるからね)、そもそもジルは力を渡すことに躊躇したのか?していなかったのか?が読み取れない。でバルナバスに言われた話を踏まえて「そういうことか~」みたいな納得をクライヴが一人で勝手にして、「クライヴがいいならいいっすわ」みたいな感じで進んでしまう…いやわかんねえんだよこっちは………

あと、これは好みの問題だとわかってて書くんですけど、「ラブ」の演出がマジで蛇足だったと感じている。役割としてジルはクライヴの恋人であるから、「シドを継いで隠れ家を支える仲間として」とか、「ドミナントどうしでしか分かり合えない何か」とか、「ジョシュアとフェニックスと故郷に対する心境」みたいなのを全部ひっくるめて、ごちゃごちゃにして、「ラブ!!!ラブだからなんでもいいの!!!!」っていう雑なまとめ方をしてくる、というのがどうしても納得いっていない。ジルの個性が死んでるのよ!!!
個人的には、男女の絆の延長にラブは必要ない派なので(パシフィックリムのエンドカット大好き派閥)、2人のラブをやりたいなら、それはそれでストレートに描けばよかったと思うんです。ドミナントとしての責任…とか、アルテマの器とミュトスがどうのこうの…とかに変に絡めないで、ラブならラブを貫いたらいいんですよ!「人間同士の関係性」が人間らしさの主張なんだから、その最たるものが「ラブ」であり「支えあって生きていく心のパートナー」「お互いを失いたくないから人は結束する!お前と戦う!」でいいじゃない!なのに、「ジョシュアとの兄弟の絆」「トルガルとの信頼の絆」「シドやガブたちとの仲間の絆」と並列の温度感で「ジルとの愛の絆」を描いてるので、「ぶっちゃけラブ要素入れる必要あった?」的な微妙さを感じてしまう…。ムービーとかでの「ラブ」の表現が安っぽくて、急に中学生になるみたいでシュールやな、というのも多少あったかもしれないですが。なんにせよ、ジルの存在が「都合よくラブをやれる相手」でしかないように見えていたというか、いっそ他のすべてを差し置いてジルを助けようとしてクライヴがものすごいピンチになるとか、人質に取っていたバルナバスに対して異常にキレるとか、そのくらいの人間くさい立ち回りをしてほしいまであった。冷静すぎるのよ、ジルもクライヴも。(30代だから、って言われたらそれまでですが…)
というわけで、ジルというヒロインは、「ヒロイン」という役回りに個性を消されてしまった、本当にもったいないキャラクターだと思っているのでした。個人の感想です。

結局エンディングどうよ?

主人公が死んで終わるRPG、というのは別に珍しくなくて、なんならFFもつい最近15でノクティス王子は死にましたよね(死後の世界で幸せに結婚されていたのである意味ハッピーエンド)。で、死んだか死んでないかは、スピンオフ(ディシディアとか)への登場には関係ない、というのも過去事例からわかっている。
だとして、100vs0で「生きて帰っていてくれクライヴ!!」という気持ち。「ファイナルファンタジー」の著者はジョシュアの名前になっていたけど、ジョシュアこそ100%しんでる(あの場で生き返らせられるんだったら、クライヴが生き返らせようとしないわけがない&生き返った表現を入れない意味がない)ので、クライヴがジョシュアの名前を残すために名前を借りた、がいちばんしっくりきます。逆に兄弟どっちも死んでたとして、誰でもない他人がジョシュアの名前を使うのは納得いかん(ヨーテならワンチャンあるかもしれないけど、主の許可を得られないので、やらないと思うんだよね)(ガブとかオットーがやるならシドの名前を使うでしょ、きっと)
でまぁそうなると、謎の設定として「召喚獣の霊圧が…消えた…!?」ができるドミナントのみなさんであるところのジルが、月を見て泣いていた⇒夜明けでちょっと笑った、のシーンが謎で、「死んだ…と思ったら生きてたヤッター!!」なんだとしたら、そもそもお前だけは誰よりも無事の帰還を信じておれよ!!めそめそ泣いてる場合ちゃうやろ!!という、葬式で正妻は泣かない的な、なんかそういう演出が見たかった感がある(個人の感想です)。なお、あの日に生まれた子供のくだりは、ガブのサブクエやってしっかり話も聞いたけど、やっぱちょっとガブの温度感がおかしい…というか、サイコみがあってだいぶ怖かったので、米津で泣かせに来てたと思うんだけど、ドン引きが勝ってしまってあんまり乗り切れなかった…です。バイオハザードみたいだったよね(バイオハザードへの偏見)。

DLCどうすんのかな

作ってないわけないと思うんだけど、急に「やるぞ!」ってなってもスタッフをかき集められる体制なんだろうか?半年以内に続報があれば「裏で作ってた」だし、なければ、DLCリリースはマジで1年後くらいかもしんないですね。当分はPC版への移植とかを頑張るんでしょうか?
伝説のリヴァイアサンのくだりが気になるのと、空文明をもっと掘り下げてほしかったのと、ココ↓入れなかったのマジで納得いってないので!!!なんか追加コンテンツ来てほしいです!!!笑

英語でプレイしてるときに撮ったので英語です

FFモードきついけどがんばってクリアめざすわ

アルテマ戦の「究極幻想」のくだりを英語版で見たいというだけのモチベーションでプレイしています。いやまぁトロコンもしたいけどね!敵が固すぎてだいぶ心折れてますが(すでにアーリマンで死の宣告を避け損ねて5回くらい死にました)、ノロノロ進めようかと思います…。
せっかくなので英語でプレイしているのですが、シドの声がすげえシブい!!とか、チョコボってメスなんだなとか、発見があって、日本語でもう1周するよりは多少おもしろいですよ!ただ、アイテム名とかがぱっと見でわからなくてつらいので、UIは日本語のまま、ボイスと字幕だけ英語にするオプションがほしいです…アップデート来てくれェ…!

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