「五十音図の世界」言霊学を通して『靈』(レイ)を学び、掴む話。『靈』と通じる在り方とは。
こんにちは。
言靈に則した名前創り「コトミハオリ」を行っている命名師の諒太です。
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今回はとりあげる言葉は「靈」「霊」(レイ)です。
「靈」「霊」は
・タマ
・ヒ
・レイ
などの音がわりふられています。
今回なぜ「レイ」をとりあげたのか?
「靈」「霊」(レイ)にという言葉・音から日本人だけではなく、人類の在り方もみることができコトタマと言霊を学ぶことができたからです。
本書の内容が、コトタマ・心と自分が一致する感覚、コトタマの感知のご参考になれば幸いです。
言靈の参照先は、
「古事記と言霊」島田正路 著
と、します。
(販売して頂きありがとうございます。)
・言霊レ
国の狭霧の神
(くにのさぎり)
言が耳の孔の奥へぐるぐる廻りながら入り込んでいく。螺旋回転の状態。
・言霊イ
伊耶那岐の神
(いざなぎ)
創造意思
という羅列・力動をもっています。
ここで注目すべきなのは
・言霊レ
国の狭霧の神
(くにのさぎり)
です。
先日の記事でも解説をした通り、「レ」を分解します。
(先日の記事はコチラ)
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・言霊レ
国の狭霧の神
(くにのさぎり)
は、言とあるように音にも通じてきます。
言や音というのは発声しているものであり、発生しているものになります。
言霊レをローマ字にすると
「Re」→「レ」
となります。
ここで出てくるのが母音の「エ」です。
「エ」は言霊学において、「政治」「選択」「実践智」「道徳」という次元になります。
「言霊レ」の母音が「エ」であるので、「言霊レ」は「政治」「選択」「実践智」「道徳」という次元に属している言霊となります。
ここで先ほどの力動の説明を付け足し整理していきます。
・言霊レ
国の狭霧の神
(くにのさぎり)
言が耳の孔の奥へぐるぐる廻りながら入り込んでいく。螺旋回転の状態。言は音でもあるので発声であり発生。
+
・言霊レの母音は「エ」
母音が「エ」であるので、言霊レは「政治」「選択」「実践智」「道徳」という次元に属している言霊となる。
つまり「言霊レ」は道徳性ある言・音・現象に所属し螺旋回転の性質を持つ言霊であり、コトタマとなります。そして馬力を持つラ行(乱闘、嵐、論争、臨界点)にも属し非常にチカラが強いです。
そこに
・言霊イ
伊耶那岐の神
(いざなぎ)
創造意思
が加わり「靈」「霊」(レイ)となります。
つまり「靈」「霊」(レイ)というのは【馬力も兼ね備えながらも道徳性ある言・事を行い創る意思】が
「靈」「霊」(レイ)。
馬力も兼ね備えながらも道徳性ある言・事の発生「Re」であり「言霊レ」。
創る意思が「i」で「イ」。
「レイ」・「Rei」
と、なるんです。
馬力も兼ね備えながらも道徳性ある言・事の発生「Re」であり「言霊レ」であると説明の中でこの「言霊レ」が強く発生し、言葉になっているものは何か?
「言霊レ」の力動を文章で掴んだうえで「言霊レ」が発生している言・事をみていきましょう。
次に挙げる言葉から「言霊レ」のコトタマを感じられると思います。
その言葉は
「列」(レツ)
です。
「ツ」という力動は、続くや連なる、つるむというように「渡す」という力動があります。
馬力も兼ね備えながらも道徳性ある言・事の発生「Re」であり「言霊レ」が連なっている(渡されていく・言霊ツ)姿が『列』です。
非常事態でも、行儀よく並び、それが連なっている姿はまさに道徳、実践の姿です。
「言霊レ」の強さがおわかりかと思います。
また、言霊レの母音はエであり道徳・実践・主体的活動の世界でもあるので「自ら進んで並ぶ」という性質になります。
「並ばされる」と「並ぶ」は天と地の差なのです。
緊急時でもお互いが馬力も兼ね備えながらも道徳性ある言・事の発生「Re」であり「言霊レ」を発生させることで、自然とその場の治安は良くなり秩序が創られていきます。
その結果「綺麗に並ぶ」ことができ、巻き起こっていたかもしれない問題を未然に防ぐこともできるのです。
それを可能にできるのは「礼儀」(レイ・ギ)です。
「礼儀」(レイ・ギ)がなければ社会や生活はどうなるでしょうか?
めちゃくちゃになりますよね。
「レイ」を失うとそうなるんです。
また、「レイ」というのは「令」「禮」「礼」「零」などの漢字が音としてあてられているのがまた絶妙な感じで先人の知恵と創造力には頭があがりません。
「靈」「霊」(レイ)には、在り方が詰まっていましたね。
今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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