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2018-2019年に最も観るべき映画「ファイティング・ダディ怒りの除雪車」


よく来たな。年の瀬に緊急更新だ。

今日はお望月さんが数年間「見ろ!見ろ!」と言い続けていた「ファイティングダディ怒りの除雪車」いつの間にかAmazonPrimeVideoで配信を開始していたので紹介する。もちろん、プライム対応だ。 ひどい邦題に騙されずに見ておくれ!

2018年ベストを塗り替えろ!

あらすじ

何十年も除雪のみを続け市民賞を受けるようなベテランおじさんの息子が薬物事案で殺害され晒し者にされた。おじさんはすべてをなげうち復讐を果たそうとするが武器は優良市民的な生真面目さと除雪車だけ。
一方で薬物マフィア側でも抗争が芽吹きかけており予想外の事態へ転がりだしていく。

押さえておきたいポイント

ノルウェー情勢。マフィアと移民マフィアが血で血を洗う勢力争いをしている。
ノルウェー気候。雪がずっと降っている。新雪と氷河に囲まれ道を踏み外すとフィヨルドが口を開けて待ち構えている。
ノルウェー親子。数々の親子関係が登場する。関係性は一筋縄ではいかないが混乱することはないので落ち着いて。

見所

ノルウェーの雄大な自然

雪のスケールが違う。北海道でもこうはいかないかもしれない。

躊躇のない決断的な復讐

本当に善良な市民なの? 本当に今まで誰も殺めたことがないの? 拳で殺し腕力で殺し銃で殺し……死体は簀巻きにして雪の滝からフィヨルドへ落とす手際。あなたリーアム・ニーソンかなんかでしょ?

全てを失った男たちの悲哀

この物語には様々な喪失が描かれている。現状を破壊するための最大の力は怒りと共感だ。
私は特に、小さな子供へ読み聞かせるための絵本や娯楽性のあるものが一冊もないおじさんが除雪車のカタログでスペックを読み上げるシーンに泣いてしまう。

滑稽さがあふれるブラックコメディのセンス

緊迫状況すぎて笑いがこぼれる、わけのわからない展開に笑みがこぼれる、立ち位置が不安定な奴の扱いに爆笑する。この怒りの映画には非常に多くの笑いがちりばめられている。

チャイナマン(寿司)の登場全シーンは笑いすぎて変な感じになる、誰かが死亡するたびに【†(ダガー)】で死亡表示される構成なので暗転したらスムーズに死亡しているという場面がたびたび発生する。

クライマックスからラストシーンは圧巻。
ネタバレは避けますが、個人的には映画史に残るラストだと思います。


感想的なもの

Filmarksのレビュー。

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世間からも大好評!

未来へ

本作は、リーアム・ニーソンによるリメイクが決定。2019年に公開予定だ。今回の配信もそれに伴うキャンペーグンだろう。ぜひ本編をチェックして楽しんでほしい。

追記:GYAOでも配信されているみたいです。

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