ドーモ。今日は物理アナログゲーム「ストーリーキューブ」を紹介する。このゲームはキッズ向けコミニュケーションゲームのようでいて大人にとっても創作や思考の助けになる全年齢対象ガジェットなのだ。

公式サイトや推奨の遊び方はこちら。

要するにサイコロです。

ストーリーキューブとは立方体にピクトグラム的な絵柄が刻み込まれたサイコロを投げて遊ぶ。出た絵柄を元にしてストーリーや物語をするのが基本的な遊び方だ。
茶（基本セット）青（アクション）緑（アドベンチャー）などのキューブセットがあり組み合わせることで更にタノシイなストーリーを作ることができる。

多彩な遊び方がある。

例えば出目からストーリーを作るという方法。解釈は読み手の自由だ。

木から何かを落とす……じゃあ、今日はさるかに合戦の話をしようか。

木から落ちたりんごと鉄球では落下速度が同じ……それでも地球は回っている！！

またはストーリーに合わせてキューブに選択肢を任せるという遊びも楽しい。

桃太郎が歩いていると、そこに現れたのは……（1d6）……エイリアンが行き倒れていて今にも死にそうです。（モモタロウサン……あなたの心に直接話しかけています……何か食べ物をください……お礼はなんでもします……）桃太郎はきびだんごを与えてやり鬼退治のお供に凶悪宇宙エイリアンが加わりました。

無慈悲な対人戦も楽しめる。

対戦型で遊ぶには交互にキューブを振ってリレー小説方式で即興ストーリーを作るのが楽しいだろう。相手が困るような無茶ぶりを仕掛けてもいいし円滑にストーリーを進めてもいい。キューブがなくなりそうなのにさらに話を広げるケンイシカワ方式も楽しいだろう。

対戦ログ
①これから家に来ない？
②この地下室かな？
③楽しい薬物パーティーだ！
④うわーデビルマンになっちゃったよー（四手詰）

あなたの創作の助手に。

三題噺システムを採用したり全部投げて思い浮かんだ展開を採用する甲骨占いシステムを採用したり、このギアはあなたの創作の助けにもなる。
特定のニンジャを思い浮かべてダイスロールしたり、この展開はあのニンジャならどうするかな？などと想像して見たり……妄想袋に溜め込んでおくだけでも心が豊かになる。

例:ニンジャ研究家がピラミッドへ潜入し宝物を盗んだら邪悪なニンジャソウルに憑依されたことを現すダイス目。

まずは手にとってみて！

Amazonとかで買えるようだけど、お近くに「すごろくや」とかがあれば実物を触りながら選べるかもしれない。そういう店でアナログゲームに触ると目移りして結局全部買うことになるのでむしろ都合が良い。

というわけで。
ストーリーキューブは子育て中の親熊からメキシコの荒野を孤独に旅するマリアッチまで全ての人類にオススメできます。

追記

追加パッケージが多数登場したようなので一部を紹介します。

ムーミン、バットマン、アドベンチャータイムが同じ世界観でバトルすることができるわけですね。狂気の沙汰だ。

バットマンがバットはしごから降りると待ち構えていたのはムーミンパパだった。彼は旧友アイスキングが数百年にわたり理性を削られている姿に我慢できず魔法の王冠を溶岩の山へ捨てるための冒険にバットマンを誘うのだが。

狂気の沙汰だ。