ま・ず・い！

久々の新幹線の長丁場、せっかくだからキオスクで適当な歴史小説を……と思ったが、全部既読の文庫本だ！！ 残っているのは官能小説と……アレしかない。

ぴるるるるるるる

しまった！発車ベルだ！！
おばちゃん、これ！
ダンッ ピピッ

なんとか間に合ったぜ。
本日発売の「ゴルゴ１３」なら読み応え十分だろう。

世界を股にかける超Ａ級スナイパー。そうだ、そう誘い込んでズギューン……実はオイルダラーの……あれ？ 先の展開が読めるぞ。 もしかして、６年くらい前にもコレを読んでないか……？

手元を見ると、それは「増刊ゴルゴ」であった。

ゴルゴ１３の刊行ペースに思い至った瞬間、俺の意識はブラックアウトしていった。

※ゴルゴ１３の掲載は、ビッグコミックへの一次掲載の後、数年間サイクルで別冊や増刊にまとめられて再録される仕組みがある。（単行本への収録は一次掲載の６～７年後とされる）