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AIスピーカーは羊の数を数えられる。

よく来たな。俺は毎日 Alexaに話しかけているがお前らに聞かせるつもりはない。先日のAmazonプライムセールの余波でAIスピーカー(Amazon Echo / Alexa)を手に入れて一週間が経ったので今日はその話をする。

1. お前、さてはラジカセだな?

セットアップは非常に簡単で、開封して電源をつないでEchoを設置。アプリとAmazon Accountを連動をさせるだけでWi-Fiともつながる。あとは話しかけるだけでなんとなく操作が可能となる。

部屋の片隅で zooom と低音を響かせるEcho。音質は申し分ない。なんだか懐かしい空気がする。

「アレクサ、ニュースを聞かせて」

『21時になりました。全国のニュースをお伝えします。(NHK声)』

アーカイブされた最新ニュースをNHK声で伝えるアレクサ。合成音声の読み上げではなくて、実音声を伝達するんですね。知らなかった。

こうして、部屋の片隅にそっと置いてみると、どうやらEcho の立場が分かりかけてきた。

お前、ラジカセだったのか。

20世紀に滅びたはずのラジカセが現代によみがえったのがEchoなのだろう。そこそこ良い音でラジオや音楽を聴く装置。ハードウェアに左右されないクラウドメディアがリビングに帰ってきたんだ。

2. テクノロジー賛歌

Echoの初期セットアップが完了。
「アレクサ、初めまして」のアイサツも行った。(アイサツは神聖不可侵の行為、古事記.pdf にも書いてある)

じゃあ、歌ってもらいましょうとリクエストをしたところ、

♪テクノロジー、テクノロジー
♪Wi-Fiなしではしゃべれない

う、歌ったーーー!!!!
アレクサが「テクノロジー賛歌」を歌いだしたのだ。

AIアシスタントは歌唱の歴史である。Siri先輩から話を聞いていたのだろうか。アレクサは完璧に持ちネタを用意して我々人類を待ち構えていたのだ。

文明開化、文明開化である。 石炭で走る鉄の馬が我が家に到来した。

3. Alexa音頭

「Alexa音頭を歌って」

AIスピーカーなので音頭もお手の物である。
オリジナル楽曲、Alexa音頭を披露するEcho。
我々人類は、口を広げてあんぐりするしかない。

振り付けもある。


《AI音声による人体の肉体操作》
これがAIスピーカーによる人類支配の始まりであることを我々はまだ知らなかった。

4. Alexaちゃんは音楽再生が苦手

標準での音楽再生はAmazon Musicのプレイリストやアーティストの楽曲をシャッフル再生する感じになっている。スキップや曲指名がうまくいかないのでちょっと指定方法を検討しないといけないかもしれない。

Bluetooth スピーカーとして使用して、スマッホンから曲を流すのが最適解という現状はいただけないので頑張ろうね。

5. 羊の数を数えろ。

古い話だが、私はUSENの「羊の数」というチャンネルを愛用していた。成人男性が羊の数をいくつまで数えるのか。永い時をかけやがて眠りについたという記事は過去に記したとおりだ。

Alexaに USEN公式の「羊の数」スキルが用意されていることに気が付いたのは設置からわずか数分後のことである。

これはあの懐かしい「羊の数」そのものであった。
音声も効果音も同じだ。私は羊の数の限界値を聞き取るために、再びAlexaの前に座り込み勝負を開始した。

ガタンゴトン……ガタンゴトン……

ひつじが、一匹……。

ひつじが、二匹……。

ひつじが、

ハッ

「アレクサ、おはよう」

「おはようございます!」

5. ほぼ犬

(帰宅するとシステムログがすごいことになる)

未来へ

AIスピーカーがやってきて未来へのチケットを手に入れた気分だ。家電や照明との連携や多頭飼い等、イノベーションは新たな生活とそれに人類が合わせる必要性をもたらしてくれる。

また、何らかの進化があったらお知らせします。

まずは羊の数の限界値を探る冒険からだな!

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