今までのnoteをはじめとして、私の人となりを知る人に私を形容してもらおうとすると、とにかくなんか強そうか、キツそうなイメージになるようです。
元同僚の夫さん＠ゲーム屋さんは私を「開幕ジャンプキック決めてきた人」「得意武器は斧」「あなた前衛、僕後衛」と評するくらいなので「守られる」要素がまじで迷子です。
あれ？一応身長154cmと低いし、手足は小さいし（特に手は成人女性で私より小さい人に出会ったことがない。小学生用の手袋がはける）、運動神経は皆無でフィジカル超ドン臭いんだけどな？体育の時間が死ぬほどトラウマだったんだけどな…？

ただ実際のところは「誰も言わないしやらないなら私がやるしかないやんか…」と、その時々で拾えるところをただただ、拾いつづけただけなんですよね。そしてまた、放っておくと誰も私が望むチャンスなどくれなかったので自分から扉を叩くしかなかったのです。
なので昔から「自分が何もしなくても誰かが何かをお膳立てしてくれて、誘いがやってくる人」に例えようもなく複雑な感情を抱くことが多かったのです。
つまり、私はそういう、周囲から施してもらえる人や、同じ過ちを繰り返しても許される人が本当に、本当に羨ましかったのです。私はどうあってもそうなれなかったので。

ただ、「自分で切り開く能力」が十分について、日本で普通に独立した大人として、形を変えてもずっと働き続けて生きていける確信が出た今、その辺りの思い込みを逆に崩してみるのはどうか？と最近試してみていることがあります。

それは、可能な限り本音で話すこと。
弱っている時も隠さず、積極的に開示すること。

この2つです。これ、試してみると驚くような効果がありました。

私自身、全然体力がなく、マイナートラブルだらけという、自称バリキャリとしては結構決定的な弱点を持っています。誰だよ8時間×5日働けって言った奴！ずっとそんなん無理だと思ってたわ…！

基本的にマイナートラブルのデパート状態で、

・頭痛
・排便が全く安定しない
・PMSが激しい
・太る

のが主な症状です。流行りの言葉で言うとプレゼンティーズム丸出しですね。体調が良くても8時間集中するのは割と難しいです。女性ホルモン問題もあるので月の半分は死ぬリスクがあるという…。

そして、どんなに体調がよくても、感じよく応対するのに結構なMPを消費します。他人の目を見つめるのも本当に苦手（本質的に引きこもりコミュ障のため。ほんとさーせん！）なので、これを意識するのにもMPが消えます。
そういうわけで、ミーティングの相手・内容によっては一本やるだけで「今日の営業は終了でぇーす」まで行くことが…ありますね…こんな人なのになんでディレクター職やれてこれてるのかたまに不思議になるよ…？

今までは上記のような弱点については一切言わずに無理やり適応しようとしていましたが、ある程度の成果が公私ともに出てきたので、1つの実験として、都度この体調面の弱点を開示し、コミュ障ぶりも敢えて隠さないことにしたのです。

そうすると「とうせさんも同じ人間だったんですね！（むしろ私のことなんだと思ってたんだい…知りたい…w）」とガードを解いていただいたり、現上司からは責められるどころか「体調優先で！」と非常に前向きな業務分担案（これによりコア業務に集中できるようになる）が出てきたりと、私にとってもメリットがある状態になったりして、「なるほど、逆説的だけどめっちゃ効くこれ…」と実感したのでした。

どんなに仕事ができる人間であっても、ピカピカの経歴を持った人間であっても、弱さや未完成さが無いなんてことは絶対ありえないと思います。だって人間だからな！
無いように見えるとしたら、その人についての情報が足りていないだけです。
つまり、目に見える成果を残した自覚がある人ほど、勇気を持って自分の弱点を積極的に開示する必要があるのだと思いました。そうすることによって、他の人が助けやすくなったり（それによってその人が成長したり）、親近感を持ってくれたりと、基本的に開示によるデメリットは無かったです。
なので、今後も人を傷つけないようにからっと、弱みを見せていく予定です。