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VAR

2023年9月2日土曜日。

横浜FCはアウェイの豊田スタジアムに乗り込み、現在リーグ戦3位の名古屋グランパスと対戦。

スタジアムには、33,235名の方がご来場。

この日は「鯱の大祭典」と杭打ち、多くのイベントや記念ユニフォームレプリカの配布などが行われていました。

しかし9月に入ったとはいえ、まだまだ蒸し暑く、この日も高い湿度が最後まで選手の体力を削っていたように感じました。

結果は1-1の引き分けで終了。
死力を尽くした戦い。
試合終了のホイッスルと同時に両チームの選手達がピッチに倒れ込むほどの死闘。

残留と優勝を目指す両クラブの戦いは痛み分けとなりました。

試合後はサポーターがそれぞれの応援するクラブの選手達へ惜しみない拍手を送りました。

しかしそんな素晴らしい試合の後でも、何かモヤモヤしたものが残ったまま、僕は仕事を終え、スタジアムを後にしました。

モヤモヤの原因は何か。

その答えは、「VAR」。

この試合でもいくつか微妙な判定があったように思います。

これは僕も直さないといけないのですが、微妙な判定に対してはついつい「VAR」を求めてしまいます。

しかし、VARの本来の目的は、

「その判定が正しかったのか?」

ではなく、

「その判定は、はっきりとした明白な間違いであったのか?」

が重要なポイントであるということ。

つまり、対象となる事象における主審の「はっきりとした明白な間違い」を正す援助をするもので
最良の判定を見つけるものではないと明記されています。

詳しくはこちらから

感じる課題

VARはこれまで見逃されていた事象を正しい判定に導く画期的なシステムであることは間違いないと思います。

しかし今のままでは、サッカーに精通した詳しい人だけが楽しめるものになってしまうのではないかと感じてしまいます。

初めてサッカー観戦に訪れた家族連れのお子さんやサッカー初心者の方が、試合を通してルールを理解できるのか。

一つの素晴らしいゴールが生まれた後、VARによって取り消し。
理由もわからないまま、試合が再開。
試合が終われば、「惜しかったね」「なんか得点取り消されたね」と答えは出ないまま。

これは子どもや初心者の方に限らず、長年通っているサポーターの方、ひいてはスタッフや選手もこのモヤモヤを残していると思います。

だからこそ僕が思うのは、

試合後に監督、選手と同じく審判もインタビュー受けたらいいのになと思います。

これは批判や吊し上げではなく、VARを使用したシーンだけでもきっちり説明することで、理解は得られるのではないかなと思います。
納得はいかないかもしれないですけど。笑

審判も自信を持って下した判定なら説明もできるはず。

関わる多くの人がサッカーについて学べる貴重な機会だと思います。

今のままでは何回同じシーンがきても明確な答えがわからないので、説明ができないです。
少なくとも僕自身は。。

長々と書いてしまいましたが、僕はサッカーを見に来たお客様がスタジアムで非日常の空間を味わい、日頃の疲れやストレスを軽減して、また明日からの活力を得る場所であってほしい、楽しいと感じてほしいです。

だからこそこのモヤモヤを解決したいなと思う今日このごろです。

自分の勉強不足を棚に上げて申し訳ありませんでした🙌





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