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イベントMC

スクワットは宗教だ

トム・プラッツ

※写真は伝説のボディビルダー トム・プラッツ。


特に写真とは関係ないんだけど先日とあるダンスバトルイベントのMCをさせてもらる機会があったのでそれについて書こうと思う。
ダンスバトルイベントのMCは1年に一回くらい。自分達で開くイベントで俺とメンバーで分担して行う、外部に頼むこともできるがそれはしない。
個人的な意見としてあらゆる日本のイベントは差別化ができていないと思う。イベントを開く事が目的になっていてイベントで何がしたいのかわからない事が多い。

そもそもイベントとは?

俺が考えるイベントはまさしくイベントであるべきだと思う。
ダンスバトルイベントは意図して企画されたイベントであるが。普段の生活でイベントというと、その生活の中で少し突飛な出来事、印象的な出来事を指す。歯磨きをイベントとは言わないが通勤中の脳みそを刺すようなパンチラは一生の思い出となり、それはイベントといえると思う。少なくとも俺はそうだ。

つまり企画されたものであっても、普通ではダメだ。
俺はイベントの目的は参加者の胸に何かしらの爪痕を残すことであると思う。
だから俺がイベントを開く時にはまず、ここを考える。
ぶっちゃけ爪痕はプラスでもマイナスでも良いと思っている。印象に残らなければそれは忘れ去られるだけだ。人の記憶に残る人間は好きな人、嫌いな人、ヤバい人である、良い人はあまり記憶に残らない。

ではイベントにおけるMCの役割とは

イベントの目的である参加者の胸に爪痕を残す事、ここに力添えするものでなければならない。
俺が考えるMCの役割は会場全体を盛り上げ、一つにすること。これが第一必須条件である。
会場全体の盛り上げに殆ど命を捧げるべきだ。
タイムスケジュール通りに進行することが最優先事項ではない。

俺がダンスバトルのMCをする上で最も心がけていることは

自分自身がイベントを楽しみ入り込むことである。
会場の1バトル1バトルに熱狂していなければならない。ダンスバトルのMCはスポーツ実況に似ている。得に参考としておすすめはNBAの実況だ。
とにかく熱量が半端ではない、ここから多くのことを学んだ。
つまり、盛り上げる為にはまず自分が盛り上がっていることが重要であるという事だ。

このベースが俺の中ではとても大切である。このベースがあって様々なテクニックが活きると思う、MCは一番のイベント参加者である事。
また俺は素でその瞬間に向き合う事も大切だと思う。偏見なくコメントしたい、しかし内輪ネタみたいのも入れていく、これは俺の性癖みたいなものだ。この点で、俺はシステマティックな現場のMCは向いていない。オフィシャルよりアットホームな雰囲気が俺は好きだ。

以上の点を踏まえて更に意識するならばツッコミであると思う。
ツッコミどころを常に探す。この会場の皆が気づいているものをツッコムのは普通だ。それよりも会場すら気づいていないようなポイントを掘り出してそこをツッコんでいく、そうすることで進行に抑揚が生まれる。

イベントに抑揚をつける事は大切だ。しかしダンスバトルはかかる曲もわからないし、ダンサーもかますかどうかはわからない。それは完全に運だ。
だからこそ盛り上がった時にはぜひ最大限までアげてやりたい。気持ちを言葉にのせて叫びまくる、自分の喉の気遣いなど捨てて、すべてを掛ける。

全体的に攻めのMCスタイルではあると思う。もちろんスベル事もあるし、噛む事だってザラだ。名前を間違える時もある。
しかし、こうなってしまった時の対処法はシンプルだ。
謝る、「ごめんなさい」と言う事である。そして切り替えて普通に進行する。
ごめんなさいとありがとうは最強の言葉だ。人間はだれしも間違うものだけど戦争でも起こさない限りこの二つの言葉である程度の事は解決すると思う。

失敗を許される空気感も自分で作っておくといい。おっちょこちょいである方がよい、あと少しでミスをするかもしれないくらいに言葉を詰め込む。それがギリギリであり、イベント参加者にも伝わると思う。あぁコイツ全力でやってんなぁ、可愛いなぁと。

この記事は殆ど自分の為に書いた。またMCをするときが来たときに思い出したりするために使えるかもしれないし、つかわないかもしれない。

俺は書くことによって自分の思考を確認する事をやめられないと思う。












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