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訪問看護サービスがもたらすもの。

みなさんこんにちは。
うちケアの榎本です!

今回は訪問看護サービスがもたらすもの。について記事を書いていきます。

前回訪問看護について、訪問介護と比較しながらご説明をしましたが、今回は訪問看護についてより詳しく説明していきたいと思います✨


訪問看護ステーションって?

まず訪問看護ステーションには、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が所属することができます。この場合、リハビリを行う療法士は看護師の代わりに訪問を行いリハビリを実施するということがポイントで、体調確認や服薬確認など看護師としての役割も担っています。

看護師による体調確認や服薬確認、清潔ケア、排便コントロール、認知症ケア、医療的ケアの管理(人工呼吸器、点滴、吸引、床ずれや創部の処置、カテーテルの管理など)のほか、リハビリテーションも行うことができます。
最近では看護師によるリハビリテーションの割合も増えており、看護師がリハビリ迄担うケースは多くあります。

ちなみにこの訪問看護。看護師とリハビリで料金が異なるので注意が必要です。
適用される保険が介護保険と医療保険でも違いますし、介護保険は要支援、要介護でも料金が変わってきます。


訪問看護の料金

じつは訪問看護の料金って基本的にはどこの事業所でも同じなんです。

介護保険による30分以内/回の訪問看護は全国一律470単位(介護報酬改定で変わります)
ここに地域ごとに決められている地域区分単価を掛け合わせ料金が決まります。
例えば私が住んでいる宮城県は6級地で10.42とされていますので
470×10.42=4897円がサービスの一回あたりの総費用となります。

介護保険は自己負担割合が1〜3割と所得に応じて一人一人決められているので、総費用に対しての負担割合が自己負担額となります。
例えば1割の方の場合
4897円×0.1=489.7円となり四捨五入して一回あたり490円と計算することができます。

ところが訪問看護の料金は、他にも加算項目があります。

24時間365日の相談や緊急訪問が行える緊急体制加算、初めて訪問看護を利用する際に初月にかかる初回加算(300単位)、酸素や創傷処置がある場合にかかる特別管理加算(Ⅰは500単位、Ⅱは250単位)などがあります。

例えば毎週30分の訪問看護を始めて利用して緊急時も対応できるようにする場合
490円×4回+初回加算313円+緊急加算574円=2050円
となります。
緊急の訪問を行った場合追加での訪問看護料金がかかるので注意が必要です。

要介護と要支援で単位数が異なるため、詳しい料金については担当のケアマネージャーさん、または訪問看護ステーションさんへご相談ください。


癌終末期や指定難病の場合、医療保険が優先されますが、医療保険の方が料金は高めに設定されています。おおよそ一回の訪問費用がが10,000円程度で自己負担は1割なら1,000円とイメージしていただけると良いかと思います。


訪問看護がもたらすものは?

病気を抱えながら自宅での生活を送る上で、その体調管理は以上に重要になります。病気の悪化があると病院への通院頻度が増したり、入院をして治療をするなど、大きな医療費がかかってしまったり、入院により認知機能や体力の低下の恐れがあります。

そうしたリスクを定期的に訪問看護を利用することで軽減することができるのです。ご家族様が介護に不安がある中で、早期の対応で相談できたり緊急訪問を依頼できるのは大変心強いようです。必要に応じて当日の受診を勧めたり救急搬送の対応も行なっています。

また、訪問看護を楽しみにしてくださる利用者様は非常に多くいらっしゃいます。孫が一人増えた✨新しい家族だ✨など、利用者様の生活にうるおいや楽しみをもたらすこともできるのは非常に魅力的な効果です。


訪問看護の利用により、生きがいや楽しみが増え、自分の足で歩いて地域の活動に参加されたり社会復帰する姿を見ると皆様本当に素敵な笑顔をされていると感じます。すべての人が自分らしさを持って自宅で過ごせるように。

そんな利用者様が一人でも多くいられるよう私たちは訪問看護サービスを提供しながらこれからも地域を支えていきたいと思います✨


最後までご一読くださりありがとうございました✨

次回以降も、訪問看護や介護のアドバイス、経営のあれこれなどを記事にしていきたいと思います。
楽しみにお待ち下さい✨


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