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「表現の自由」について少し思うこと

 『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』を観て、1つ考えさせられたことがある。

   それは、「表現の自由」に関することだ。


「表現の自由」とは、尊くて大切なもの。しかし、その「表現の自由」の影には常にマナーという名の「責任」が伴う。このことを私たちは忘れてはいけない、ということである。

   なんでも「自由」であるからといって、物事の中身を見ることなく、表面だけでその物事の善し悪しを判断したような言動をすることは、明らかにマナー違反であるのではないか。

   例えば、作品に対する「感想」1つ取ってもそれは当てはまるはずだ。
ネットで調べた情報や誰かから聞いた「面白かった」「駄作だった」「おもんなすぎ」というようなあまりにも安直過ぎる感想を鵜呑みにしてはいけない。

   結局、自分がその作品を観てどう思うかが1番重要なのである。


   ここからは、私の理想とする感想の書き方を述べるので、興味のない方は読み飛ばしてもらって構わない。


   面白い作品に出会ったのならば、「なぜ面白いと自分は感じたのか」をしっかり考える。

   反対に、面白くないと感じた作品に出会った際にも同じように、その作品は「なぜ面白くなかったのか」をちゃんと考えることが大切なのではないか。

   これらを繰り返すことにより、自らの鑑賞する「目」が肥えてくるという特典も付いてくるはずである。

   私はこのような感想こそ、真の「感想」であると信じて疑わない。

   だからこそ、私は真の「感想」を書けるようになるその日を目指してこれからも書き続けていく。そう私は自分の心へと決めたのである。


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